「このゲーム、もう1000時間も遊んでる…」
「仕事中にゲームしてるのがバレたくない」
「恥ずかしいゲームのプレイ時間を隠したい」
そんな風に思ったことはありませんか?
実は、Steamにはプレイ時間を隠す機能がちゃんと用意されているんです。
この記事では、誰でも簡単にできる設定方法を詳しく説明していきます。
Steamのプライバシー設定の基本を理解しよう

プライバシー設定って、そもそも何?
Steamのプライバシー設定とは、あなたのゲーム情報を「誰に見せるか」を決める機能のことです。
これは部屋のカーテンみたいなもので、開けておけば外から中が見えるし、閉めておけば誰にも見えなくなります。
Steamでは、次の5つのカテゴリーでプライバシーをコントロールできます:
- マイプロフィール(My Profile) – プロフィール全体の公開範囲
- ゲームの詳細(Game Details) – 持っているゲームやプレイ時間、実績など
- フレンドリスト(Friends List) – フレンドの一覧を誰に見せるか
- インベントリ(Inventory) – トレーディングカードやアイテムの公開範囲
- コメント(Comments) – 誰があなたのプロフィールにコメントできるか
特に注目したいのが、「ゲームの詳細」という設定です。 ここでプレイ時間を隠すことができるんです。
3つのプライバシーレベルを知っておこう
Steamのプライバシー設定には、3つのレベルがあります:
- パブリック(Public) – 誰でも見ることができる
- フレンドのみ(Friends Only) – Steamフレンドだけが見ることができる
- プライベート(Private) – 自分だけが見ることができる
たとえば、「フレンドのみ」に設定すれば、フレンド以外の人にはあなたのゲーム情報がまったく見えなくなります。
「プライベート」にすれば、フレンドにも見えなくなるんです。
この仕組みを理解しておくことで、自分にぴったりのプライバシーレベルを選ぶことができますよ。 さあ、次は実際に設定を変更する方法を見ていきましょう。
デスクトップ版Steamでプレイ時間を隠す方法

ステップ1:プライバシー設定画面にアクセスする
まずは、Steamクライアントを開いて、次の操作をしてください:
- 画面右上の「あなたの名前」をクリック
- 「マイプロフィールを表示」を選択
- プロフィール画面の「プロフィールを編集」ボタンをクリック
- 左側のメニューから「公開設定(プライバシー設定)」を選ぶ
これで、プライバシー設定画面が開きます。
ここがあなたのプライバシーをコントロールするコントロールルームです!
ステップ2:プレイ時間だけを隠す方法
「ゲームは見せたいけど、プレイ時間だけ隠したい」という場合は、次の設定を使います:
- 「プロフィール」のセクションを見つける
- 「ユーザーがゲームの詳細を公開中の場合でも、総プレイ時間を常に非公開にする」というチェックボックスを探す
- このボックスにチェックを入れる
- 設定は自動的に保存されます
これで、ゲームリストは見えるけれど、それぞれのゲームのプレイ時間は表示されなくなります。
ステップ3:すべてのゲーム情報を隠す方法
「ゲームもプレイ時間も、全部隠したい」という場合は:
- 「ゲームの詳細」のドロップダウンメニューをクリック
- 「プライベート」を選択
- 自動的に保存されます
これで、あなたのゲームライブラリ、ウィッシュリスト、実績、プレイ時間、現在プレイ中のゲームなど、すべてのゲーム関連情報が隠されます。
個別のゲームを隠す方法
「このゲームだけは見られたくない」というときは:
- Steamライブラリで、隠したいゲームを右クリック
- 「管理」→「プライベートとしてマーク」を選択
- 確認画面で「プライベートとしてマーク」をクリック
そのゲームには、目のマークにバッテンがついたアイコンが表示され、他の人からはまったく見えなくなります。
ウェブブラウザでの設定方法

