「よく使うファイルを探すのに時間がかかる…」 「アプリを起動するのに何度もクリックが必要」 「Webサイトをすぐ開きたいのに、ブックマークを探すのが面倒」
デスクトップを効率的に活用すれば、 これらの悩みがすべて解決します!
デスクトップは、あなたのデジタル作業机。 必要なものを適切に配置すれば、 作業効率が劇的に向上します。
この記事では、Windows 10/11のデスクトップに あらゆるものを追加する方法を完全解説。
ショートカット、ウィジェット、付箋、 さらには知られざる便利機能まで、 すべてマスターできます!
読み終わる頃には、あなたのデスクトップが 最強の司令塔に生まれ変わっているはずです。
デスクトップに追加できる10種類のアイテム

追加可能なアイテム一覧
アイテム種類 | 用途 | 作成難易度 | 便利度 |
---|---|---|---|
アプリのショートカット | プログラム起動 | ★☆☆ | ★★★★★ |
ファイル・フォルダー | データアクセス | ★☆☆ | ★★★★★ |
Webサイトショートカット | サイト直接起動 | ★☆☆ | ★★★★☆ |
システム設定 | 設定画面へ直行 | ★★☆ | ★★★★☆ |
ウィジェット(Win11) | 情報表示 | ★☆☆ | ★★★☆☆ |
付箋(Sticky Notes) | メモ・TODO | ★☆☆ | ★★★★☆ |
ガジェット代替 | 時計・カレンダー | ★★★ | ★★★☆☆ |
仮想デスクトップ | 作業空間拡張 | ★★☆ | ★★★★☆ |
ライブ壁紙 | 動的背景 | ★★★ | ★★☆☆☆ |
特殊フォルダー | PC・ゴミ箱等 | ★★☆ | ★★★☆☆ |
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう!
1. アプリケーションのショートカット作成
方法1:スタートメニューからドラッグ&ドロップ(最速)
- Windowsキーを押してスタートメニューを開く
- 追加したいアプリを探す
- アプリアイコンをドラッグ
- デスクトップにドロップ
たったこれだけ!3秒で完了です。
方法2:右クリックメニューから作成
Windows 11の場合
- スタートメニューでアプリを右クリック
- 「詳細」→「ファイルの場所を開く」
- アプリを右クリック
- 「その他のオプションを表示」
- 「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」
Windows 10の場合
- スタートメニューでアプリを右クリック
- 「その他」→「ファイルの場所を開く」
- アプリを右クリック
- 「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」
方法3:実行ファイルから直接作成
- エクスプローラーでプログラムフォルダーを開く
C:\Program Files\ C:\Program Files (x86)\
- 実行ファイル(.exe)を右クリック
- 「ショートカットの作成」
- 作成されたショートカットをデスクトップに移動
ショートカットのカスタマイズ
アイコンの変更
- ショートカットを右クリック→プロパティ
- 「ショートカット」タブ→「アイコンの変更」
- 好きなアイコンを選択または参照
アイコンファイルの場所:
C:\Windows\System32\shell32.dll(システムアイコン)
C:\Windows\System32\imageres.dll(追加アイコン)
ショートカットキーの設定
- プロパティ→「ショートカットキー」欄をクリック
- 好きなキーを押す(例:Ctrl+Alt+X)
- 「適用」で保存
2. Webサイトのショートカット作成
Microsoft Edgeの場合
方法1:ドラッグ&ドロップ
- 追加したいWebサイトを開く
- アドレスバーの左端の鍵アイコンをドラッグ
- デスクトップにドロップ
方法2:アプリとしてインストール
- サイトを開いて右上の「…」メニュー
- 「アプリ」→「このサイトをアプリとしてインストール」
- 名前を確認して「インストール」
- 「デスクトップにショートカットを作成」にチェック
Google Chromeの場合
- 追加したいサイトを開く
- 右上の「⋮」→「その他のツール」
