Windows 10や11を使っていて、画面左下に突然現れるニュースや天気の表示にイライラしていませんか?
マウスが触れただけで巨大なパネルが開いて、作業の邪魔になる… 株価や天気は別に見たくないのに、勝手に表示される… タスクバーのスペースを無駄に占領している…
実はこれ、簡単に消せるんです! しかも、いくつかの方法があって、完全に非表示にすることも、必要な時だけ表示することもできます。
この記事では、Windows 10の「ニュースと関心事項」、Windows 11の「ウィジェット」を消す方法を、初心者の方でも迷わないように詳しく解説します。 今すぐスッキリしたデスクトップを取り戻しましょう!
そもそもこの機能って何?なぜ勝手に表示される?

Windows 10:ニュースと関心事項
2021年6月のアップデートで追加された機能です。
表示される内容:
- 天気予報と気温
- ニュースの見出し
- 株価情報
- スポーツの結果
- 交通情報
Microsoftが「便利だろう」と思って追加した機能ですが、多くの人には不要でした。
Windows 11:ウィジェット
Windows 11では「ウィジェット」という名前に変わりました。
特徴:
- 左側にウィジェットボタンが常駐
- より大きなパネルで表示
- カスタマイズ機能が向上
- Microsoft Edgeと連携
機能は増えましたが、やっぱり邪魔だと感じる人が多いんです。
なぜ勝手に有効になるの?
理由:
- Windows Updateで自動的に有効化
- Microsoftのデフォルト設定
- 広告収入やEdge利用促進の意図
ユーザーが望んでいなくても、アップデートで勝手に追加されることがあります。
【Windows 10】ニュースと関心事項を消す3つの方法
方法1:右クリックで即座に非表示(一番簡単!)
これが最も簡単で早い方法です。
手順:
- タスクバーの空いている場所で右クリック
- 「ニュースと関心事項」にマウスを合わせる
- 「無効にする」をクリック
たったこれだけ!5秒で完了します。
その他のオプション:
- アイコンのみを表示:天気アイコンだけ残す
- アイコンとテキストを表示:現在の設定(デフォルト)
- ホバーで開く機能をオフにする:表示は残すが、マウスオーバーで開かない
方法2:設定アプリから無効化
より詳細な設定をしたい場合の方法です。
手順:
- Windows + I で設定を開く
- 「個人用設定」をクリック
- 「タスクバー」を選択
- 「ニュースと関心事項」をオフ
こちらの方法なら、他のタスクバー設定も一緒に調整できます。
方法3:グループポリシーで完全無効化(上級者向け)
企業版Windows 10や、完全に機能を殺したい場合の方法です。
手順:
- Windows + R → 「gpedit.msc」と入力
- コンピューターの構成 → 管理用テンプレート
- Windowsコンポーネント → ニュースと関心事項
- 「ニュースと関心事項を有効にする」をダブルクリック
- 「無効」を選択して「OK」
この方法なら、今後のアップデートでも勝手に復活しません。
注意:Windows 10 Homeにはグループポリシーエディターがありません
【Windows 11】ウィジェットを消す4つの方法
方法1:タスクバーから直接オフ(最速!)
Windows 11でも右クリックが最速です。
手順:
- タスクバーの何もない場所で右クリック
- 「タスクバーの設定」をクリック
- 「ウィジェット」のスイッチをオフ
または、ウィジェットボタンを右クリック → 「タスクバーから非表示」でもOK!
方法2:設定アプリから無効化
手順:
- Windows + I で設定を開く
- 「個人用設定」→「タスクバー」
- 「タスクバー項目」セクション
- 「ウィジェット」をオフ
同じ画面で検索、タスクビュー、チャットも非表示にできます。
方法3:レジストリで完全削除(完璧主義者向け)
レジストリを編集して、完全に機能を無効化します。
手順:
- Windows + R → 「regedit」
- 以下のパスに移動:
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced - 右クリック → 新規 → DWORD (32ビット) 値
- 名前を「TaskbarDa」に設定
- 値を「0」に設定
- PCを再起動
警告:レジストリの編集は慎重に!バックアップを取ってから実行してください
方法4:PowerShellで一括設定
複数のPCを管理している場合に便利です。
# ウィジェットを無効化
Set-ItemProperty -Path "HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced" -Name "TaskbarDa" -Value 0
# エクスプローラーを再起動
Stop-Process -Name explorer -Force
Start-Process explorer
コマンド一発で設定完了です。
消した後に戻したくなったら?再表示の方法

