妖怪 子泣き爺:泣いて抱きつく”重たい”妖怪の正体とは?

神話・歴史・伝承

山道で赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたら、あなたはどうしますか?
「かわいそうに、どこかに迷子の赤ちゃんがいるのかな」と思って探しに行くでしょうか?

でも、ちょっと待ってください。もしかすると、それは「子泣き爺」という妖怪の仕業かもしれません。

この記事では、人の優しさにつけ込む恐ろしい妖怪「子泣き爺」についてわかりやすく解説していきます。

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子泣き爺とは?

みっち – photo taken by みっち, CC BY-SA 2.1 jp, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=2484825による

「子泣き爺(こなきじじい)」は、徳島県の山の中に現れる妖怪

姿・見た目

子泣き爺の見た目には2パターンある。

  • 老人の顔をした赤ん坊
    • 赤ん坊の鳴き声をあげる老人

どちらにしろ老人の顔を持っていて、赤ん坊の泣き声をあげる。

特徴

子泣き爺は、一見無害な存在に見えるが、実はとても危険です。

特徴

  • 山の中に現れ、ギャーギャーと泣く
  • 人が抱き上げると、どんどん重くなっていく
  • 子泣き爺が現れた次の日に地震が起こる

伝承

子泣き爺は、徳島県の山間部で語られてきた妖怪です。

基本的な昔話

  1. 山道を歩くと、どこからか泣き声が聞こえてくる
  2. 近づくと、赤ん坊が泣いていた
  3. あわれんで抱き上げると、赤ん坊がどんどん重くなる
  4. 赤ん坊を離そうとしても、全く引き剥がせずそのまま重さに押しつぶされて絶命

死にまではせずとも苦しめられるので、とても危険な存在。

まとめ

子泣き爺は、見た目と中身のギャップが最大の特徴の妖怪です。

重要なポイント

  • 赤ん坊の姿と泣き声で人を油断させる
  • 抱かれたら重くなり、人の命を奪う

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