夜中に窓をコンコンと叩く音が聞こえたら、あなたは確認しに行きますか?
もしかしたらそれは、鎌を持った恐ろしい老婆かもしれません。
「ババサレ」という都市伝説を聞いてしまうと、その老婆があなたの家にやってくるという話があるんです。
でも大丈夫、撃退する方法もちゃんとあります。
この記事では、学校の怪談としても全国に広まった恐怖の怪人「ババサレ」について、その恐ろしい姿や特徴、語り継がれる伝承を詳しくご紹介します。
ババサレってどんな怪人?
ババサレは、鎌を持った老婆の姿をした怪人として、現代の学校の怪談で語られる都市伝説の一つです。
最も恐ろしいのは、ババサレの話を聞いただけで、その怪人があなたのところへやってくるということ。
まるで呪いのように、知ってしまった人のもとへ現れて、人の首を狩り集めるといわれています。
ババサレの基本情報
- 老婆の姿をした怪人
- 手に鎌を持っている
- 話を聞くと現れる呪いのような存在
- 人間の首を刈り取って集める
- 現代の学校の怪談として有名
- 全国各地に類似の話が存在
「カシマさん」のように、話を聞くだけで現れるタイプの都市伝説として恐れられているんです。
ババサレはどんな姿で現れる?
ババサレの姿は、一見すると普通の老婆のようですが、よく見ると恐ろしい特徴があります。
ババサレの恐ろしい外見
- しわだらけの老婆の姿
- 手には大きな鎌(地域によっては斧)
- 背中に背負い籠を背負っている
- 籠の中には刈り取った首が入っている
- 不気味な笑みを浮かべている
最も恐ろしいのは、その背負い籠の中身。刈り取った人間の首がたくさん入っているといわれ、それを見ただけで死んでしまうという話もあるんです。
ババサレはどうやって襲ってくる?
ババサレには、特徴的な行動パターンがあります。
ババサレの恐ろしい行動
- 話を聞いた人の家に現れる
- ドアや窓をコンコンと叩く
- 返事をすると家に入ってくる
- 鎌で首を刈り取ろうとする
- 刈り取った首を籠に入れて去る
でも、ババサレには決定的な弱点があるんです。
撃退する方法は?
ババサレを追い払う方法は意外とシンプルです:
- 「ババサレ」と3回唱える
- ドアや窓を絶対に開けない
- 返事をしない
ただし注意が必要なのは、ババサレが来ていないときに呪文を唱えると、逆に呼び寄せてしまうこともあるということ。
地域による違い
ババサレは地域によって少しずつ違う特徴があります:
- 徐々に近づいてくる(いきなり現れない)
- 知り合いの声を真似して話しかける
- 最後は目の前や真横に突然現れる
どの地域でも共通しているのは、「ババサレ」という呪文で撃退できることなんです。
ババサレはいつから語られている?
ババサレが全国的に有名になったきっかけは、意外なところにありました。
1983年のNHK朝ドラ「おしん」での出来事
NHKの朝の連続テレビ小説「おしん」の撮影現場で、主人公の幼少期を演じた小林綾子さんが「ババアサレ」という怪談を披露したという話があります。
これがきっかけで、全国に広まったともいわれているんです。
全国各地の呼び名
ババサレは地域によって様々な名前で呼ばれています:
名前のバリエーション
- バールサレ
- バーサラ
- バーニャシャル
- バファーサル
- バファシン
- ババヤンババヤンアチュサシン
どれも似たような音ですが、微妙に違うのが面白いですね。
これは、口伝えで広まっていく中で変化したものと考えられています。
学校の怪談として定着
ババサレは特に小中学生の間で人気の怪談として定着しました。
休み時間や放課後に友達同士で怖い話をするときの定番になり、「話を聞くと現れる」という設定が、より恐怖を煽ったんです。
まとめ
ババサレは、現代の学校の怪談を代表する恐ろしい都市伝説です。
重要なポイント
- 鎌を持った老婆の怪人
- 話を聞くと現れる呪いのような存在
- ドアや窓を叩いて侵入しようとする
- 「ババサレ」と3回唱えると撃退できる
- 1983年の「おしん」がきっかけで全国に広まった
- 地域によって様々な名前のバリエーションがある
もしこの話を読んでしまったあなた、今夜窓を叩く音が聞こえても、絶対に開けてはいけません。そして、もし本当に怖くなったら、「ババサレ、ババサレ、ババサレ」と唱えてみてください。
でも、何もいないときに唱えるのは危険かもしれませんよ。
コメント