インターネットにつながっているのに、Steamが「インターネットに接続されていません」というエラーを出すことってありますよね。
このエラーは本当にイライラするものですが、実は多くのユーザーが経験している問題なんです。
ゲームをダウンロードしたいときや、友だちとオンラインで遊びたいとき、このエラーが出てしまうと本当に困ってしまいます。
でも、心配しないでください。
この記事では、このエラーを解決する方法を丁寧に説明していきます。
Steamの接続エラーってなに?基本からわかりやすく説明

エラーの正体とよくある原因
Steamの「インターネットに接続されていません」エラーは、実はインターネットにはつながっているのに、Steamのサーバーとうまく通信できないときに表示されるメッセージなんです。
このエラーが出るときの典型的な症状として、以下のようなことが起こります:
- ゲームのダウンロードが突然止まる
- 「コンテンツサーバーにアクセスできません」というメッセージが出る
- Steamストアは見られるのにゲームがダウンロードできない
このエラーが起きやすいのは、特に夕方5時から11時のみんながインターネットを使う時間帯です。
また、毎週火曜日の夕方(日本時間では水曜日の朝)には、Steamのメンテナンスがあるので、5分から10分ほどつながらなくなることもあります。
エラーの主な原因
エラーの主な原因は大きく分けて4つあります:
ネットワーク関連の問題(60%くらいの確率)
- インターネット回線の混雑
- Wi-Fiの不安定さ
- ルーターの設定ミス
Steamクライアントの問題(30%くらい)
- ダウンロードキャッシュの破損
- 古いバージョンのクライアント
セキュリティソフトの干渉(10%くらい)
- Windows Defenderのブロック
- ウイルス対策ソフトの通信制限
Steamの接続の仕組みを理解しよう
Steamはゲームをダウンロードしたり、オンラインでプレイしたりするために、いくつかのポート(インターネットの通り道のようなもの)を使っています。
主なポートは以下のとおりです:
- TCPの27014から27050番
- UDPの27000から27015番
これらのポートが何らかの理由でブロックされると、接続エラーが起きてしまいます。
Steamは通常、UDPという高速な通信方式を使っていますが、これは速い反面、ネットワークの混雑に弱いという特徴があります。そのため、「-tcp」というオプションを使って、より安定したTCP方式に切り替えることもできるんです。
Steamの基本的な仕組みがわかったところで、次は各OSでの解決方法を見ていきましょう。
Windows、Mac、Linuxそれぞれの解決方法
Windows 10/11での解決手順
Windowsでこのエラーを解決する最初のステップは、Windows Defenderファイアウォールの設定を確認することです。
ファイアウォール設定の確認
- コントロールパネルを開く
- 「システムとセキュリティ」→「Windows Defenderファイアウォール」を選択
- 「ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリック
- Steamが「プライベート」と「パブリック」の両方にチェックが入っているか確認
もしSteamがリストにない場合は、「別のアプリの許可」ボタンから追加する必要があります。
ネットワークのリセット
次に重要なのが、ネットワークのリセットです。管理者権限でコマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドを順番に実行します:
ipconfig /release
ipconfig /renew
ipconfig /flushdns
netsh winsock reset
netsh int ip reset
これらのコマンドは、ネットワークの設定をきれいにリセットしてくれます。実行した後は、必ずパソコンを再起動してください。
TCPモードでの起動
SteamをTCPモードで起動する方法も効果的です:
- Steamのショートカットを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「リンク先」の最後に半角スペースを入れてから「-tcp」を追加
例:「”C:\Program Files (x86)\Steam\Steam.exe” -tcp」
macOSでの解決手順
Macの場合、まずシステム設定から「プライバシーとセキュリティ」→「ファイアウォール」を確認します。
ファイアウォールが有効になっている場合は、一時的に無効にしてSteamが動作するか確認してみてください。もし動作するようなら、ファイアウォールを再度有効にして、Steamを例外として追加します。
DNSキャッシュのクリア
ターミナルを使ったDNSキャッシュのクリアも有効です:
sudo dscacheutil -flushcache
sudo killall -HUP mDNSResponder
パスワードを入力する必要がありますが、これでDNSキャッシュがクリアされます。
ファイル権限の修正
Macでは、Steamのファイルが「~/Library/Application Support/Steam/」に保存されています。もし権限の問題がある場合は、ターミナルで以下のコマンドを実行して修正できます:
chmod -R 755 ~/Library/Application\ Support/Steam/
Linuxでの解決手順
