OneNoteを使っていると、「このページを別のノートブックに移したい」「会議メモを共有用のノートにコピーしたい」という場面がよくありますよね。
でも、「コピーの方法が分からない」「移動したらデータが消えちゃうかも」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
実は、OneNoteには別のノートへコピーする便利な機能がちゃんと用意されているんです。しかも、操作も思っているより簡単なんですよ。
今回は、OneNoteで別のノートにコピーする方法を、初心者の方でも分かりやすく解説していきます。ページ単位のコピーから、セクション全体の移動まで、様々なパターンをご紹介しますね。
データの整理や共有がもっと楽になる方法を、一緒に学んでいきましょう!
OneNoteのノート構造を理解しよう

まず、コピー操作を理解するために、OneNoteの基本的な構造について確認しておきましょう。
OneNoteの階層構造:
- ノートブック:一番大きな単位(本のようなもの)
- セクション:ノートブック内の章のような区分
- ページ:実際にメモを書く場所
- サブページ:ページの下に作れる子ページ
この構造を理解しておくと、「どこから」「どこへ」コピーするのかが明確になります。
コピーできる単位:
- ページ単体
- サブページを含むページグループ
- セクション全体
- テキストや画像などの部分的な内容
コピーと移動の違い:
- コピー:元のデータは残したまま、別の場所に複製を作る
- 移動:元の場所からデータを取り除いて、別の場所に移す
用途に応じて、コピーか移動かを選択することが大切です。
次の章では、実際にページをコピーする具体的な方法を見ていきましょう。
ページを別のノートにコピーする基本手順
それでは、OneNoteのページを別のノートブックにコピーする方法をご紹介します。手順はいくつかありますが、最も確実な方法から説明しますね。
方法1:右クリックメニューを使う方法
- コピー元のページを選択
- 左側のページ一覧から、コピーしたいページを右クリック
- 「ページの移動またはコピー」を選択
- コピー先を選択
- 「ページの移動またはコピー」ダイアログが開く
- コピー先のノートブック・セクションを選択
- 「コピー」ボタンをクリック
- 完了確認
- 指定した場所にページがコピーされる
- 元のページはそのまま残る
方法2:ドラッグ&ドロップを使う方法
- 複数のノートブックを表示
- 左側のナビゲーションで両方のノートブックを開く
- コピー元とコピー先が見える状態にする
- Ctrlキーを押しながらドラッグ
- コピーしたいページを選択
- Ctrlキーを押したまま、目的のセクションにドラッグ
- マウスを離すとコピーが完了
方法3:ショートカットキーを使う方法
- ページ内容を全選択
- Ctrl+Aでページ全体を選択
- Ctrl+Cでコピー
- 別のノートに移動
- コピー先のページを開く
- Ctrl+Vで貼り付け
この方法なら、ページの一部だけをコピーすることも可能です。
セクション全体をコピーする方法
ページ単体ではなく、セクション全体をコピーしたい場合もありますよね。関連するページをまとめて移動するときに便利な方法です。
セクションコピーの手順:
- セクションタブを右クリック
- コピーしたいセクションのタブ(上部にある)を右クリック
- 「セクションの移動またはコピー」を選択
- コピー先ノートブックを選択
- 移動先のノートブックを選択
- セクションを挿入する位置を指定
- コピーを実行
- 「コピー」ボタンをクリック
- セクション内のすべてのページがコピーされる
セクションコピーの注意点:
- セクション内のすべてのページが一括コピーされる
- サブページも含めて完全にコピーされる
- 元のセクションはそのまま残る
セクション名の変更: コピー後、同じ名前のセクションが複数できることがあります。必要に応じて、セクション名を変更しておきましょう。
セクションタブをダブルクリックすると、名前を変更できます。
次の章では、異なるデバイス間でのコピー方法について説明します。
異なるデバイス間でのコピー操作
OneNoteの大きな魅力の一つは、複数のデバイスで同期できることです。スマートフォン、タブレット、パソコンなど、異なるデバイス間でもコピー操作ができます。
デバイス別のコピー方法:
スマートフォン(iOS/Android)での操作:
- ページを選択
- コピーしたいページを長押し
- メニューから「移動/コピー」を選択
- 移動先を選択
- ノートブック一覧から目的のノートを選択
- セクションを選んで「コピー」をタップ
タブレット(iPad)での操作:
- ページリストを表示
- 左側のページ一覧を開く
- コピーしたいページをタップして選択
- 共有メニューを使用
- 画面上部の共有ボタンをタップ
- 「OneNoteにコピー」を選択
- コピー先のノートブックとセクションを指定
クラウド同期を活用した方法:
すべてのデバイスでOneNoteが同期されている場合、以下の方法も使えます:
- 一時的なセクションを作成
- 共通のノートブックに「一時保存」セクションを作る
- そこに移動したいページをコピー
- 別デバイスで取得
- 他のデバイスでOneNoteを開く
- 一時保存セクションから目的の場所にコピー
この方法なら、デバイスの種類に関係なく確実にコピーができます。
コピー時のトラブルシューティング
OneNoteでコピー操作をしていると、時々うまくいかないことがあります。よくあるトラブルと解決方法をご紹介しますね。
よくあるトラブルと解決法:
1. コピーが完了しない
- 原因:ネットワーク接続の問題や同期エラー
- 解決法:インターネット接続を確認し、しばらく待ってから再試行
2. 画像や添付ファイルがコピーされない
- 原因:ファイルサイズが大きすぎる、またはファイル形式の問題
- 解決法:画像を個別にコピー&ペーストするか、ファイルサイズを小さくする
3. 書式が崩れる
- 原因:コピー先のノートブックの設定が異なる
- 解決法:コピー後に書式を手動で調整する
4. 「アクセス権限がありません」エラー
- 原因:コピー先のノートブックに書き込み権限がない
- 解決法:ノートブックの所有者に権限を確認してもらう
5. ページが見つからない
- 原因:同期が完了していない
- 解決法:「ファイル」→「同期」を手動で実行
予防策:
- 定期的にOneNoteを最新版に更新する
- 重要なデータは複数の場所にバックアップを取る
- 大量のコピー作業は、時間に余裕があるときに行う
同期確認の方法: OneNoteの右上にある同期アイコンを確認しましょう。緑のチェックマークが表示されていれば、同期は完了しています。
まとめ
OneNoteで別のノートにコピーする方法について、基本操作からトラブル対処まで詳しく解説してきました。
今回のポイントをまとめると:
- 右クリックメニューやドラッグ&ドロップで簡単にコピー可能
- ページ単体からセクション全体まで、様々な単位でコピーできる
- スマートフォンやタブレットでも同様の操作が可能
- 同期エラーや権限問題などのトラブルには適切な対処法がある
- 重要なデータは事前にバックアップを取っておくことが大切
OneNoteのコピー機能を使いこなせば、ノートの整理や情報共有がもっと効率的になります。会議メモを共有用ノートにコピーしたり、個人的なメモを仕事用ノートに移動したりと、様々な場面で活用できますね。
最初は操作に慣れないかもしれませんが、何回か試しているうちに自然とできるようになります。ぜひ今日から、OneNoteのコピー機能を使って、より便利なデジタルノート生活を始めてみてください!
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