雨の日に古い傘を見て、「この傘、もしかして妖怪になっちゃうかも?」なんて思ったことはありませんか?
実は、そんな想像が現実になったのが傘おばけという妖怪なんです。
傘おばけは、日本の妖怪の中でも特に親しみやすく、怖いというより「なんだか可愛い」と感じる人が多い存在です。
この記事では、傘おばけの正体から見た目、特徴までわかりやすくご紹介します。
傘おばけってなに?

「傘おばけ」という名前だけ聞くと、なんとなく可愛らしい印象を受けますよね。
実は、この妖怪には様々な名前があるんです。
傘おばけの正体
名称としては「からかさ小僧(こぞう)」と呼ばれることが多く、「傘おばけ」は別名の一つです。
- 正式名:からかさ小僧(からかさこぞう)
- 別名:傘おばけ、傘ばけ
- 分類:付喪神(つくもがみ)の一種
- 誕生:使い古された傘が妖怪になったもの
付喪神って何?
傘おばけを理解するには、「付喪神」という考え方が大切です。
付喪神とは:
- 長い間使われた道具に魂が宿ったもの
- 「物にも心がある」という日本独特の考え方
- 100年以上使われると妖怪になるという説もある
- 決して悪い存在ではない
昔の日本人は、長く使った物には感謝の気持ちを持っていました。
そして、「物を粗末に扱うと、その物の魂が怒って妖怪になる」と考えていたんです。
何をするの?
傘おばけは、人を驚かせるだけ。
それ以外で人間に危害を加えたりはしません。
では、そんな傘おばけはどのような姿をしているのでしょうか?
姿・見た目:傘おばけはどんな姿?
傘おばけの見た目は、一度見たら絶対に忘れられないほど特徴的です。
マンガやアニメでも定番の姿として親しまれています。
外見の特徴
- 一本足でピョンピョン跳ねる
- 大きな一つ目がポッカリと開いている
- 長いベロをだらりと出している
- 古びた唐傘がそのまま体になっている
- 手のような部分で物を掴むこともある
目と足が2本ずつのパターンもあったみたいです。
まとめ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
- 1つ目1つ足の古ぼけた傘
- 付喪神の一種
- 人を驚かせるだけ
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