Linuxでは、まずファイアウォールの設定を確認します。Ubuntuを使っている場合は、UFW(Ubuntu Firewall)で以下のコマンドを実行します:
sudo ufw allow 27015:27030/udp
sudo ufw allow 27000:27100/tcp
これでSteamが使うポートが開放されます。
依存パッケージのインストール
また、Linuxでは依存パッケージが不足していることがよくあります。Ubuntu/Debianの場合は、以下のコマンドで必要なパッケージをインストールします:
sudo apt install lib32gcc-s1 lib32stdc++6 libc6-i386
Protonの設定
Proton(Windows用ゲームをLinuxで動かすツール)の設定も重要です:
- Steamの設定から「互換性」タブを開く
- 「サポートされているタイトルでSteam Playを有効化」にチェック
- 「他のすべてのタイトルでSteam Playを有効化」にチェック
- 最新のProtonバージョンを選択
各OSでの基本的な解決方法がわかったところで、次はネットワーク関連の問題について詳しく見ていきましょう。
ネットワーク関連の問題と対処法

DNS設定の変更方法
DNSの問題は、Steamの接続エラーの大きな原因の一つです。DNSというのは、簡単にいうと「インターネット上の住所録」のようなもので、これがうまく働かないとSteamのサーバーを見つけられなくなってしまいます。
DNS変更の手順
- コントロールパネルから「ネットワークと共有センター」を開く
- 「アダプターの設定の変更」をクリック
- 使用しているネットワークアダプターを右クリックして「プロパティ」を選択
- 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」をダブルクリック
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択
おすすめのDNS設定:
- Google DNS:優先8.8.8.8、代替8.8.4.4
- Cloudflare DNS:優先1.1.1.1、代替1.0.0.1
プロキシとVPNの問題
プロキシサーバーやVPNを使っていると、Steamがうまく接続できないことがあります。プロキシは会社や学校のネットワークでよく使われていて、Steamの通信をブロックしてしまうことがあるんです。
プロキシ設定の確認
- Windowsの設定から「ネットワークとインターネット」を開く
- 「プロキシ」を選択
- 「プロキシサーバーを使う」がオンになっている場合は、一時的にオフにする
- Steamが動作するか確認
VPNを使っている場合は、Steamを使うときだけ一時的にVPNを切るか、ゲーム用に最適化されたVPNサーバーを選ぶことをおすすめします。
ファイアウォールとポート開放
Steamが正常に動作するには、特定のポートが開いている必要があります:
必要なポート
- TCP 80, 443:ログインとコンテンツのダウンロード
- TCP 27014-27050:Steamのダウンロードとアップデート
- UDP 27000-27015:ゲームクライアントの通信
- UDP 27015-27030:マッチメイキングとHLTV
ルーターの管理画面(通常は192.168.1.1か192.168.0.1)にアクセスして、「ポートフォワーディング」または「仮想サーバー」の設定から、これらのポートを開放してください。
また、UPnP(Universal Plug and Play)を有効にすると、自動的にポートが開放されるので便利です。
ネットワーク設定について理解したところで、次はSteamクライアント自体の問題について見ていきましょう。
Steamクライアントの設定とトラブルシューティング
ダウンロードキャッシュのクリア方法
Steamのダウンロードキャッシュが壊れていると、接続エラーの原因になります。これをクリアするのは簡単で、効果的な解決方法の一つです。
クリア手順
- Steamを開く
- 左上の「Steam」メニューから「設定」を選択
- 左側のメニューから「ダウンロード」を選択
- 右側にある「ダウンロードキャッシュをクリア」ボタンをクリック
- 確認メッセージが出たら「OK」をクリック
Steamが再起動して、ログインし直す必要がありますが、これでキャッシュがきれいになります。
ダウンロード地域の変更
Steamのダウンロード地域を変更することで、混雑していないサーバーに接続できるようになります。
設定の「ダウンロード」タブで、「ダウンロード地域」のドロップダウンメニューから、別の地域を選んでみてください。日本にいる場合でも、例えばアイスランドのサーバーを選ぶと、意外とうまくいくことがあります。
Steamの再インストール方法(ゲームを消さずに)
Steamを再インストールしたいけど、ゲームは消したくない…そんなときの方法があります:
安全な再インストール手順
- Steamのインストールフォルダ(通常は「C:\Program Files (x86)\Steam」)を開く
- 「steamapps」フォルダ(すべてのゲームが入っている)を別の場所にコピー
- 「userdata」フォルダ(ユーザーデータ)も別の場所にコピー
- Steam.exe以外のすべてのファイルとフォルダを削除
- Steamの公式サイトから最新のインストーラーをダウンロード
- 同じ場所にインストール
- コピーしておいた「steamapps」と「userdata」フォルダを元の場所に戻す
