Windowsディスククリーンアップ完全ガイド|空き容量を10GB以上確保する究極の方法

Windows

「ディスクの空き容量が不足しています」 「Windows Updateができません」 「新しいアプリがインストールできない…」

PCを使っていると、突然この赤い警告が出て 焦った経験はありませんか?

実は、Windowsには見えないゴミファイルが 大量に溜まっているんです。

  • Windows Update の残骸:10GB以上
  • 一時ファイル:5GB以上
  • ブラウザキャッシュ:3GB以上
  • 古いシステムファイル:20GB以上

これらを安全に削除すれば、 30GB以上の空き容量を確保できます!

この記事では、Windows 10/11の ディスククリーンアップを完全マスターして、 PCを新品同様のスッキリ状態に戻す方法を解説します。

しかも、大切なデータは一切消さずに、です!


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  1. ディスククリーンアップで削除できるファイル一覧
    1. 安全に削除できるファイル(推奨度★★★)
    2. 注意して削除すべきファイル(推奨度★★☆)
    3. 削除してはいけないファイル(推奨度★☆☆)
  2. 方法1:従来のディスククリーンアップ(Windows 10/11共通)
    1. 基本的な実行方法
    2. 削除するファイルの選択
    3. システムファイルのクリーンアップ(重要!)
  3. 方法2:ストレージセンサー(Windows 10/11の新機能)
    1. ストレージセンサーとは
    2. 有効化と設定
    3. 今すぐクリーンアップ
  4. 方法3:コマンドラインでの高速クリーンアップ
    1. 管理者権限でコマンドプロンプト起動
    2. 基本コマンド
    3. PowerShellでの詳細クリーンアップ
  5. 大容量ファイルの特定と削除
    1. WinDirStatで視覚的に確認
    2. TreeSizeで詳細分析
    3. Windows標準機能での確認
  6. 特殊なクリーンアップ方法
    1. Windows.oldフォルダーの削除
    2. 休止状態ファイルの削除
    3. ページファイルの最適化
    4. システムの復元ポイント削除
  7. ブラウザーキャッシュのクリーンアップ
    1. Microsoft Edge
    2. Google Chrome
    3. 自動クリア設定
  8. アプリケーション別クリーンアップ
    1. Microsoft Office
    2. Adobe Creative Cloud
    3. Steam
    4. Discord
  9. 自動化とスケジュール設定
    1. タスクスケジューラで定期実行
    2. バッチファイルで一括実行
  10. トラブルシューティング
    1. 問題1:ディスククリーンアップが終わらない
    2. 問題2:削除してもすぐ容量が戻る
    3. 問題3:「アクセスが拒否されました」エラー
    4. 問題4:重要なファイルを削除してしまった
  11. ベストプラクティス:定期メンテナンスのスケジュール
    1. 毎日(自動)
    2. 週1回
    3. 月1回
    4. 3ヶ月ごと
    5. 半年ごと
  12. よくある質問(FAQ)
    1. Q1:どれくらいの空き容量が必要?
    2. Q2:クリーンアップ後に不具合が出たら?
    3. Q3:サードパーティツールは必要?
    4. Q4:SSDでもデフラグは必要?
    5. Q5:クリーンアップの頻度は?
  13. まとめ:定期的なクリーンアップでPCは蘇る!

ディスククリーンアップで削除できるファイル一覧

安全に削除できるファイル(推奨度★★★)

ファイル種類平均サイズ削除の影響復元可能性
Windows Updateのクリーンアップ5-20GBなし不可
一時ファイル1-5GBなし不可
ごみ箱0-10GBなし不可
サムネイルキャッシュ0.5-2GB再生成される自動
配信の最適化ファイル1-5GBなし自動
ダウンロードフォルダー様々要確認不可

注意して削除すべきファイル(推奨度★★☆)

ファイル種類リスク削除前の確認事項
以前のWindowsのインストールダウングレード不可新OSで問題ないか
システムエラーのメモリダンプ原因究明不可トラブル解決済みか
休止状態ファイル休止状態使用不可機能を使っているか

削除してはいけないファイル(推奨度★☆☆)

  • システムファイル
  • Program Filesの内容(直接削除)
  • Windowsフォルダー内(直接削除)
  • レジストリファイル

方法1:従来のディスククリーンアップ(Windows 10/11共通)

基本的な実行方法

方法A:エクスプローラーから起動

  1. エクスプローラーを開く(Win + E)
  2. 「PC」をクリック
  3. Cドライブを右クリック
  4. 「プロパティ」を選択
  5. 「ディスクのクリーンアップ」をクリック
  6. スキャンが完了するまで待つ(1-5分)

方法B:検索から起動

  1. Windowsキーを押す
  2. 「ディスククリーンアップ」と入力
    • または「cleanmgr」と入力
  3. 「ディスククリーンアップ」をクリック
  4. ドライブを選択(通常はC:)

削除するファイルの選択

初心者向け安全設定:

☑ ダウンロードされたプログラムファイル
☑ インターネット一時ファイル
☑ ごみ箱
☑ 一時ファイル
☑ 縮小表示(サムネイル)
☐ 以前のWindowsのインストール(要確認)

容量重視設定:

すべてチェック(ダウンロードフォルダー以外)

システムファイルのクリーンアップ(重要!)

