友達と3人で写真を撮ろうとしたとき、「真ん中はやめとく」って言われたことはありませんか? 実はこれ、ただの迷信じゃないかもしれません。
明治時代から語り継がれている「真ん中の怪」という不思議な現象があるんです。 3人で並んだとき、なぜか真ん中の人だけに奇妙なできごとが起こるという…。
この記事では、日本に古くから伝わる都市伝説「真ん中の怪」について詳しくご紹介します。
真ん中の怪ってどんな現象?
真ん中の怪(まんなかのかい)は、3人が横に並んだときに真ん中の人だけに不幸が起きるという都市伝説です。
特に有名なのが「3人で写真を撮ると真ん中の人が死ぬ」という話なんですね。
この迷信、実は明治時代から存在していて、1947年に文部省(現在の文部科学省)が行った調査でも、全国的に伝わる迷信として記録されています。
つまり、100年以上も前から日本人が恐れている現象ということ。
なぜ真ん中だけ?それは魂を吸い取られるからだといわれているんです。
特徴
真ん中の怪が起きる条件
この現象には、はっきりとした発生条件があります。
発生条件:
- 3人が横一列に並ぶ
- 写真撮影、鏡の前、特定の場所など
- 真ん中の位置に立つ人が対象
どんな場所で起きるの?
真ん中の怪は、さまざまな場所で報告されているんです。
危険な場所リスト:
- 写真撮影時(最も多い)
- トイレの鏡の前(学校の怪談でよく聞く)
- 体育館への廊下(3人並んで歩くと危険)
- 校庭の像(白い熊の像にまたがると…)
- 柳の木の下(3人で歩くと真ん中が消える)
起きる不幸の種類
真ん中の人に起きる不幸も、いろいろなパターンがあります。
報告されている不幸:
- 早死にする
- 寿命が縮む
- 行方不明になる
- 霊と入れ替わる
- その場から消えてしまう
どれも恐ろしい結末ですよね。
伝承
明治時代から続く迷信
真ん中の怪の歴史は古く、明治時代の早い段階から存在していました。
当時の人々は写真というものが珍しく、「魂を吸い取る機械」だと恐れていたんです。
特に真ん中は魂が集中する場所だと考えられ、避けられていました。
全国に広がる目撃談
この都市伝説は日本全国で語られています。
有名な事例:
- 東京都の小学校で、トイレの鏡に3人で立つと真ん中だけ映らない
- ある中学校の職員室の大鏡では、深夜12時に3人並ぶと2時間後に死亡
- 体育館の女子トイレで3人で入ると、次回来た時に真ん中の子が消える
対策方法はあるの?
昔の人たちは、この怪異を避ける方法を考えていました。
伝統的な対策:
- 人形を持つ(4人にすることで回避)
- 真ん中を空ける
- 縦に並ぶ
- そもそも3人で並ばない
特に人形を持つ方法は、戦前まで実際に行われていた風習だそうです。
5. まとめ
真ん中の怪は、明治時代から現代まで語り継がれる日本の代表的な都市伝説です。
重要なポイント
- 3人並ぶと真ん中の人に不幸が起きる
- 明治時代から存在する古い迷信
- 写真撮影時が最も危険
- 鏡やトイレ、学校でも発生
- 人形を持つことで回避可能
科学的な根拠はないものの、100年以上も信じられている不思議な現象。
もし3人で写真を撮ることがあったら、念のため真ん中は避けた方がいいかもしれませんね。
でも、友情は迷信より強いはず。
大切なのは、お互いを思いやる気持ちなのかもしれません。
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