「iCloudストレージがいっぱいです」
「古いiPhoneのバックアップって消していいの?」
「削除したらデータは大丈夫?」
こんな悩みを抱えていませんか?
実は、多くの人のiCloudには、もう使っていない古いiPhoneやiPadのバックアップが眠っています。 これらが容量を圧迫して、新しいバックアップができなくなっているんです。
でも、削除するのは少し怖いですよね。 「大切なデータが消えたらどうしよう」という不安があるのは当然です。
この記事では、安全に削除できるバックアップの見分け方から、削除の手順、注意点まで、すべて分かりやすく解説します。
読み終わる頃には、無駄なバックアップをスッキリ削除して、容量に余裕が生まれているはずです!
削除しても大丈夫なバックアップの見分け方

まず現在のバックアップ状況を確認
削除する前に、どんなバックアップがあるか確認しましょう。
確認手順:
- 設定アプリを開く
- 一番上の自分の名前をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 「ストレージを管理」をタップ
- 「バックアップ」をタップ
ここに表示されるのが、現在保存されているすべてのバックアップです。
削除してOKなバックアップ
以下のバックアップは、削除しても問題ありません。
安全に削除できるもの:
- もう使っていない古いiPhoneのバックアップ
- 売却・譲渡済みのデバイスのバックアップ
- 壊れて使えなくなったiPhoneのバックアップ
- 家族が昔使っていた端末のバックアップ
- 同じデバイスの古いバックアップ(最新のものがあれば)
例えば「〇〇のiPhone (2)」のように、番号がついているものは重複の可能性が高いです。
絶対に削除してはいけないバックアップ
削除NGなもの:
- 現在使用中のiPhoneの最新バックアップ
- 機種変更予定がある場合の現在のバックアップ
- 修理に出す予定のデバイスのバックアップ
- 家族が現在使用中のデバイスのバックアップ
今使っているiPhoneのバックアップを削除すると、故障や紛失時にデータを復元できなくなります。
バックアップの詳細情報を確認する方法
どのデバイスのバックアップか分からない場合は、詳細を確認できます。
詳細の見方:
- バックアップ一覧から確認したいものをタップ
- 以下の情報が表示されます:
- デバイス名(例:田中のiPhone)
- 最後のバックアップ日時
- バックアップサイズ
- iOSバージョン
最後のバックアップが1年以上前なら、もう使っていない可能性が高いです。
iCloudバックアップを削除する手順
iPhone/iPadから削除する方法
最も簡単な削除方法です。
削除手順:
- 設定を開く ホーム画面の歯車アイコンをタップ
- Apple IDページへ 一番上の自分の名前をタップ
- iCloudを選択 「iCloud」をタップ
- ストレージ管理へ 「ストレージを管理」または「アカウントのストレージを管理」をタップ
- バックアップを選択 「バックアップ」をタップ
- 削除したいバックアップを選ぶ 削除したいデバイス名をタップ
- 削除を実行 「バックアップを削除」をタップ
- 確認画面で再度削除 「オフにして削除」をタップ
これで削除完了です!
削除時の確認メッセージについて
削除する際、以下のようなメッセージが表示されます:
「このiPhoneのiCloudバックアップをオフにして、iCloudからすべてのバックアップデータを削除してもよろしいですか?」
怖そうなメッセージですが、削除対象のデバイスのバックアップだけが消えます。 現在使用中の別のiPhoneには影響しません。
パソコン(Mac)から削除する方法
Macを使っている場合の削除方法です。
Mac での手順:
- Appleメニュー(りんごマーク)をクリック
- 「システム設定」を選択
- 「Apple ID」をクリック
- 「iCloud」を選択
- 「管理…」をクリック
- 「バックアップ」を選択
- 削除したいデバイスを選んで「削除」
Macからだと、複数のバックアップを効率的に管理できます。
パソコン(Windows)から削除する方法
Windowsパソコンの場合は、iCloud.comを使います。
Windows での手順:
- ブラウザでiCloud.comにアクセス
- Apple IDでサインイン
- 「アカウント設定」をクリック
- 「ストレージ」の「管理」をクリック
- 「バックアップ」を選択
- 削除したいデバイスの「削除」をクリック
ただし、iCloud.comからは一部の操作が制限される場合があります。
削除前に必ず確認すべきこと