より多くの容量を確保:

  1. 「システムファイルのクリーンアップ」をクリック
    • 管理者権限が必要
  2. 再度スキャン(より詳細)
  3. 追加項目が表示される: ☑ Windows Updateのクリーンアップ(最重要) ☑ Windows アップグレードログファイル ☑ 以前のWindowsのインストール ☑ システムエラーのメモリダンプファイル
  4. 「OK」→「ファイルの削除」で実行

方法2:ストレージセンサー(Windows 10/11の新機能)

ストレージセンサーとは

自動的にディスクをクリーンアップする機能。 設定しておけば、手動操作不要!

有効化と設定

Windows 11の場合

  1. 設定(Win + I)→システム→ストレージ
  2. 「ストレージセンサー」をオン
  3. 「ストレージセンサーの構成」をクリック
  4. 自動実行の設定: 実行頻度:毎週 / 毎月 / 容量不足時 一時ファイル削除:即座 / 1日後 / 7日後 / 14日後 / 30日後 ごみ箱の削除:1日後 / 14日後 / 30日後 / 60日後 / なし ダウンロード削除:14日後 / 30日後 / 60日後 / なし

Windows 10の場合

  1. 設定→システム→記憶域(ストレージ)
  2. 「ストレージセンサーを構成するか今すぐ実行する」
  3. 設定項目は同様

今すぐクリーンアップ

  1. ストレージ設定画面で「クリーンアップ対象を表示」
  2. 各カテゴリーを確認: 一時ファイル:[サイズ]GB アプリと機能:[サイズ]GB その他:[サイズ]GB
  3. 「今すぐクリーンアップ」をクリック

方法3:コマンドラインでの高速クリーンアップ

管理者権限でコマンドプロンプト起動

  1. Win + X → Windows Terminal(管理者)
  2. またはcmdを管理者として実行

基本コマンド

# 通常のクリーンアップ
cleanmgr /d C:

# サイレント実行(設定済みの場合)
cleanmgr /sagerun:1

# すべて選択して実行
cleanmgr /sageset:1
(設定画面ですべてチェック後)
cleanmgr /sagerun:1

# 低優先度で実行
cleanmgr /lowdisk

PowerShellでの詳細クリーンアップ

# Windows Updateキャッシュクリア
Stop-Service wuauserv
Remove-Item C:\Windows\SoftwareDistribution\* -Recurse -Force
Start-Service wuauserv

# 一時ファイル削除
Remove-Item $env:TEMP\* -Recurse -Force -ErrorAction SilentlyContinue
Remove-Item C:\Windows\Temp\* -Recurse -Force -ErrorAction SilentlyContinue

# プリフェッチクリア
Remove-Item C:\Windows\Prefetch\* -Force -ErrorAction SilentlyContinue

大容量ファイルの特定と削除

WinDirStatで視覚的に確認

  1. WinDirStatをダウンロード(無料)
  2. スキャン実行
  3. 大きなファイルが視覚的に表示
  4. 不要なものを特定して削除

TreeSizeで詳細分析

フォルダーごとのサイズを確認:

  • どのフォルダーが容量を占めているか
  • 重複ファイルの検出
  • 古いファイルの特定

Windows標準機能での確認

設定→システム→ストレージ→「他のアプリ」
サイズ順でソート

特殊なクリーンアップ方法

Windows.oldフォルダーの削除

以前のWindowsバージョン(10-30GB):

  1. ディスククリーンアップを管理者で実行
  2. 「システムファイルのクリーンアップ」
  3. 「以前のWindowsのインストール」にチェック
  4. 削除実行

注意: ダウングレード不可になる

休止状態ファイルの削除

hiberfil.sys(RAM容量分):

# 休止状態を無効化
powercfg -h off

# 再有効化する場合
powercfg -h on

ページファイルの最適化

pagefile.sys(4-16GB):

  1. システムのプロパティ→詳細設定
  2. パフォーマンス→設定→詳細設定
  3. 仮想メモリ→変更
  4. 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理」のチェックを外す
  5. カスタムサイズまたは「ページングファイルなし」

推奨設定:

  • RAM 8GB以下:自動管理
  • RAM 16GB:初期2GB、最大4GB
  • RAM 32GB以上:初期1GB、最大2GB

システムの復元ポイント削除

  1. システムのプロパティ→システムの保護
  2. 構成→ディスク領域の使用量
  3. 「削除」で古い復元ポイント削除
  4. 最大使用量を5-10%に設定

ブラウザーキャッシュのクリーンアップ

Microsoft Edge

設定→プライバシー、検索、サービス
→閲覧データをクリア→「クリアするデータの選択」

☑ 閲覧の履歴
☑ ダウンロードの履歴
☑ Cookieおよびその他のサイトデータ
☑ キャッシュされた画像とファイル

Google Chrome

設定→プライバシーとセキュリティ
→閲覧履歴データの削除

期間:全期間
☑ 閲覧履歴
☑ Cookieと他のサイトデータ
☑ キャッシュされた画像とファイル

自動クリア設定

終了時に自動削除:

