OneDriveをブラウザで使うのは便利ですが、普段からWindowsのエクスプローラー(ファイル管理ソフト)に慣れている方なら、同じ操作感でOneDriveを使いたいですよね。
実は、OneDriveはエクスプローラーから直接開くことができるんです。これにより、普通のフォルダと同じように、ドラッグ&ドロップでファイルを移動したり、右クリックメニューを使ったりできます。
この記事では、OneDriveをエクスプローラーで開く具体的な方法から、便利な活用テクニックまで詳しくご紹介します。Windows初心者の方でも分かりやすく説明していきますね。
基本的な開き方

最も簡単な方法
エクスプローラーでOneDriveを開く最も簡単な方法をご紹介します。
- エクスプローラーを開く(Windows + Eキー)
- 左側のサイドバーで「OneDrive」をクリック
- OneDriveの内容が表示される
これだけです。とても簡単ですよね。OneDriveがパソコンに正しくインストールされていれば、サイドバーに自動的に表示されます。
タスクバーから開く方法
画面下のタスクバーからも素早くアクセスできます。
- タスクバー右下のOneDriveアイコンをクリック
- 「フォルダーを開く」を選択
- エクスプローラーでOneDriveが開く
この方法なら、デスクトップで他の作業をしていても、すぐにOneDriveにアクセスできて便利です。
スタートメニューからのアクセス
Windows 10での方法
Windows 10をお使いの場合は、スタートメニューからもアクセスできます。
- スタートボタンをクリック
- アプリ一覧から「OneDrive」を探す
- 右クリックして「ファイルの場所を開く」を選択
または、スタートメニューの検索ボックスに「OneDrive」と入力して、検索結果から選択する方法もあります。
Windows 11での操作
Windows 11では、少し手順が異なります。
- スタートボタンをクリック
- 「すべてのアプリ」をクリック
- 「OneDrive」を見つけて右クリック
- 「ファイルの場所を開く」を選択
Windows 11の新しいデザインに合わせて、操作方法も若干変更されています。
直接パスを入力する方法
アドレスバーを使った方法
OneDriveの保存場所を直接指定してアクセスすることもできます。
- エクスプローラーを開く
- アドレスバーをクリック
- 以下のパスを入力
%UserProfile%\OneDrive
- Enterキーを押す
この方法は、OneDriveのアイコンが表示されない場合や、直接特定のフォルダにアクセスしたいときに便利です。
実際のフォルダパス
通常、OneDriveは以下の場所に保存されています。
C:\Users\[ユーザー名]\OneDrive
[ユーザー名]の部分は、あなたのWindowsアカウント名に置き換わります。このパスを直接入力してアクセスすることも可能です。
ショートカットの作成方法
デスクトップにショートカットを作る
頻繁にOneDriveを使う場合は、デスクトップにショートカットを作成すると便利です。
- エクスプローラーでOneDriveを開く
- アドレスバーのOneDriveアイコンをデスクトップにドラッグ
- 「ショートカットをここに作成」を選択
これで、デスクトップのアイコンをダブルクリックするだけで、OneDriveが開けるようになります。
タスクバーにピン留めする
よく使うフォルダは、タスクバーにピン留めしておくと便利です。
- OneDriveフォルダを右クリック
- 「タスクバーにピン留めする」を選択
ただし、この機能はWindows 11で追加されたもので、Windows 10では利用できない場合があります。
エクスプローラーでの便利な操作
ファイルの移動とコピー
エクスプローラーでOneDriveを開くと、普通のフォルダと同じように操作できます。
ドラッグ&ドロップでの移動
- 移動したいファイルを選択
- 目的のフォルダまでドラッグ
- マウスを離すとファイルが移動
コピー&ペーストでの複製
- コピーしたいファイルを右クリック
- 「コピー」を選択
- 目的の場所で右クリック
- 「貼り付け」を選択
検索機能の活用
エクスプローラーの検索ボックスを使えば、OneDrive内のファイルを素早く見つけられます。
- OneDriveフォルダを開く
- 右上の検索ボックスにキーワードを入力
- 該当するファイルが表示される
ファイル名だけでなく、ファイル内のテキストからも検索できるので、大量のファイルがある場合でも目的の情報を見つけやすいです。
同期状況の確認方法
ファイルアイコンの意味
エクスプローラーでOneDriveを表示すると、ファイルやフォルダのアイコンに小さなマークが付いています。これらのマークで同期状況が分かります。
緑のチェックマーク ファイルが正常に同期済みであることを示します。
青い矢印 現在同期中であることを示します。
赤いバツマーク 同期エラーが発生していることを示します。
雲のマーク オンラインのみに保存されているファイル(ローカルにはダウンロードされていない)を示します。
同期問題の対処
同期エラーが発生している場合は、以下の対処法を試してみてください。
- インターネット接続を確認
- OneDriveアプリを再起動
- ファイル名に使用できない文字がないか確認
- 容量制限に達していないか確認
オフライン利用の設定
常にこのデバイス上に保持する設定
インターネットに接続していないときでもファイルを利用したい場合は、オフライン設定を行います。
- オフラインで使いたいファイルまたはフォルダを右クリック
- 「常にこのデバイス上に保持する」を選択
- ファイルがローカルにダウンロードされる
この設定により、インターネットがない環境でもファイルを開いて編集できます。
容量節約のための設定
逆に、容量を節約したい場合は「領域を解放する」設定を使います。
- 対象のファイルまたはフォルダを右クリック
- 「領域を解放する」を選択
- ローカルのファイルが削除され、オンライン版のみが残る
必要なときにオンラインからダウンロードされるので、容量を大幅に節約できます。
トラブルシューティング
OneDriveが表示されない場合
エクスプローラーのサイドバーにOneDriveが表示されない場合の対処法です。
- OneDriveアプリが正しくインストールされているか確認
- Microsoftアカウントにサインインしているか確認
- OneDriveの同期設定を確認
- 必要に応じてOneDriveアプリを再インストール
アクセス権限のエラー
「アクセスが拒否されました」というエラーが表示される場合は、以下を確認してください。
- 管理者権限でエクスプローラーを開く
- ファイルやフォルダの所有者を確認
- セキュリティ設定を見直す
企業アカウントを使用している場合は、IT部門に相談することをおすすめします。
同期が止まってしまう場合
同期が進まない場合の対処方法です。
- OneDriveアプリを完全に終了
- Windowsを再起動
- OneDriveを再度起動
- 同期設定を確認
それでも解決しない場合は、OneDriveのリセット機能を使用することも検討してください。
まとめ:エクスプローラーでOneDriveをもっと便利に
OneDriveをエクスプローラーで開くことで、普段慣れ親しんだWindowsの操作方法でクラウドストレージを活用できます。
ブラウザ版とは違い、ドラッグ&ドロップでの直感的な操作や、右クリックメニューによる豊富な機能を使えるのが大きなメリットです。また、同期状況が視覚的に分かりやすく、オフライン設定も簡単に行えます。
最初は基本的な開き方から始めて、徐々にショートカット作成や同期設定などの便利機能を活用していきましょう。特に大量のファイルを扱う作業では、エクスプローラーの検索機能や整理機能が非常に役立ちます。
この記事で紹介した方法を実践すれば、OneDriveがもっと身近で使いやすいツールになるはずです。ぜひ試してみてくださいね。
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