大切な資料を作業中に誤って削除してしまった…そんな経験はありませんか?OneDriveを使っていると、時々こうした「あー!やっちゃった」という瞬間があると思います。
でも安心してください。実は、OneDriveには削除したファイルを復元するための優秀な機能がいくつも用意されているんです。今回は、そんなピンチの時に役立つ復元方法を、わかりやすく順番に解説していきますね。
まずは安心を!OneDriveの「ごみ箱」から復元する基本の方法

削除してすぐなら簡単復元
OneDriveで削除したファイルは、まず「ごみ箱」に移動して30日間保存されます。つまり、削除してから1か月以内であれば、とても簡単に復元できるということです。
OneDriveのWebサイトから復元する手順
- OneDriveのWebサイトにアクセスして、普段使っているアカウントでサインインします
- 画面左側のメニューから「ごみ箱」をクリックします
- 復元したいファイルやフォルダを見つけて選択します
- 画面上部に出てくる「復元」ボタンをクリックすれば完了です
パソコンのローカルごみ箱からの復元方法
OneDriveと同期している場合は、パソコンのごみ箱からも復元できます。
- デスクトップの「ごみ箱」アイコンをダブルクリックします
- 復元したいファイルを見つけて右クリックします
- 「復元」(Windowsの場合)または「元に戻す」(Macの場合)を選択します
これで元の場所に戻ります。とても簡単ですよね!
30日が過ぎてしまった場合の復元方法
Microsoft 365ユーザー限定の「OneDriveを復元する」機能
Microsoft 365のサブスクリプションを持っている場合は、「OneDriveを復元する」という強力な機能が使えます。これは、OneDrive全体を過去の状態に戻すことができる機能です。
復元手順
- OneDriveのWebサイトにサインインします
- 画面上部の「設定」をクリックし、「オプション」を選択します
- 左側のメニューから「OneDriveの復元」を選択します
- 復元したい日付を選んで「復元」ボタンをクリックします
ただし、この機能を使うと復元ポイント以降に作成したファイルはごみ箱に移動してしまうので、注意が必要です。
バージョン履歴を活用した復元
OneDriveには「バージョン履歴」という機能があり、30日以内または最大25履歴まで過去のファイルに遡ることができます。これは、ファイルを間違って上書きしてしまった時にも使える便利な機能です。
使い方
- 復元したいファイルを右クリックします
- メニューから「バージョン履歴」を選択します
- 復元したいバージョンを選んで「復元」をクリックします
完全に削除してしまった場合の対処法
ローカルフォルダの「以前のバージョン」機能を使う
Windows PCを使っている場合は、ローカルのOneDriveフォルダから復元できる可能性があります。
手順
- エクスプローラーで「OneDrive」フォルダを開きます
- 削除されたファイルがあった親フォルダを右クリックします
- 「以前のバージョンの復元」を選択します
- 復元したいバージョンを選んで「復元」をクリックします
ただし、この方法を使うには、事前にファイル履歴やシステムの保護が有効になっている必要があります。
データ復元ソフトを活用する
上記の方法でも復元できない場合は、データ復元ソフトを使用することをおすすめします。Recoveritといった専用ソフトを使えば、完全に削除されたファイルでも復元できる可能性があります。
OneDriveで削除が起こる主な原因を知っておこう
よくある削除の原因
- 誤操作による削除: 最も多いケースです
- 複数アカウントでの混同: 違うアカウントで操作してしまうパターン
- 共有ファイルでの削除: 他の人が削除してしまった場合
- 同期エラー: システムの不具合で消えてしまうケース
これらの原因を知っておくことで、削除を未然に防ぐことができますね。
削除を防ぐための予防策
バックアップの重要性
大切なデータはバックアップを取っておくことが何より重要です。OneDrive以外の場所にも重要なファイルのコピーを保存しておくことをおすすめします。
定期的なファイル整理
定期的にファイルを整理し、不要なものは適切に削除することで、誤った削除を防ぐことができます。また、重要なファイルには分かりやすい名前を付けておくのも効果的です。
まとめ:OneDriveの復元機能を味方につけよう
OneDriveには、私たちのうっかりミスをカバーしてくれる頼もしい復元機能がたくさん用意されています。
復元方法のおさらい
- 30日以内: ごみ箱から簡単復元
- Microsoft 365ユーザー: OneDrive全体の復元機能
- バージョン履歴: 過去25回分まで遡れる
- ローカル復元: Windows PCの以前のバージョン機能
- 最終手段: データ復元ソフトの活用
大切なのは、削除に気づいたらできるだけ早く行動することです。時間が経つほど復元が難しくなる可能性があります。
また、日頃からバックアップを取る習慣をつけておけば、万が一の時も安心です。OneDriveの機能を上手に活用して、安心してクラウドストレージを使いこなしてくださいね!
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