- 「ショートカットを作成」
- 「ウィンドウとして開く」オプション選択可
- 「作成」をクリック
カスタムアイコンでWebショートカット
- 作成したショートカットを右クリック
- プロパティ→「Webドキュメント」タブ
- 「アイコンの変更」
- 好きなアイコンファイル(.ico)を選択
3. ファイル・フォルダーの配置
ドラッグ&ドロップで追加
基本操作:
- 移動: ドラッグ&ドロップ
- コピー: Ctrl押しながらドラッグ
- ショートカット: Alt押しながらドラッグ
よく使うフォルダーのショートカット
クイックアクセスフォルダー
ドキュメント:Win+E → クイックアクセス → 右クリック
ダウンロード:同上
ピクチャ:同上
特殊フォルダーのショートカット
GodMode(全設定一覧):
- デスクトップで右クリック→新規作成→フォルダー
- 名前を以下に変更:
GodMode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}
- Enterで確定(アイコンが変わる)
4. Windows 11のウィジェット活用

ウィジェットボードの表示
アクセス方法:
- Windowsキー + W
- タスクバーのウィジェットアイコンをクリック
ウィジェットの追加
- ウィジェットボードを開く
- 右上の「+」ボタン
- 追加したいウィジェットを選択
利用可能なウィジェット:
- 天気
- カレンダー
- To Do
- 写真
- スポーツ
- 株価
- ニュースフィード
デスクトップに直接配置(代替方法)
Rainmeterを使用:
- rainmeter.net からダウンロード
- インストール後、スキンを選択
- 時計、天気、システム情報などを配置
5. 付箋(Sticky Notes)の活用
付箋の追加
- Windowsキー→「sticky」と入力
- Sticky Notesを起動
- 「+」で新規付箋作成
- 内容を入力
付箋の高度な機能
書式設定:
- 太字: Ctrl+B
- 斜体: Ctrl+I
- 下線: Ctrl+U
- 取り消し線: Ctrl+T
- 箇条書き: Ctrl+Shift+L
インテリジェント機能:
- 日付入力→カレンダー連携
- メールアドレス→メール起動
- URL→ブラウザで開く
デスクトップに常時表示
- 付箋を右クリック
- 「常に最前面に表示」を選択
6. システム設定へのショートカット
コントロールパネル項目
作成方法:
- デスクトップで右クリック→新規作成→ショートカット
- 以下のパスを入力:
デバイスマネージャー:
devmgmt.msc
ネットワーク接続:
ncpa.cpl
プログラムと機能:
appwiz.cpl
システムのプロパティ:
sysdm.cpl
電源オプション:
powercfg.cpl
- 名前を付けて完了
Windows 11設定の特定ページ
URI スキームを使用:
Windowsアップデート:
ms-settings:windowsupdate
Bluetooth:
ms-settings:bluetooth
Wi-Fi:
ms-settings:network-wifi
プライバシー:
ms-settings:privacy
ショートカット作成時にこれらのURIを入力
7. 仮想デスクトップの活用
仮想デスクトップの作成
ショートカットキー:
- 新規作成: Win + Ctrl + D
- 切り替え: Win + Ctrl + ←/→
- 削除: Win + Ctrl + F4
タスクビューでの管理
- Win + Tab でタスクビュー
- 「新しいデスクトップ」をクリック
- ドラッグ&ドロップでアプリ移動
デスクトップごとの使い分け
デスクトップ1:仕事用(Office、メール)
デスクトップ2:開発用(VSCode、ターミナル)
デスクトップ3:プライベート(SNS、動画)
8. デスクトップの整理術

アイコンの自動整列
- デスクトップで右クリック
- 「表示」→「アイコンの自動整列」
グリッドに合わせる
- 右クリック→「表示」
- 「アイコンを等間隔に整列」にチェック
フォルダーによる分類
仕事関連/
├── プロジェクトA/
├── プロジェクトB/
└── テンプレート/
ツール/
├── 開発ツール/
├── デザインツール/
