「PowerPointが上手く動かない」「ファイルが開けない」そんな経験はありませんか?実は、こうした問題の多くはバージョンの違いが原因なんです。
PowerPointのバージョンを知ることで、互換性の問題を解決したり、最新機能を使えるかどうかが分かります。また、会社や学校で使う際も、みんなが同じバージョンかを確認することで、スムーズな共同作業ができるようになります。
この記事では、どんな人でも簡単にPowerPointのバージョンを確認できる方法をお教えします。WindowsでもMacでも、たった数クリックで確認できますよ。
Windows版PowerPointでバージョンを確認する方法

方法1:ファイルメニューから確認する(最も簡単)
これが一番分かりやすい方法です。PowerPointを開いている状態で進めていきましょう。
手順:
- PowerPointを起動します
- 左上の「ファイル」をクリック
- メニューの一番下にある「アカウント」を選択
- 右側に表示される「PowerPointのバージョン情報」をクリック
すると、詳しいバージョン情報が表示されます。ここには以下の情報が含まれています:
- 製品名:PowerPoint 2021、PowerPoint 365など
- バージョン番号:16.0.14931.20648のような数字
- ビット数:32ビットか64ビットか
- 更新チャネル:どのような更新方法を使っているか
方法2:ヘルプメニューから確認する
もう一つの確認方法もご紹介しておきますね。
手順:
- PowerPointの右上にある「?」マークをクリック
- 「PowerPointのバージョン情報」を選択
この方法でも同じ情報を確認できます。
Mac版PowerPointでバージョンを確認する方法
Macをお使いの方は、こちらの手順で確認してください。
手順:
- PowerPointを起動
- 画面上部のメニューバーで「PowerPoint」をクリック
- 「PowerPointについて」を選択
表示される画面で、バージョン情報を確認できます。Mac版では、Windows版とは少し表示が異なりますが、基本的な情報は同じです。
バージョン番号の見方と意味を知ろう
バージョン番号って、数字がたくさん並んでいて分かりにくいですよね。でも、実はルールがあるんです。
主要なバージョンの見分け方
PowerPoint 365(サブスクリプション版)
- バージョン番号:16.0.xxxxx.xxxxx
- 特徴:毎月新機能が追加される
- 表示名:「Microsoft 365」と記載
PowerPoint 2021(買い切り版)
- バージョン番号:16.0.xxxxx.xxxxx
- 特徴:機能は固定、セキュリティ更新のみ
- 表示名:「PowerPoint 2021」と記載
PowerPoint 2019
- バージョン番号:16.0.xxxxx.xxxxx
- 特徴:2021より古い機能セット
PowerPoint 2016
- バージョン番号:16.0.xxxxx.xxxxx
- 特徴:リボンUIが刷新されたバージョン
ビット数の確認も重要
「32ビット」か「64ビット」かも重要な情報です。64ビット版の方が大きなファイルを扱えるため、画像や動画を多く使う場合は64ビット版がおすすめです。
古いバージョンを使っている場合の対処法
バージョンを確認して、「あれ、結構古いかも」と思った方もいるでしょう。古いバージョンを使い続けるリスクと、更新方法をお教えします。
古いバージョンのリスク
セキュリティの問題
- ウイルスに感染しやすくなる
- 個人情報が漏れる可能性
互換性の問題
- 新しいファイル形式が開けない
- 他の人とファイル共有で困る
機能の制限
- 便利な新機能が使えない
- 作業効率が悪くなる
更新方法
Microsoft 365をお使いの場合 自動更新が基本ですが、手動でも更新できます:
- 「ファイル」→「アカウント」
- 「更新オプション」→「今すぐ更新」
買い切り版をお使いの場合 Windows Updateを通じてセキュリティ更新が配信されます。新機能を使いたい場合は、新しいバージョンの購入を検討しましょう。
バージョン確認でよくある質問と解決法
Q1:バージョン情報が表示されない
回答: PowerPointが正常にインストールされていない可能性があります。一度PowerPointを再起動してから、もう一度試してみてください。それでも解決しない場合は、Officeの修復機能を使いましょう。
Q2:複数のPowerPointがインストールされている
回答: 古いバージョンと新しいバージョンが混在している状態です。どちらを起動しているかによって、表示されるバージョンが変わります。スタートメニューから起動するPowerPointを選んで確認してください。
Q3:バージョン番号が頻繁に変わる
回答: Microsoft 365をお使いの場合、これは正常な動作です。毎月更新されるため、バージョン番号も変わります。
他の人とのバージョン互換性を確認する方法
チームで作業する際は、みんなのバージョンを揃えることが大切です。
互換性の確認ポイント
ファイル形式
- .pptx形式:PowerPoint 2007以降で使用可能
- .ppt形式:古いバージョンでも開ける
機能の違い
- 新しい図形やアニメーション
- クラウド連携機能
- リアルタイム共同編集
解決策
保存時の工夫
- 古いバージョンとの互換性を保つ形式で保存
- 互換性チェック機能を活用
チーム内での統一
- 使用するバージョンを決める
- 定期的なバージョン確認を実施
まとめ:バージョン確認で快適なPowerPoint環境を
PowerPointのバージョン確認は、思っているより簡単でしたね。Windows版なら「ファイル」→「アカウント」→「PowerPointのバージョン情報」、Mac版なら「PowerPoint」→「PowerPointについて」で確認できます。
バージョンを知ることで、以下のメリットがあります:
- トラブル解決:問題の原因が分かりやすくなる
- セキュリティ向上:古いバージョンのリスクに気づける
- チームワーク:他の人との互換性を保てる
- 効率アップ:最新機能を活用できる
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