ブラウザからのアクセス方法
パソコンにSteamクライアントがインストールされていない場合や、職場や学校から設定したいときは、ウェブブラウザを使うことができます。
- steamcommunity.com にアクセス
- ログインする
- 自分のプロフィール名をクリック
- 「プロフィールを編集」をクリック
- 「公開設定(プライバシー設定)」タブを選択
注意点:ブラウザによる違い
実は、ブラウザによっては設定がうまく保存されないことがあります。 2025年現在の情報では:
- Firefox(ファイアフォックス) – 一番安定して設定できる
- Chrome(クローム) – 時々設定が保存されない問題がある
- Edge(エッジ) – Chromeがダメなときの代替案
- Safari(サファリ) – モバイル版では設定が難しい
もしChromeでうまくいかないときは、Firefoxを試してみてください。 ブラウザのキャッシュ(一時的に保存されたデータ)を消してから、もう一度ログインするのも効果的です。
設定が変更されたかどうかは、別のブラウザでログインせずに自分のプロフィールを見て確認しましょう。
モバイルアプリでの現状と注意点
モバイルアプリの問題
残念ながら、2025年現在では、Steamモバイルアプリでのプライバシー設定変更はうまく動作しないことが多いです。
これはSteamが認識している問題で、解決を待っている状況です。
モバイルアプリで設定を変更しようとすると:
- 設定が保存されたように見えるけど、実際は元に戻ってしまう
- 画面が真っ白になってしまう
- 「保存しました」と表示されるのに、実際は保存されていない
対策とおすすめ
モバイルからプライバシー設定を変更したいときは:
- デスクトップ版のSteamクライアントを使う – これが一番確実
- パソコンのウェブブラウザを使う – 特にFirefoxがおすすめ
- 友達や家族のパソコンを借りる – 緊急のときの最終手段
モバイルアプリは、ゲームの購入やフレンドとのチャット、二段階認証などには便利ですが、プライバシー設定の変更には向いていないということを覚えておきましょう。
よくある質問とトラブルシューティング
Q1:プレイ時間を隠したのに、まだ見えているようです
設定を変更した後、次のことを確認してください:
- Steamクライアントを再起動する
- ブラウザのキャッシュをクリアする
- 別のブラウザでログインせずにプロフィールを確認
- 第三者サイト(SteamDBなど)はキャッシュのため、数時間から数日かかることがある
Q2:特定のゲームだけプレイ時間を隠すことはできますか?
残念ながら、プレイ時間は「すべて表示」か「すべて非公開」の二択一です。 特定のゲームだけプレイ時間を隠すことはできません。
ただし、ゲーム自体を「プライベート」にマークすれば、そのゲームのすべての情報が隠されます。
Q3:フレンドにも見られたくないのですが
「ゲームの詳細」を「プライベート」に設定してください。 これで、フレンドを含むすべての人からゲーム情報が隠されます。
ただし、オンライン状態は別の設定なので、「オフライン」や「不可視」モードも活用しましょう。
Q4:プライベートにしたらトレーディングカードがドロップしなくなりました
これは仕様です。 個別のゲームを「プライベート」にマークすると、そのゲームからトレーディングカードがドロップしなくなります。
カードが欲しい場合は、一時的にプライベート設定を解除してください。
Q5:設定を変更しても保存されません
次の対策を順番に試してください:
- デスクトップ版Steamクライアントで設定する
- ブラウザをFirefoxに変えてみる
- Steamのウェブブラウザキャッシュをクリアする(Steam→設定→ウェブブラウザ)
- 一度ログアウトしてから再ログイン
- それでもダメなら、Steamサポートに連絡
Q6:オフラインモードでプレイした時間は記録されますか?
Steamオフラインモードでプレイした時間は、オンラインに戻ったときに同期されることがあります。
完全にプレイ時間を記録したくない場合は、Steamを完全に終了してから、ゲームを直接起動する必要があります(ただし、これは推奨されません)。
プライバシー設定の最適化とベストプラクティス

自分に合ったプライバシーレベルを選ぶ
プライバシー設定は、あなたのニーズに合わせてカスタマイズできます。
いくつかのパターンを紹介します:
カジュアルゲーマーの場合
- マイプロフィール:パブリック
- ゲームの詳細:フレンドのみ
- プレイ時間:非公開
これで、プロフィールは誰でも見れるけど、ゲーム情報はフレンドだけ、プレイ時間は誰にも見えない状態になります。
プライバシー重視の場合
- マイプロフィール:フレンドのみ
- ゲームの詳細:プライベート
- すべてのその他の設定:プライベート
これで、フレンド以外には何も見えず、ゲーム情報はフレンドにも見えません。
仕事でSteamを使う場合
- 仕事時間中は「オフライン」または「不可視」モード
- ゲームの詳細:プライベート
- プレイ時間:常に非公開
これで、職場の同僚にゲーム情報がバレることはありません。
定期的な設定の見直し
3か月に一度くらいは、プライバシー設定を見直すことをおすすめします。
特に:
- 新しいフレンドが増えたとき
- 職場や学校が変わったとき
- 新しいゲームを購入したとき
- Steamのアップデートがあったとき
これらのタイミングで、今の設定が適切かどうかをチェックしましょう。
コミュニティ機能とのバランス
プライバシーを守りながら、Steamのコミュニティ機能を楽しむコツ:
- レビューの投稿 – プライバシー設定に関わらず、レビューは投稿できます
- ワークショップ – 作品の公開は個別に設定できます
- フォーラム – プライバシー設定とは独立して参加できます
- グループ – グループへの参加は影響を受けません
つまり、プライバシーを守りながらも、コミュニティに参加することは十分可能なのです。
まとめ:安心してゲームを楽しむために
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。 Steamのプレイ時間を隠す方法について、基本から応用まで、詳しく説明してきました。
簡単にまとめると:
- デスクトップ版Steamクライアントで設定するのが一番確実
- 「ゲームの詳細」を「プライベート」にすれば、すべてのゲーム情報が隠れる
- プレイ時間だけ隠したいときは、専用のチェックボックスを使う
- モバイルアプリでの設定は現在問題があるので、パソコンを使う
- 個別のゲームも「プライベートとしてマーク」できる
プライバシーを守ることは、決して恥ずかしいことではありません。 自分のペースで、自分のスタイルでゲームを楽しむことが大切です。
この記事で紹介した方法を使って、安心してSteamライフを楽しんでください。
最後に、Steamのプライバシー機能は今後もアップデートされる可能性があります。
最新の情報は、公式のSteamサポートページで確認することをおすすめします。
それでは、素敵なゲームライフを!
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