└── ユーティリティ/
Fencesで自動整理(サードパーティ)
区画を作って自動分類:
- 種類別に自動振り分け
- ダブルクリックで表示/非表示
- ルールベースの整理
9. 特殊なデスクトップアイテム
このPCアイコンの表示
- 設定→個人用設定→テーマ
- 「デスクトップアイコンの設定」
- 表示したい項目にチェック:
- コンピューター
- ユーザーのファイル
- ネットワーク
- ごみ箱
- コントロールパネル
シャットダウンショートカット
- 右クリック→新規作成→ショートカット
- 以下を入力:
シャットダウン:shutdown /s /t 0再起動:shutdown /r /t 0スリープ:rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState 0,1,0
- アイコンを電源マークに変更
トラブルシューティング
問題1:デスクトップにアイコンが表示されない
解決方法:
- デスクトップで右クリック
- 「表示」→「デスクトップアイコンの表示」にチェック
問題2:ショートカットが動作しない
対処法:
- ショートカットのプロパティ確認
- 「リンク先」のパスが正しいか確認
- 「ファイルの場所を開く」で存在確認
- 再作成する
問題3:デスクトップが重い・遅い
最適化方法:
- アイコン数を減らす(50個以下推奨)
- 動的壁紙を静止画に変更
- ウィジェットを最小限に
- 定期的にデスクトップを整理
問題4:アイコンの位置がリセットされる
固定方法:
- DesktopOK等のツール使用
- アイコン位置を保存
- 復元機能で元に戻す
デスクトップ最適化のベストプラクティス
理想的なレイアウト
左側:よく使うアプリ
├── ブラウザ
├── メール
├── Office
└── 開発ツール
中央:作業中のファイル
├── 今日のタスク
├── 進行中プロジェクト
└── 一時ファイル
右側:システムツール
├── 設定
├── セキュリティ
└── メンテナンス
下部:ごみ箱(右下固定)
効率を上げる10の法則
- 使用頻度順に配置
- カテゴリーごとにグループ化
- 一時ファイルは定期削除
- ショートカットキー活用
- 色分けでビジュアル化
- 命名規則を統一
- 定期的な整理整頓
- バックアップを忘れない
- 不要なものは即削除
- 月1回の大掃除
よくある質問(FAQ)
Q1:デスクトップのアイコンは何個まで?
A:パフォーマンス的には50個以下を推奨。
それ以上になると起動時間に影響。 フォルダーで整理しましょう。
Q2:ショートカットの矢印を消したい
A:レジストリ編集で可能ですが非推奨。
システムの安定性に影響する可能性があります。 どうしても消したい場合は専用ツール使用を。
Q3:デスクトップの保存場所は?
A:以下のパスです。
C:\Users\[ユーザー名]\Desktop
OneDriveと同期している場合は:
C:\Users\[ユーザー名]\OneDrive\デスクトップ
Q4:複数モニターでの管理方法は?
A:各モニターで個別に配置可能。
DisplayFusion等のツールで より高度な管理も可能です。
Q5:デスクトップをクラウド同期したい
A:OneDriveで自動同期可能。
設定→バックアップ→ 「重要なフォルダーのバックアップを管理」 でデスクトップを選択。
まとめ:デスクトップを最強の作業環境に変えよう!
デスクトップは単なる壁紙の上のスペースではなく、 生産性を左右する重要な作業環境です。
マスターすべき5つの基本:
✅ ショートカット作成を使いこなす
✅ Webサイトも即アクセス可能に
✅ システム設定へ直行ルート作成
✅ 整理整頓で効率アップ
✅ 定期メンテナンスを習慣化
今すぐ実践すべきこと:
- よく使うアプリTop5のショートカット作成
- 毎日アクセスするWebサイトを追加
- 不要なアイコンを削除
- フォルダーで分類整理
- ショートカットキー設定
レベル別おすすめ設定:
- 初級: 基本的なショートカット配置
- 中級: システム設定ショートカット追加
- 上級: 仮想デスクトップ活用
デスクトップは、あなたのデジタル司令塔。 適切に設定すれば、作業効率が飛躍的に向上します。
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