これで、ゲームを再ダウンロードすることなく、Steamをきれいに再インストールできます。
Steamクライアントの設定について学んだところで、次はセキュリティソフトとの競合について見ていきましょう。
セキュリティソフトウェアとの競合問題
Windows Defenderの設定
Windows Defenderは、Windows 10/11に標準で入っているセキュリティソフトですが、これがSteamをブロックすることがあります。
特に「コントロールされたフォルダーアクセス」機能が有効になっていると、Steamがゲームファイルを変更できなくなってしまいます。
Windows Defenderの除外設定
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows セキュリティ」を開く
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択
- 「除外の追加または削除」をクリック
- Steamのフォルダ全体(通常は「C:\Program Files (x86)\Steam」)を除外リストに追加
ウイルス対策ソフトの設定
Norton、McAfee、Kaspersky、Avast、Bitdefenderなどのウイルス対策ソフトも、Steamの通信をブロックすることがあります。
それぞれのソフトで設定方法は違いますが、基本的には以下の手順で解決できます:
基本的な除外設定手順
- ウイルス対策ソフトの設定画面を開く
- 「除外」や「例外」の設定を探す
- Steamのインストールフォルダを除外リストに追加
- ファイアウォール機能がある場合は、Steamを「信頼できるアプリケーション」に追加
例えばNortonの場合は、「設定」→「ネットワーク」→「スマートファイアウォール」→「プログラムルール」から、Steamを「許可」に変更します。
一時的な無効化でテスト
問題の原因がセキュリティソフトかどうかを確認するには、一時的に無効化してテストするのが効果的です。
ただし、これはあくまでもテストのためだけで、問題が解決したらすぐに有効に戻してください。インターネットにつながったまま長時間セキュリティソフトを無効にしておくのは危険です。
セキュリティソフトの設定について理解したところで、次はISPやルーターの問題について見ていきましょう。
ISPやルーター設定の問題

インターネットプロバイダー(ISP)の問題
最近、多くのISPがCGNAT(キャリアグレードNAT)という技術を使うようになってきました。
これは、一つのIPアドレスを複数のユーザーで共有する仕組みですが、これがあるとポート開放ができなくなり、Steamのマルチプレイヤー機能に問題が起きることがあります。
CGNATの確認方法
自分がCGNATの影響を受けているかどうかは、ルーターの管理画面でWAN側のIPアドレスを確認することでわかります。
もし「100.64.x.x」から「100.127.x.x」の範囲のIPアドレスだったら、CGNATが使われています。この場合は、ISPに連絡してグローバルIPアドレスを割り当ててもらう必要があります(追加料金がかかることもあります)。
また、一部のISPは夕方のピーク時間帯にSteamの通信を制限(スロットリング)することがあります。これを回避するには、VPNを使うか、ISPに問い合わせて制限を解除してもらう必要があります。
ルーターの設定と最適化
ルーターの設定も重要です。まず、ファームウェアが最新版になっているか確認してください。古いファームウェアだと、最新のSteamの機能に対応できないことがあります。
ルーター最適化のポイント
QoS設定の確認 QoS(Quality of Service)の設定を確認します。これは、ネットワークの優先順位を決める機能ですが、あまりに厳しく設定されているとSteamの通信が制限されてしまいます。
ゲーミングモードの活用 ゲーミングモードがあるルーターなら、それを有効にするのもよいでしょう。
二重NAT問題の解決 二重NATの問題も見逃せません。これは、ISPのモデムとあなたのルーターの両方がルーター機能を持っている場合に起きます。
解決するには、ISPのモデムをブリッジモードに設定するか、自分のルーターをアクセスポイントモードに変更する必要があります。
ルーター設定について理解したところで、次はSteamサーバーの状態確認方法について見ていきましょう。
Steamサーバーの状態確認方法

サーバー状態をチェックするサイト
Steamのサーバーに問題があるかどうかを確認するには、いくつかの方法があります。
SteamStat.us
もっとも信頼できるのはSteamStat.us(https://steamstat.us/)です。このサイトでは、Steamストア、コミュニティ、API、クライアントの状態がリアルタイムで確認できます。40秒ごとに自動更新されるので、最新の情報がわかります。
DownDetector
DownDetector(https://downdetector.com/status/steam/)も便利なサイトです。ユーザーからの報告をもとに、どの地域で問題が起きているかを地図で表示してくれます。
ただし、ユーザーの報告に頼っているので、実際には問題がないのに「問題あり」と表示されることもあります。
定期メンテナンスのスケジュール
Steamは毎週火曜日の太平洋時間午後3時から6時(日本時間では水曜日の午前7時から10時)に定期メンテナンスを行います。
この時間帯は、10分から1時間ほど接続できなくなることがあります。特にコミュニティ機能や実績、プロフィールレベルなどが一時的に表示されなくなることがあります。