チェックリスト
バックアップを削除する前に、以下を必ず確認してください。
削除前の確認事項:
- [ ] 削除対象が古いデバイスのバックアップか
- [ ] 現在使用中のデバイスではないか
- [ ] 必要なデータは別の場所に保存済みか
- [ ] 家族のデバイスではないか
- [ ] 最新のバックアップが別にあるか
1つでも不安があれば、削除を見送りましょう。
間違えて削除しないための工夫
見分けるコツ:
- デバイス名を分かりやすく設定しておく
- 定期的に不要なバックアップを整理する
- 機種変更したらすぐに古いバックアップを削除する
デバイス名は、設定 → 一般 → 情報 → 名前で変更できます。 「田中のiPhone 15」のように、機種名を入れると分かりやすいです。
削除後の容量確認と効果
削除直後の容量確認
削除後、すぐに容量が増えたか確認しましょう。
確認方法:
- 設定 → 自分の名前 → iCloud
- 画面上部のグラフで空き容量を確認
通常、削除後すぐに反映されますが、時々10分程度かかることもあります。
どれくらい容量が増える?
バックアップのサイズによりますが、効果は大きいです。
容量回復の目安:
- 古いiPhoneのバックアップ1つ:1〜5GB
- iPadのバックアップ:2〜8GB
- 写真が多い場合:10GB以上のことも
複数の古いバックアップを削除すれば、10GB以上空くこともあります。
削除後も容量が足りない場合
それでも容量不足の場合は、以下を検討しましょう。
追加の対策:
- 写真・動画を整理する
- 不要なアプリのデータを削除
- メールの添付ファイルを削除
- 有料プラン(月額130円〜)にアップグレード
バックアップ削除は、容量確保の第一歩です。
よくある質問と不安
Q1:削除したら元に戻せない?
A:はい、削除したバックアップは復元できません。
一度削除すると、完全に消えてしまいます。 だからこそ、削除前の確認が重要なんです。
不安な場合は、パソコンにもバックアップを作成してから削除すると安心です。
Q2:現在のiPhoneのバックアップを削除したらどうなる?
A:今使っているiPhoneには影響しません。
バックアップを削除しても、iPhone本体のデータは消えません。 ただし、故障や紛失時に復元できなくなるので、おすすめしません。
削除後は、すぐに新しいバックアップを作成しましょう。
Q3:家族と共有している場合の注意点は?
A:削除前に必ず確認を取りましょう。
ファミリー共有をしている場合でも、各自のバックアップは独立しています。 でも、間違えて家族のバックアップを削除しないよう注意が必要です。
デバイス名で判断できない場合は、家族に確認してから削除しましょう。
Q4:削除しても通知が消えない
A:少し時間がかかることがあります。
削除直後は、まだ「容量不足」の通知が出ることがあります。
対処法:
- iPhoneを再起動
- WiFiに接続して少し待つ
- 設定でiCloudからサインアウト→サインイン
通常は1時間以内に解決します。
Q5:どのバックアップか分からない
A:安全策を取りましょう。
判断できない場合は:
- とりあえず残しておく
- 最後のバックアップ日時で判断
- バックアップサイズで推測
分からないものは削除しない、が鉄則です。
定期的な整理のすすめ

理想的な管理方法
バックアップは定期的に整理するのがベストです。
おすすめの管理サイクル:
- 3ヶ月に1回:バックアップ一覧を確認
- 機種変更時:古い端末のバックアップを削除
- 年末年始:1年分の整理
定期的に整理すれば、容量不足に悩むことがなくなります。
自動削除の設定はある?
残念ながら、古いバックアップを自動削除する機能はありません。
手動で管理する必要があるので、カレンダーにリマインダーを設定しておくと便利です。
「3ヶ月ごと:iCloudバックアップ整理」のようにメモしておきましょう。
パソコンでのバックアップという選択肢
iTunesバックアップのメリット
iCloudの容量を使わない方法もあります。
パソコンバックアップの良い点:
- iCloudの容量を使わない
- より完全なバックアップが可能
- 複数のバックアップを保存できる
- 無料で容量制限なし
パソコンに空き容量があれば、こちらも検討する価値があります。
併用がおすすめ
理想は、両方でバックアップを取ることです。
使い分けの例:
- 日常:iCloudで自動バックアップ
- 月1回:パソコンで完全バックアップ
- 機種変更前:両方で最新バックアップ
二重にバックアップしておけば、より安心です。
まとめ:今すぐ不要なバックアップを削除しよう!
iCloudバックアップの削除は、思っているより簡単で安全です。
今すぐやるべき3ステップ:
- バックアップ一覧を確認 設定 → 自分の名前 → iCloud → ストレージを管理 → バックアップ
- 古いデバイスのバックアップを特定 最後のバックアップ日時をチェック
- 不要なものを削除 「バックアップを削除」→「オフにして削除」
この作業で、数GBから十数GBの容量が一気に空きます。
「容量不足」の通知にイライラする日々から、今日で卒業しましょう。 削除は5分もあれば完了します。
ただし、現在使用中のデバイスのバックアップは絶対に削除しないでください。 迷ったら削除しない、これが鉄則です。
さあ、この記事を読み終わったら、すぐに設定アプリを開いて確認してみてください。 きっと「こんなに古いバックアップがあったんだ!」と驚くはずです。
スッキリしたiCloudで、快適なiPhoneライフを送りましょう!
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