  • Edge:設定→プライバシー→「毎回終了時にクリア」
  • Chrome:拡張機能「Click&Clean」使用

アプリケーション別クリーンアップ

Microsoft Office

各Officeアプリ→ファイル→オプション
→詳細設定→「個人用テンプレートの既定の場所」
不要なテンプレート削除

Adobe Creative Cloud

Creative Cloudアプリ→環境設定
→Creative Cloud→ファイル
→キャッシュをクリア

Steam

Steam→設定→ダウンロード
→ダウンロードキャッシュをクリア

Discord

%appdata%\discord\Cache
フォルダ内を削除

自動化とスケジュール設定

タスクスケジューラで定期実行

  1. タスクスケジューラを開く
  2. 「基本タスクの作成」
  3. 名前:「週次ディスククリーンアップ」
  4. トリガー:毎週日曜日 3:00
  5. 操作:プログラムの開始
  6. プログラム:cleanmgr.exe
  7. 引数:/sagerun:1

バッチファイルで一括実行

@echo off
echo ディスククリーンアップを開始します...

:: 一時ファイル削除
del /q /f /s %TEMP%\*
del /q /f /s C:\Windows\Temp\*

:: ごみ箱を空に
rd /s /q C:\$Recycle.Bin

:: ディスククリーンアップ実行
cleanmgr /sagerun:1

echo クリーンアップが完了しました!
pause

トラブルシューティング

問題1:ディスククリーンアップが終わらない

解決方法:

  1. Windows Updateを確認
    • 更新中は待つ
  2. セーフモードで実行
    • 起動時F8またはShift+再起動
  3. DISMコマンドで修復 DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth sfc /scannow

問題2:削除してもすぐ容量が戻る

原因と対策:

  1. Windows Updateの自動ダウンロード
    • 設定→Windows Update→詳細オプション
    • 配信の最適化をオフ
  2. システムの復元が有効
    • 復元ポイントの最大容量を制限
  3. OneDriveの同期
    • 不要なファイルの同期を解除

問題3:「アクセスが拒否されました」エラー

解決方法:

  1. 管理者権限で実行
  2. 所有権を取得 takeown /f C:\FolderName /ricacls C:\FolderName /grant Users:F /t

問題4:重要なファイルを削除してしまった

復旧方法:

  1. ごみ箱を確認
  2. ファイル履歴から復元
  3. システムの復元を実行
  4. データ復旧ソフト使用(Recuva等)

ベストプラクティス:定期メンテナンスのスケジュール

毎日(自動)

  • ブラウザキャッシュ(終了時)
  • 一時ファイル(ストレージセンサー)

週1回

  • ごみ箱を空に
  • ダウンロードフォルダー整理
  • デスクトップ整理

月1回

  • ディスククリーンアップ(手動)
  • 大容量ファイル確認
  • 不要アプリアンインストール

3ヶ月ごと

  • Windows.old削除
  • 復元ポイント整理
  • ページファイル最適化

半年ごと

  • 完全なシステムクリーンアップ
  • レジストリクリーナー(CCleaner)
  • デフラグ実行

よくある質問(FAQ)

Q1:どれくらいの空き容量が必要?

A:最低15%、理想は25%以上。

  • SSD:15%以上必須(性能維持)
  • HDD:10%以上(デフラグ用)
  • システムドライブ:20GB以上

Q2:クリーンアップ後に不具合が出たら?

A:システムの復元で戻せます。

ただし、復元ポイントがある場合のみ。 重要な変更前は復元ポイント作成を。

Q3:サードパーティツールは必要?

A:基本的には不要。

Windows標準機能で十分。 CCleaner等は上級者向けオプション。

Q4:SSDでもデフラグは必要?

A:不要です。

SSDは自動でTRIM実行。 手動デフラグは寿命を縮める。

Q5:クリーンアップの頻度は?

A:月1回程度が理想。

ストレージセンサーを有効にすれば 自動化できるので手間いらず。


まとめ:定期的なクリーンアップでPCは蘇る!

ディスククリーンアップは、 PCの健康診断と大掃除を同時に行う作業です。

重要ポイントのおさらい:

月1回の手動クリーンアップ
ストレージセンサーで自動化
Windows Updateの残骸は必ず削除
システムファイルのクリーンアップも忘れずに
定期的なメンテナンスで快適性維持

今すぐ実行すべき3ステップ:

  1. ディスククリーンアップ実行(システムファイル含む)
  2. ストレージセンサーを有効化
  3. 不要な大容量ファイルを特定・削除

期待できる効果:

  • 空き容量:10-50GB増加
  • 起動速度:20-30%向上
  • 動作速度:体感で軽快に
  • Windows Update:スムーズに
  • 寿命:SSD/HDDの延命

たった30分の作業で、 PCが新品のような快適さを取り戻します。

「容量不足」の警告とは、もうおさらば!

この記事をブックマークして、 月1回のクリーンアップを習慣にしましょう。

あなたのPCが、いつまでも快適に動作することを お約束します!

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