パソコンを開いたら「ネットワーク接続なし」の表示。インターネットに繋がらなくて困っていませんか?
実はこの問題、Windows10やWindows11でよく起きるトラブルなんです。Wi-Fiマークに黄色い三角印が出たり、「インターネットなし、セキュリティ保護あり」なんて表示を見たことがある人も多いはず。
でも大丈夫!この記事では、たった5分で試せる解決方法を7つ紹介します。難しい知識は一切不要。順番に試していけば、きっと解決できるでしょう。
そもそも「ネットワーク接続なし」って何が起きてるの?

表示される症状をチェック
まず、あなたのパソコンにこんな症状が出ていませんか?
よくある症状:
- タスクバーのWi-Fiアイコンに「!」マークがある
- 「インターネットなし」と表示される
- 有線LANケーブルを繋いでも反応しない
- ブラウザを開くと「このサイトにアクセスできません」と出る
- メールの送受信ができない
これらは全て、パソコンがインターネットに接続できていない状態を示しています。
なぜこんなエラーが起きるの?
実は原因はいくつかあります。でも心配しないでください。
主な原因:
- ルーターの一時的な不具合
- Windowsの設定がおかしくなった
- ネットワークドライバーの問題
- IPアドレスの取得に失敗している
- セキュリティソフトが邪魔をしている
どれが原因でも、これから紹介する方法で解決できます。
今すぐできる!7つの解決方法
方法1:まずは機器の再起動から【成功率80%】
一番簡単で、一番効果的な方法から始めましょう。
手順:
- パソコンを完全にシャットダウン
- スタートメニュー → 電源 → シャットダウン
- ※再起動ではなく、一度完全に電源を切ります
- ルーターとモデムの電源を抜く
- コンセントから電源ケーブルを抜いて30秒待つ
- この「30秒待つ」がポイントです
- 順番に電源を入れ直す
- まずモデム → 1分待つ → ルーター → 1分待つ → パソコン
- この順番が大切なんです
なぜこれで直るの?と思うかもしれません。実は、ルーターやモデムも小さなコンピューター。長時間使っていると、メモリがいっぱいになって動作が不安定になることがあるんです。
方法2:ネットワークのトラブルシューティングを実行
Windowsには、自動で問題を見つけて修正してくれる便利な機能があります。
Windows11の場合:
- スタートボタンを右クリック
- 「設定」を選択
- 「ネットワークとインターネット」をクリック
- 「ネットワークのトラブルシューティング ツール」を実行
Windows10の場合:
- タスクバーのネットワークアイコンを右クリック
- 「問題のトラブルシューティング」を選択
- 指示に従って進める
このツール、意外と優秀で、約40%の問題を自動解決してくれます。
方法3:IPアドレスを再取得する【少し上級編】
IPアドレスとは、インターネット上の住所のようなもの。これがうまく取得できていないと、ネットに繋がりません。
手順:
- コマンドプロンプトを管理者として開く
- Windowsキー + R → 「cmd」と入力
- Ctrl + Shift + Enter で管理者権限で起動
- 以下のコマンドを順番に入力
ipconfig /release
(Enterキーを押す)ipconfig /renew
(Enterキーを押す)ipconfig /flushdns
(Enterキーを押す) - パソコンを再起動
これで、新しいIPアドレスを取得できます。黒い画面に文字を打つのは少し怖いかもしれませんが、コピー&ペーストでOKですよ。
方法4:ネットワークドライバーを更新する
ドライバーとは、パソコンと機器をつなぐ「通訳係」のようなもの。これが古いと、うまく通信できないことがあります。
手順:
- デバイスマネージャーを開く
- スタートボタンを右クリック → 「デバイスマネージャー」
- ネットワークアダプターを探す
- 「ネットワーク アダプター」の左の矢印をクリック
- Wi-Fiなら「Wireless」や「Wi-Fi」と書いてあるもの
- 有線なら「Ethernet」や「Realtek」と書いてあるもの
- ドライバーを更新
- 該当する項目を右クリック
- 「ドライバーの更新」を選択
- 「ドライバーを自動的に検索」を選ぶ
更新がなければ「最新です」と表示されます。それでも直らない場合は、次の方法へ。
方法5:ネットワークのリセット【最終手段】
これまでの方法で直らない場合の、強力な解決方法です。
注意:この方法を使うと、保存していたWi-Fiパスワードが消えます。 事前にパスワードをメモしておきましょう。
Windows11/10共通の手順:
- 設定を開く(Windowsキー + I)
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- 「詳細ネットワーク設定」をクリック
- 「ネットワークのリセット」を選択
- 「今すぐリセット」をクリック
パソコンが自動的に再起動します。その後、Wi-Fiに再接続してください。
方法6:セキュリティソフトを一時的に無効化
セキュリティソフトが過剰に保護して、ネット接続を邪魔することがあります。
確認方法:
- セキュリティソフトを一時的に無効化
- ネットに繋がるか確認
- 繋がったら、セキュリティソフトの設定を見直す
- 必ず有効に戻す
※セキュリティソフトを無効にしたままにしないでください。危険です。
方法7:DNSサーバーを変更する
DNSサーバーとは、ウェブサイトの名前を住所に変換してくれるサービス。これを変更すると改善することがあります。
手順:
- ネットワーク設定を開く
- 「アダプターのオプションを変更」を選択
- 使用中のネットワークを右クリック → プロパティ
- 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択
- プロパティをクリック
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択
- 以下を入力:
- 優先DNSサーバー:8.8.8.8
- 代替DNSサーバー:8.8.4.4
- OKをクリック
これはGoogleの無料DNSサーバー。安全で高速です。
それでも解決しない場合の確認ポイント

他の機器は繋がっていますか?
スマートフォンやタブレットでWi-Fiに繋がるか確認してください。
- 他の機器も繋がらない → ルーターかプロバイダーの問題
- 他の機器は繋がる → パソコン固有の問題
プロバイダーに障害は起きていませんか?
プロバイダー(インターネット提供会社)のホームページやTwitterで、障害情報を確認しましょう。スマートフォンのモバイル通信で確認できます。
ケーブルは正しく接続されていますか?
有線接続の場合、LANケーブルがしっかり差し込まれているか確認。カチッと音がするまで押し込んでください。
よくある質問と回答
Q1:「制限付きアクセス」と表示される場合は?
A:インターネットには繋がっているけど、一部のサービスにアクセスできない状態です。DNSサーバーの変更(方法7)が効果的です。
Q2:特定のサイトだけ見られない場合は?
A:そのサイト自体に問題がある可能性があります。時間を置いてアクセスするか、別のブラウザで試してみてください。
Q3:Wi-Fiのパスワードを忘れてしまった
A:ルーターの側面や底面にシールが貼ってあることが多いです。「暗号化キー」「KEY」「パスワード」などと書かれています。
Q4:有線と無線、どちらが安定する?
A:一般的に有線LANの方が安定します。重要な作業をする時は、可能なら有線接続がおすすめです。
まとめ
「ネットワーク接続なし」エラーは、誰でも一度は経験する Windows のトラブルです。
解決の基本は3つ:
- まず再起動を試す
- Windowsの自動修復機能を使う
- それでもダメなら設定をリセット
ほとんどの問題は、今回紹介した7つの方法で解決できます。焦らず、順番に試してみてください。
もし全て試してもダメな場合は、パソコンの故障やプロバイダー側の問題の可能性があります。その時は、サポート窓口に相談しましょう。
インターネット接続のトラブルは本当にストレスですよね。でも、この記事の方法を知っていれば、次回からは自分で解決できるはずです。
快適なインターネットライフを取り戻しましょう!
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