「Windows 10で画面録画したいけど、音が入らない…」 「ゲーム実況を始めたいけど、どのソフトを使えばいい?」 「オンライン会議を録画したいけど、設定が複雑で…」
そんなお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。
Windows 10とWindows 11には便利な録画機能が搭載されていますが、音声録音でつまずく方が本当に多いんです。
この記事では、標準機能から専門的なソフトウェアまで、あらゆる録画ニーズに対応する方法を分かりやすく解説します。2025年現在の最新情報をもとに、初心者の方でもすぐに実践できる内容でお届けしますね。
🖥️ Windows標準機能で画面録画する方法

Xbox Game Bar:無料で使える強力ツール
Windows 10/11に最初から入っているXbox Game Bar、実はとても優秀な録画ツールなんです。
基本的な使い方:
- 起動:Windows + Gキー
- 録画開始/停止:Windows + Alt + Rキー
- 最大4時間の連続録画が可能!
できること:
- システム音声とマイク音声を同時録音
- 画質は1080p、1440p、4Kまで選択可能
- フレームレートは30FPSまたは60FPS
- 音声品質は96kbps~196kbpsで調整可能
注意点:
- デスクトップやエクスプローラーは録画できません
- ゲームや特定のアプリのみ対象
- グラフィックカードに特定のエンコーダーサポートが必要
低スペックPCだと、録画中にカクカクすることがあるので気をつけてくださいね。
Snipping Tool:Windows 11の新機能
Windows 11のSnipping Toolに、なんと画面録画機能が追加されました!
使い方はとても簡単:
- Snipping Toolを起動
- 録画ボタン(ビデオカメラアイコン)をクリック
- 録画したい部分をマウスでドラッグ
- 3秒のカウントダウン後に録画開始
- 停止ボタンで終了
メリット:
- デスクトップやブラウザーも録画できる
- 好きな範囲を選択できる
- 一時停止機能あり
- GIF形式での書き出しも可能
最大のデメリット: 音声録音機能が一切ありません!
音声が必要な場合は、他のツールを使う必要があります。
🎤 音声録音の設定とトラブル解決

音声が録音されない!そんな時は…
音声が録音されない問題、本当によくあるトラブルです。でも大丈夫、順番に確認していけば必ず解決できます。
ステップ1:プライバシー設定を確認
- 設定 → プライバシーとセキュリティ → マイク
- 以下の3つをすべてオンにする:
- マイクへのアクセス
- アプリがマイクにアクセスできるようにする
- デスクトップアプリがマイクにアクセスできるようにする
ステップ2:既定のデバイスを設定
- サウンド設定の「録音」タブを開く
- 使いたいマイクを右クリック
- 「既定のデバイスとして設定」を選択
ステップ3:ドライバーの更新
特にRealtek製サウンドカードをお使いの方は、ドライバーの更新が効果的です。メーカーサイトから最新版をダウンロードしてインストールしてみてください。
システム音声とマイク音声を同時に録音するコツ
最適な音声設定:
- サンプルレート:48kHz
- ビット深度:24ビット
- 録音レベル:-12~-6dBのピークレベル
これがビデオ業界の標準設定です。高品質な音声を保ちながら、ファイルサイズも適切に管理できます。
💻 無料・有料ソフトウェアの比較
OBS Studio:完全無料のプロ仕様
OBS Studioは、なんと完全無料でプロ級の機能が使えるんです!
すごいところ:
- 複数の音声を個別に管理できる
- リアルタイムノイズ除去機能
- 4K 60FPSの録画も可能(PCスペック次第)
- プラグインで機能追加し放題
ちょっと大変なところ:
- 最初の設定が複雑
- 編集機能はない(別ソフトが必要)
でも、一度設定してしまえば、これ以上のソフトはないと言えるほど優秀です。
Bandicam:ゲーマーに人気の有料ソフト
価格:
- 年間ライセンス:約5,400円
- 永久ライセンス:約7,200円
特徴:
- ゲーム録画に特化
- 最大480FPSでの録画が可能!
- 初心者でも使いやすいインターフェース
- リアルタイムで描画やウェブカメラを追加
ゲーム実況を始めたい方には特におすすめです。
その他のおすすめソフト
無料ソフト:
- NVIDIA ShadowPlay:NVIDIAグラボユーザー専用
- AMD ReLive:AMDグラボユーザー専用
- 両方とも過去の映像を遡って保存できる「インスタントリプレイ」機能付き
有料ソフト:
- Camtasia(年間約26,000円~):教育・企業向けの定番
⚙️ 録画品質の最適設定
用途別のおすすめ設定
ゲーム実況:
- 解像度:1080p
- フレームレート:60fps
- ビットレート:5,000~8,000kbps
- 音声:AAC 128kbps
オンライン会議:
- 解像度:720pまたは1080p
- フレームレート:30fps
- ビットレート:1,500~2,500kbps
- 音声:AAC 128kbps(音質重視)
教育コンテンツ:
- 解像度:1080p
- フレームレート:30fps
- ビットレート:2,500~3,000kbps
- カーソルハイライト機能を活用
ファイル形式の選び方
MP4形式:
- 最も互換性が高い
- YouTubeやSNSに最適
- ほとんどのデバイスで再生可能
MKV形式:
- 複数の音声トラックを保存できる
- 高品質アーカイブに最適
- 編集ソフトによっては対応していない場合も
✂️ 録画した動画の編集

無料で使える編集ソフト
初心者向け:
- Windows Video Editor(標準搭載)
- カット、トランジション、テキスト追加が簡単
- 追加インストール不要
中級者向け:
- DaVinci Resolve
- プロ仕様の機能が無料
- 色補正機能が特に優秀
- 学習に時間がかかるけど、その価値あり
YouTube向けの書き出し設定
YouTubeにアップロードする場合:
- 形式:MP4(H.264)
- 解像度:1080p
- フレームレート:30fpsまたは60fps
- ビットレート:4,000~6,000kbps
これで高画質を保ちながら、アップロード時間も短縮できます。
🎯 よくあるトラブルQ&A
Q: 録画すると画面がカクカクする A: エンコーダー設定を「ハードウェア」に変更してみてください。NVENCやAMD VCEを使うとCPU負荷が減ります。
Q: 音声が小さすぎる/大きすぎる A: 録音レベルを調整しましょう。ピークが-12~-6dBになるよう設定すると、ちょうど良い音量になります。
Q: ファイルサイズが大きすぎる A: ビットレートを下げるか、H.265コーデックを試してみてください。同じ画質で約50%サイズを削減できます。
まとめ:あなたに最適な録画環境を見つけよう
Windows画面録画と音声録音、最初は難しく感じるかもしれません。
でも、次のステップで進めれば大丈夫です:
- まずは標準機能から始める(Xbox Game Bar)
- 音声設定を確認する(プライバシー設定)
- 必要に応じて専門ソフトを導入(OBS Studioなど)
- 用途に合わせて設定を調整
大切なのは、完璧を求めすぎないこと。
高品質を追求しすぎてPCに負荷をかけるより、安定して録画できる設定を見つけることが重要です。
少しずつ経験を積みながら、自分に最適な録画環境を作っていってくださいね。
定期的なソフトウェアアップデートとドライバー更新もお忘れなく!
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