Git for Windows完全インストールガイド!迷わず設定できる日本語解説2025年版

git

「インストール画面が英語だらけで不安…」 「設定項目が多すぎて、どれを選べばいいか分からない」 「間違えたら後で困るんじゃない?」

こんな不安を持っていませんか?

確かに、Git for Windowsのインストーラーは選択肢が15個以上もあって圧倒されます。でも実は、ほとんどデフォルトのままでOKなんです!変更が必要な箇所は3つだけ。

この記事では、各画面のスクリーンショットのような詳しい説明と、「なぜその設定を選ぶのか」まで日本語で完全解説します。10分後には、あなたのWindowsでGitが使えるようになっていますよ!


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  1. Git for Windowsって何?なぜ必要?
    1. Gitを分かりやすく説明すると
    2. WindowsでGitを使うには専用版が必要
  2. 【完全図解】Git for Windowsのインストール手順
    1. ステップ1:ダウンロード(最新版を確実に)
    2. ステップ2:インストーラーを起動
  3. インストール設定を完全解説(各画面の選択肢)
    1. 画面1:インストール先の選択
    2. 画面2:コンポーネントの選択
    3. 画面3:スタートメニューフォルダ
    4. 画面4:デフォルトエディタの選択【重要!】
    5. 画面5:初期ブランチ名の設定【変更推奨】
    6. 画面6:PATH環境変数の設定
    7. 画面7:SSH実行可能ファイルの選択
    8. 画面8:HTTPS接続のバックエンド選択
    9. 画面9:改行コードの変換設定【超重要!】
    10. 画面10:ターミナルエミュレータの選択
    11. 画面11:git pullのデフォルト動作
    12. 画面12:認証ヘルパーの選択
    13. 画面13:追加オプション
    14. 画面14:実験的機能
  4. インストール後の初期設定(必須!)
    1. Git Bashを起動
    2. ユーザー情報の設定
    3. 設定の確認
  5. 動作確認とトラブルシューティング
    1. インストール成功の確認
    2. よくあるトラブルと解決法
  6. VSCodeとの連携設定
    1. VSCodeにGitが認識されているか確認
    2. VSCodeの推奨設定
  7. 便利なGit GUIツール(オプション)
    1. インストール済みのツール
    2. 追加でインストールできるツール
  8. インストール後のネクストステップ
    1. 1. GitHubアカウントを作成
    2. 2. 基本コマンドを練習
    3. 3. .gitignoreを準備
  9. まとめ:Git for Windowsで開発環境が完成!

Git for Windowsって何?なぜ必要?

Gitを分かりやすく説明すると

Gitは**「ファイルの変更履歴を記録する最強ツール」**です。

例えるなら:

  • Word の「変更履歴の記録」の超強力版
  • ゲームの「セーブデータ」を無限に作れる
  • チームで「同じファイルを同時編集」しても大丈夫

WindowsでGitを使うには専用版が必要

なぜGit for Windows?

  • Gitは元々Linux/Mac用に作られた
  • WindowsにはBashシェルがない
  • パスの区切り文字が違う(\と/)
  • 改行コードが違う(CRLFとLF)

Git for Windowsは、これらの違いを吸収してくれるWindows専用パッケージなんです!


【完全図解】Git for Windowsのインストール手順

ステップ1:ダウンロード(最新版を確実に)

  1. 公式サイトにアクセス
    • URL: git-scm.com/download/win
    • または「Git for Windows」で検索
  2. 自動でダウンロード開始
    • 64-bit版が自動選択される
    • ファイルサイズ:約50MB
    • ファイル名:Git-2.43.0-64-bit.exe(バージョンは変わります)

ポイント: 必ず公式サイトから!非公式サイトは危険です。

ステップ2:インストーラーを起動

  1. ダウンロードした.exeファイルをダブルクリック
  2. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」→「はい」
  3. ライセンス画面 → 「Next」

インストール設定を完全解説(各画面の選択肢)

画面1:インストール先の選択

デフォルト設定: C:\Program Files\Git

推奨: そのまま「Next」でOK!

変更する必要があるのは:

  • Cドライブの容量が少ない場合のみ
  • 会社のPCで指定フォルダがある場合

画面2:コンポーネントの選択

重要な項目(デフォルトでチェック済み):

  • ✅ Git Bash Here(右クリックメニューに追加)
  • ✅ Git GUI Here(GUIツール)
  • ✅ Windows Explorer integration(エクスプローラー統合)

追加でチェック推奨:

  • Add a Git Bash Profile to Windows Terminal → Windows Terminal使用者は必須!

推奨: 基本的にデフォルトのまま「Next」

画面3:スタートメニューフォルダ

デフォルト: Git

推奨: そのまま「Next」

スタートメニューに「Git」フォルダが作成されます。

画面4:デフォルトエディタの選択【重要!】

選択肢と推奨:

エディタ推奨度理由
Use Visual Studio Code⭐⭐⭐⭐⭐VSCode使用者は絶対これ!
Use Vim上級者向け、初心者は避ける
Use Notepad++⭐⭐⭐シンプルで使いやすい
Use Notepad⭐⭐最低限、でも機能不足

VSCodeがインストール済みなら: → 「Use Visual Studio Code as Git’s default editor」を選択!

画面5:初期ブランチ名の設定【変更推奨】

選択肢:

  • Let Git decide(Gitに任せる)→ “master”になる
  • Override the default(指定する)→ “main”推奨

推奨: 「Override」を選んで「main」と入力

理由: GitHubなど最近のサービスは”main”が標準

画面6:PATH環境変数の設定

選択肢:

  1. Git from Git Bash only
  2. Git from the command line and also from 3rd-party software(推奨)
  3. Use Git and optional Unix tools

推奨: 2番目(デフォルト)を選択

これで、コマンドプロンプトやPowerShellからもGitが使えます!