やっぱり天気だけは見たい
完全に消した後、天気情報だけは便利だったと気づくことがあります。
Windows 10で再表示:
- タスクバーで右クリック
- ニュースと関心事項 → 「アイコンのみを表示」
Windows 11で再表示:
- 設定 → 個人用設定 → タスクバー
- ウィジェットをオン
カスタマイズして使いやすくする
完全に消すのではなく、カスタマイズする選択肢もあります。
カスタマイズ方法:
- ウィジェットパネルを開く
- 「ウィジェットを追加」で必要なものだけ選択
- 不要なニュースソースを非表示
- 関心のあるトピックだけフォロー
よくあるトラブルと解決法
消したのに復活する
原因1:Windows Update
大型アップデート後に設定がリセットされることがあります。
解決策:
- グループポリシーで無効化(恒久的)
- アップデート後に再設定
- 自動更新を一時停止
原因2:同期設定
複数のPCで設定が同期されている場合があります。
解決策:
- 設定 → アカウント → 設定の同期
- 「その他のWindowsの設定」をオフ
ウィジェットボタンが消えない
Windows 11特有の問題:
タスクバー設定でオフにしても残ることがあります。
解決策:
- タスクマネージャーでエクスプローラーを再起動
- それでもダメならPCを再起動
- 最終手段:レジストリ編集
パフォーマンスが改善しない
ウィジェットを消してもPCが重い場合の対処法。
追加の最適化:
- スタートアップアプリの整理
- バックグラウンドアプリの制限
- 視覚効果の無効化
- Microsoft Edgeの事前読み込みを無効化
その他の不要な機能も一緒に消す
タスクバーをスッキリさせる
ウィジェット以外にも消せる機能があります。
Windows 11で消せるもの:
- 検索ボックス(?アイコンだけにできる)
- タスクビューボタン
- チャット(Microsoft Teams)
- 仮想デスクトップボタン
設定方法: すべて「タスクバーの設定」から一括でオフにできます。
通知も最小限に
ニュースと一緒に、不要な通知も整理しましょう。
通知の管理:
- 設定 → システム → 通知
- 不要なアプリの通知をオフ
- 「集中モード」の活用
システムトレイの整理
右下のアイコンも整理できます。
手順:
- タスクバーの設定
- 「タスクバーコーナーのオーバーフロー」
- 不要なアイコンを非表示
Edge関連の設定も見直そう
新しいタブページのニュース
Microsoft Edgeを使っている場合、新しいタブにもニュースが表示されます。
無効化方法:
- Edgeの新しいタブを開く
- 右上の設定アイコン(⚙)
- 「カスタマイズ」→「コンテンツをオフ」
- 「シンプル」レイアウトを選択
Edgeバーも無効化
画面端に表示されるEdgeバーも邪魔な場合があります。
無効化:
- Edge設定 → サイドバー
- 「サイドバーを常に表示する」をオフ
- または完全に無効化
パフォーマンスへの影響

メモリ使用量の削減
ウィジェットを無効化すると、以下の改善が期待できます:
- RAM使用量:約50-200MB削減
- CPU使用率:1-3%低下
- 起動時間:数秒短縮
特に古いPCや低スペックPCでは、体感できる差があります。
バッテリー持続時間
ノートPCの場合、バッテリー持続時間も改善します。
効果:
- バックグラウンド通信の削減
- 定期的な更新処理の停止
- 全体で5-10%程度の改善
代替案:もっと便利な情報表示ツール
天気情報が必要な場合
Rainmeter:
- カスタマイズ可能なデスクトップウィジェット
- 軽量で高機能
- 見た目も自由に変更可能
Windows 10/11の天気アプリ:
- スタートメニューのライブタイル
- 必要な時だけ起動
- 詳細な予報も確認可能
ニュースを効率的にチェック
RSSリーダー:
- 好きなニュースサイトだけ登録
- 広告なし
- 自分のペースで読める
ブラウザのブックマーク:
- ニュースサイトをフォルダ管理
- 「すべて開く」で一括チェック
まとめ:クリーンなデスクトップで集中力アップ
Windowsのニュースと関心事項/ウィジェットを消す方法は、本当に簡単です。
今すぐできること:
- 5秒で完了する基本設定
- タスクバー右クリック → 無効化
- これだけでスッキリ!
- 追加でやっておきたいこと
- 不要な通知もオフ
- タスクバーの他の項目も整理
- Edgeの設定も見直し
- パフォーマンス重視なら
- レジストリで完全無効化
- バックグラウンドアプリの制限
- スタートアップの最適化
ニュースウィジェットは、Microsoftが善意で追加した機能かもしれません。 でも、集中して作業したい時には邪魔になることが多いんです。
必要な情報は自分のタイミングで取得する。 これが、生産性を高める秘訣です。
この記事の方法で、あなたのWindowsをもっとシンプルに、もっと使いやすくカスタマイズしてください。 きっと、作業効率が上がるはずです!
小さな改善の積み重ねが、大きな生産性向上につながります。 今すぐ、不要な機能を削除して、スッキリしたデスクトップ環境を手に入れましょう!


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