深夜、二枚の鏡を向かい合わせにして、その間に立ったことはありますか?
もしかしたら、そこには未来の自分や運命の人が映るかもしれません。
でも、気をつけてください。鏡の奥深くには、人の寿命を奪う恐ろしい悪魔が潜んでいるという都市伝説があるんです。
この記事では、学校の怪談でも有名な「合わせ鏡の悪魔」について、その恐ろしい正体や特徴、語り継がれる伝承を詳しくご紹介します。
合わせ鏡の悪魔ってどんな存在?

合わせ鏡の悪魔は、二枚の鏡を向かい合わせにした時に現れるという都市伝説の怪異です。
鏡と鏡を向かい合わせると、永遠に続く鏡の回廊ができますよね。
その奥深くに潜んでいるのが、この悪魔なんです。
特定の時刻に合わせ鏡をすると、未来が見えたり、悪魔が姿を現したりするといわれています。
合わせ鏡の悪魔の基本情報
- 深夜の特定時刻に現れる存在
- 鏡の中から人の心を操る
- 催眠術で人を老いさせる力を持つ
- 未来を見せるが、その代償は命
- 学校の家庭科室や三面鏡でよく目撃される
現代の学校で語られる怪談の中でも、特に恐ろしいものの一つとして知られています。
悪魔はどんな姿で現れるの?
合わせ鏡の悪魔の姿は、実は見る人によって変わるという特徴があるんです。
最も恐ろしいのは、悪魔がその人の老いた姿として現れること。
最初は少し年をとった自分の姿として現れ、徐々に老けていき、最後にはしわだらけの老婆の姿になるといいます。
悪魔が取る姿のパターン
- 未来の自分:最初は普通に年をとった姿
- 老婆の姿:最終的に現れる恐ろしい姿
- 死人の顔:最も危険な状態
- 時には願いを叶える存在として優しい顔を見せることも
つまり、悪魔は鏡に映る人を騙すために、その人が最も信じやすい姿で現れるんですね。
いつ、どうやって悪魔は現れる?

合わせ鏡の悪魔には、現れる特定の時刻があります。
悪魔が現れる時刻と見えるもの
- 午前0時0分0秒:未来の自分が映る
- 3時33分33秒:未来の結婚相手が映る
- 4時44分44秒:悪魔そのものが見える
- 満月の夜の午前0時:悪魔に願い事ができる
「4」という数字は日本では「死」を連想させる不吉な数字。
4時44分44秒が最も危険な時刻といわれています。
悪魔の恐ろしい能力
合わせ鏡の悪魔の最も恐ろしい能力は、強力な催眠術です。
鏡を見た人に催眠をかけて、以下のような恐ろしいことを起こします:
- 精神的に急速に老いさせる
- 実際の肉体も老化させる
- 最終的に老衰死させる
- 心を縛りつけて逃げられなくする
被害者は鏡を見るたびに自分がどんどん老けていくのを感じ、それが現実になってしまうんです。
実際に起きたとされる恐怖の事件

ある学校で、実際に起きたとされる話があります。
女子生徒の悲劇
中学生の女子生徒が、未来の自分を見たくて学校の家庭科室で合わせ鏡をしました。最初は45歳の自分の姿が見えて喜んでいたそうです。
でも、何度も繰り返すうちに:
- 鏡の中の自分がどんどん年をとっていく
- しわが増え、髪が白くなっていく
- 最後は老婆の姿になってしまう
- 現実の彼女も急速に衰弱
- ついには老衰で死亡
死因は老衰。まだ中学生だったのに、です。
地域による言い伝えの違い
全国各地で、合わせ鏡の悪魔については様々な言い伝えがあります。
各地の伝承
- 栃木県:懐中電灯を使うと死人の顔になる
- ある地域:満月の夜なら悪魔に願い事ができる
- 別の学校:深夜12時ちょうどが最も危険
どの話も共通しているのは、鏡の奥には絶対に見てはいけない何かがいるということなんです。
まとめ
合わせ鏡の悪魔は、人間の好奇心と欲望につけこむ恐ろしい都市伝説です。
重要なポイント
- 二枚の鏡を向かい合わせると現れる恐怖の存在
- 特定の時刻(0時、3時33分、4時44分)に出現
- 催眠術で人を老化させる恐ろしい能力
- 未来を見せるが、その代償は命
- 中学生が老衰死したという恐怖の伝承
未来が見えるなんて魅力的に聞こえるかもしれません。
でも、その代償があまりにも大きすぎます。深夜に合わせ鏡を作るのは、絶対にやめておいた方がいいでしょう。
鏡の向こうから、あなたを見つめる何かがいるかもしれませんからね。
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