注意すべき時期
大型セール期間 サマーセールやウィンターセールの開始直後は、アクセスが集中して接続しづらくなることがあります。
人気ゲームのアップデート時 Counter-Strike 2などの人気ゲームのアップデート時も、30分から60分ほどサーバーがダウンすることがあります。
サーバー状態の確認方法について理解したところで、次はシステムファイルの修復について見ていきましょう。
レジストリやシステムファイルの修復方法
Windowsのシステムファイルチェッカー(SFC)
システムファイルが壊れていると、Steamの接続に問題が起きることがあります。これを修復するには、SFC(System File Checker)というWindowsの機能を使います。
SFC実行手順
管理者権限でコマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドを順番に実行します:
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
sfc /scannow
最初のコマンドでシステムイメージを修復してから、2番目のコマンドでシステムファイルをチェックします。これには時間がかかることがありますが、終わるまで待ってください。
レジストリの編集(上級者向け)
注意:レジストリの編集は危険です! 間違えるとWindowsが起動しなくなることもあるので、必ずバックアップを取ってから行ってください。
レジストリ編集手順
- 「Win + R」キーを押して「regedit」と入力
- 「HKEY_CURRENT_USER\Software\Valve\Steam」に移動
- 「GPUAccelWebViewsV2」という値を「0」に設定
これで、ハードウェアアクセラレーションを無効にできます。接続が改善することがあります。
ただし、レジストリの編集は本当に最後の手段として考えてください。他の方法を試してもうまくいかない場合にだけ、慎重に行うようにしましょう。
システムファイルの修復について学んだところで、次は最新のアップデート情報について確認してみましょう。
最新のSteamアップデートと既知の問題(2025年)

2025年の主なアップデート
2025年1月のアップデートでは、ゲームのアップデート管理機能が改善されました。グローバル設定でゲームのアップデートをコントロールできるようになり、個別のゲームごとに例外を設定することも可能になりました。
また、Big Picture ModeとSteam Inputの問題も修正されています。
ただし、macOS 10.15のサポートが2025年2月15日に終了することが発表されました。古いMacを使っている人は、OSをアップグレードするか、別の方法を考える必要があります。
現在確認されている問題
2025年現在、いくつかの既知の問題があります:
主な既知の問題
YouTubeビデオの再生問題 Steamクライアント内でYouTubeビデオがうまく再生できないことがあります。これはChromiumブラウザの統合に関する問題で、現在も修正作業が続いています。
Linuxでのオーディオ録音問題 一部のLinuxユーザーから、オーディオ録音の問題が報告されています。
Windows 11での接続問題 ネットワークスタックの変更により、一部のユーザーで接続問題が発生することもあります。
これらの問題は、Steamのベータ版で先行して修正されることが多いので、安定性を求める場合は通常版を使うことをおすすめします。
最新情報について確認したところで、次は予防策について見ていきましょう。
予防策とメンテナンス方法
定期的なメンテナンスの重要性
Steamの接続問題を予防するには、定期的なメンテナンスが大切です。
月1回のメンテナンス項目
ダウンロードキャッシュのクリア 月に1回は、ダウンロードキャッシュをクリアすることをおすすめします。これは簡単な作業ですが、多くの問題を予防できます。
ネットワークドライバーの更新 デバイスマネージャーから「ネットワークアダプター」を右クリックして、「ドライバーの更新」を選ぶだけです。古いドライバーは、新しいSteamの機能に対応できないことがあります。
最適な設定の維持
Steamの設定も重要です。「設定」→「ダウンロード」で、「ゲームプレイ中のダウンロードを許可する」のチェックを外しておくと、ゲーム中の接続が安定します。
また、「ダウンロード制限」を設定して、ネットワークに負荷をかけすぎないようにすることも大切です。
自動アップデートの活用
自動アップデートは有効にしておきましょう。Steamクライアントは定期的にアップデートされていて、新しいバージョンには接続の改善やバグ修正が含まれています。
「常にこのゲームを最新の状態に保つ」設定にしておけば、問題が起きる前に修正されることが多いです。
バックアップの重要性
ゲームのセーブデータは大切です。Steam Cloudを有効にしておけば、自動的にクラウドにバックアップされます。
ただし、すべてのゲームがSteam Cloudに対応しているわけではないので、重要なセーブデータは手動でもバックアップしておくことをおすすめします。
セーブデータは通常、「ドキュメント」フォルダか「AppData」フォルダに保存されています。これらのフォルダを定期的に外部ドライブにコピーしておけば、万が一のときも安心です。
予防策について理解したところで、最後によくある質問を確認してみましょう。
よくある質問と回答

Q: インターネットにはつながっているのに、なぜSteamだけつながらないの?
