学校のトイレで用を足していたら、突然便器から手が出てきたら、あなたはどうしますか?
「白い手がいいか、赤い手がいいか」という不気味な声が聞こえてきて、気がつくとお尻を撫でられている…。そんな恐ろしい体験をした人がいるという都市伝説があるんです。
この記事では、学校の七不思議にも数えられる恐怖の怪談「白い手・赤い手」について、その不気味な姿や特徴、語り継がれる恐ろしい伝承を詳しくご紹介します。
白い手・赤い手ってどんな怪談?
白い手・赤い手は、学校のトイレの便器から手が出てくるという、全国の学校で語られる有名な怪談です。
特に女子トイレの3番目の個室によく現れるといわれ、用を足している人のお尻を撫でるという、想像しただけでもゾッとする話なんです。
似た話として「赤い紙・青い紙」もあり、どちらもトイレで起きる恐怖体験として知られています。
白い手・赤い手の基本情報
- 学校のトイレの便器から出現
- 白い手と赤い手が現れる
- お尻を撫でてくる
- 天井から声が聞こえることも
- 女子トイレの3番目によく出る
- 河童の仕業という説もある
「トイレの花子さん」と並んで、学校のトイレにまつわる怪談の代表格です。
どんな手が出てくるの?
白い手・赤い手の姿は、その名前の通りですが、実際に見た人の証言によると恐ろしい特徴があります。
恐怖の手の外見
- 真っ白な手:まるで血の気が引いたような白さ
- 真っ赤な手:血に染まったような赤さ
- 人間の手のような形
- ぬめぬめと濡れている
- 冷たくてひんやりしている
時には青い手も加わることがあり、3つの手が選択肢として現れることもあるんです。
声の主は誰?
手と一緒に聞こえてくる声の正体は謎に包まれています:
- 天井から聞こえてくる
- 性別が分からない不気味な声
- ささやくような小さな声
- 耳元で聞こえることも
この声の主と手の持ち主が同じかどうかは、誰にも分かりません。
白い手・赤い手はどう現れる?
この怪談には、決まったパターンがあります。
典型的な出現パターン
- トイレに入って用を足している
- 「白い手がいいか、赤い手がいいか」と声が聞こえる
- 答えても答えなくても手が出てくる
- お尻を撫でられる
- 振り返っても誰もいない
特に恐ろしいのは、選んでも選ばなくても結果は同じということ。
どちらにしても、お尻を撫でられてしまうんです。
赤い紙・青い紙との関係
白い手・赤い手と似た怪談に「赤い紙・青い紙」があります:
赤い紙・青い紙の恐怖
- 「赤い紙はいらんか、青い紙はいらんか」と聞かれる
- 赤を選ぶと血だらけになって死ぬ
- 青を選ぶと窒息して死ぬ
- どちらを選んでも死んでしまう
トイレという密室で起きる恐怖という点で、これらの怪談は共通しているんですね。
なぜトイレに現れるのか?
トイレに怪異が現れる理由には諸説あります:
- 昔から不浄な場所とされていた
- 便所神という神様が住んでいる
- 河童が下から狙っている
- 自殺者の霊が取り憑いている
特に学校のトイレは、子供たちの恐怖心が集まりやすい場所なのかもしれません。
実際に語られている恐怖体験
全国各地で、白い手・赤い手にまつわる怖い話が伝わっています。
寄宿舎での恐怖体験
ある学校の寄宿舎で、夜中にトイレに行った生徒の話です。用を足していると、天井から「白い手がいいか、赤い手がいいか、青い手がいいか」という声が聞こえてきました。
怖くて何も答えなかったのに、冷たい何かがお尻を撫でたそうです。後で調べると、そのトイレでは以前、寄宿生が首吊り自殺をしていたことが分かりました。
北側女子トイレの怪
ある学校の北側にある女子トイレの、手前から3番目の個室。そこに入ると、必ず白い手と赤い手が便器から出てきて、お尻を撫でるという話があります。
多くの生徒が体験していて、その個室は使用禁止になったそうです。
1943年からの古い話
1943年生まれの男性が小学生の頃から、「便所に入ると白い手・赤い手が便器から出てきて尻を撫でてくる」という噂があったといいます。
つまり、この怪談は80年以上前から存在していたんです。
河童説と便所神説
古くからの言い伝えでは:
- 河童の仕業:昔から河童が便所で悪さをするという話がある
- 便所神の呪い:便所神を粗末にした罰という説
- 白と赤の紙人形を供えて災厄を避ける風習が起源
これらの古い信仰が、現代の都市伝説に形を変えたのかもしれません。
まとめ
白い手・赤い手は、トイレという身近な場所で起きる恐怖を描いた学校の怪談です。
重要なポイント
- トイレの便器から手が出てくる
- 白い手と赤い手がお尻を撫でる
- 「どちらがいいか」と選ばせる恐怖
- 女子トイレの3番目によく出現
- 80年以上前から語られる古い怪談
- 河童や便所神との関連も
学校のトイレは、誰もが一人になる場所。そんな無防備な時に襲ってくる恐怖だからこそ、この怪談は長く語り継がれているのかもしれません。
もしトイレで変な声が聞こえても、絶対に返事をしてはいけませんよ。
でも、返事をしなくても…手は出てくるかもしれませんけどね。
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