画面7:SSH実行可能ファイルの選択

推奨: 「Use bundled OpenSSH」(デフォルト)

Git付属のOpenSSHを使用。特別な理由がなければ変更不要。

画面8:HTTPS接続のバックエンド選択

推奨: 「Use the OpenSSL library」(デフォルト)

社内プロキシがある場合のみ、2番目を検討。

画面9:改行コードの変換設定【超重要!】

選択肢と意味:

選択肢チェックアウト時コミット時推奨
Checkout Windows-styleCRLFLF⭐⭐⭐⭐⭐
Checkout as-is変換なしLF⭐⭐
Checkout as-is変換なし変換なし

推奨: 1番目(デフォルト)絶対これ!

Windowsの改行(CRLF)とGitの改行(LF)を自動変換してくれます。

画面10:ターミナルエミュレータの選択

選択肢:

  • Use MinTTY(推奨)
  • Use Windows’ default console

推奨: MinTTY(デフォルト)

より高機能で、日本語表示も安定。

画面11:git pullのデフォルト動作

推奨: 「Default (fast-forward or merge)」(デフォルト)

初心者は変更不要。

画面12:認証ヘルパーの選択

推奨: 「Git Credential Manager」(デフォルト)

GitHubなどのパスワードを安全に保存。

画面13:追加オプション

デフォルトでチェック済み:

  • ✅ Enable file system caching(高速化)
  • ✅ Enable symbolic links(シンボリックリンク)

推奨: そのまま「Next」

画面14:実験的機能

推奨: 何もチェックせず「Install」

実験的機能は不安定な可能性があるため、使用しない。


インストール後の初期設定(必須!)

Git Bashを起動

  1. スタートメニュー → Git → Git Bash
  2. 黒い画面(ターミナル)が開く

ユーザー情報の設定

必ず実行する3つのコマンド:

# 名前を設定(GitHubと同じ名前推奨)
git config --global user.name "山田太郎"

# メールアドレスを設定(GitHubと同じメール推奨)
git config --global user.email "yamada@example.com"

# 日本語ファイル名を正しく表示
git config --global core.quotepath false

設定の確認

# 設定内容を確認
git config --global --list

以下のように表示されればOK:

user.name=山田太郎
user.email=yamada@example.com
core.quotepath=false

動作確認とトラブルシューティング

インストール成功の確認

コマンドプロンプトで確認:

  1. Win + R → 「cmd」
  2. 以下のコマンドを実行:
git --version

成功時の表示:

git version 2.43.0.windows.1

よくあるトラブルと解決法

トラブル1:「git」コマンドが認識されない

原因: PATH設定の問題

解決策:

  1. 環境変数にGitのパスを追加
  2. C:\Program Files\Git\cmdをPATHに追加
  3. PCを再起動

トラブル2:日本語が文字化けする

解決策:

# Git Bashで実行
git config --global core.quotepath false
git config --global gui.encoding utf-8

トラブル3:改行コードの警告が出る

警告メッセージ: warning: LF will be replaced by CRLF

解決策: これは正常な動作。気にしなくてOK!


VSCodeとの連携設定

VSCodeにGitが認識されているか確認

  1. VSCodeを起動
  2. Ctrl + Shift + P → 「Git: Show Git Output」
  3. Gitのバージョンが表示されればOK

VSCodeの推奨設定

settings.jsonに追加:

{
  "git.enabled": true,
  "git.path": "C:\\Program Files\\Git\\cmd\\git.exe",
  "terminal.integrated.defaultProfile.windows": "Git Bash",
  "git.autofetch": true
}

便利なGit GUIツール(オプション)

インストール済みのツール

Git GUI:

  • スタートメニュー → Git GUI
  • 基本的なGit操作が可能
  • 日本語対応

Git Bash:

  • Linuxコマンドが使える
  • より高度な操作が可能

追加でインストールできるツール

ツール特徴料金
GitHub Desktop初心者に最適無料
SourceTree高機能無料
TortoiseGitエクスプローラー統合無料
GitKraken美しいUI有料

インストール後のネクストステップ

1. GitHubアカウントを作成

  1. github.com でアカウント作成
  2. SSHキーを設定
  3. 最初のリポジトリを作成

2. 基本コマンドを練習

# 練習用フォルダを作成
mkdir git-practice
cd git-practice

# Gitリポジトリを初期化
git init

# ファイルを作成
echo "Hello Git" > readme.txt

# ステージング
git add .

# コミット
git commit -m "最初のコミット"

3. .gitignoreを準備

プロジェクトフォルダに.gitignoreファイルを作成:

# Windows
Thumbs.db
Desktop.ini

# VSCode
.vscode/

# Node.js
node_modules/

# 環境変数
.env

まとめ:Git for Windowsで開発環境が完成!

Git for Windowsのインストール、思ったより簡単だったでしょう?

重要ポイントまとめ:

  1. インストーラーは基本デフォルトでOK 変更は「エディタ」「初期ブランチ名」くらい
  2. 初期設定は必須 user.nameとuser.emailは必ず設定
  3. 改行コードは自動変換にお任せ Windowsスタイルを選んでおけば安心

これで、あなたのWindowsも立派な開発環境です。GitHubやGitLabと連携して、バージョン管理の世界を楽しんでください!


今すぐ実行:

  1. git-scm.comからダウンロード
  2. この記事を見ながらインストール
  3. Git Bashでuser設定を完了

10分後には、Gitマスターへの第一歩を踏み出せます!

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