これは本当によくある質問です。インターネットにはつながっているのにSteamだけがつながらない理由は、Steamが特別なポートを使っているからです。
ウェブサイトは見られても、Steamが使うポート(27015番など)がブロックされていると、Steamは動作しません。また、DNSの問題でSteamのサーバーのアドレスを見つけられないこともあります。
Google DNSやCloudflare DNSに変更すると解決することが多いです。
Q: このエラーが出ているときでも、オフラインでゲームはできる?
はい、一部のゲームはオフラインでもプレイできます。ただし、事前にオンライン状態で一度起動しておく必要があります。
Steamメニューから「オフラインモードに移行」を選べば、シングルプレイヤーゲームは遊べます。ただし、マルチプレイヤーゲームやDRM保護のあるゲームは、オンライン認証が必要なので遊べません。
Q: ゲームのセーブデータは消えちゃう?
大丈夫、セーブデータは基本的に消えません。ローカルに保存されているセーブデータはそのまま残りますし、Steam Cloudに対応しているゲームなら、接続が回復したときに自動的に同期されます。
ただし、同期のときに「どちらのセーブデータを使うか」と聞かれたら、新しいほうを選んでください。心配な場合は、トラブルシューティングの前に手動でセーブデータをバックアップしておくとよいでしょう。
Q: VPNを使っているとこのエラーが出やすい?
はい、VPNは接続問題の原因になりやすいです。SteamはセキュリティのためにVPN接続を監視していて、怪しいと判断すると接続をブロックすることがあります。
また、VPNサーバーが混雑していたり、遠い場所にあったりすると、接続が不安定になります。Steamを使うときは、一時的にVPNを切るか、ゲーム用に最適化されたVPNサービスを使うことをおすすめします。
Q: Windows Updateのあとによくこのエラーが出るんだけど…
これもよくある問題です。Windows Updateは、ネットワークドライバーを更新したり、ファイアウォールの設定をリセットしたりすることがあります。
また、DNSの設定が初期値に戻ってしまうこともあります。Windows Updateの後は、以下の対応をしてください:
- パソコンを再起動
- ネットワークドライバーを更新
- Steamをファイアウォールの例外に追加し直し
- DNS設定を確認
よくある質問を確認したところで、最後に解決方法をまとめてみましょう。
まとめ:すぐに試すべき解決方法
Steamの「インターネットに接続されていません」エラーに遭遇したら、まず以下の方法を順番に試してみてください:
基本的な解決手順
- Steamを完全に終了して再起動 タスクマネージャーですべてのSteamプロセスを終了
- ルーターを再起動 電源を30秒抜いてから再接続
- ダウンロードキャッシュをクリア Steam設定→ダウンロード→キャッシュをクリア
- DNSをGoogle DNSに変更 8.8.8.8と8.8.4.4に設定
- ダウンロード地域を変更 混雑していない地域を選択
- 管理者権限でSteamを実行
- TCPモードで起動 -tcpオプションを追加
これらの方法で解決しない場合は、セキュリティソフトの設定を確認したり、ネットワークのリセットを行ったりしてください。
また、SteamStat.usでサーバーの状態を確認することも忘れずに。
皆さんが楽しいゲームライフを送れることを願っています!
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