「キジムナー」って聞いたことありますか?
沖縄に旅行したことがある人や、沖縄出身の友だちがいる人なら、耳にしたことがあるかもしれませんね。
でも「どんな姿をしてるの?」「良い妖怪なの?悪い妖怪なの?」と思う人も多いはず。
この記事では
- 名前の意味や由来
- 見た目の特徴
- 性格や不思議な行動
- 伝わる面白い伝承
を、やさしく分かりやすく紹介します。
名前

「キジムナー」にはいくつかの別名があり、地域によって呼び方が少し違います:
- キジムナー(一般的)
- キジムン
- キムヤー
- セーマ(精魔)
- ブナガヤ
- アカガンタ
姿・見た目

キジムナーは見た目がちょっとユニークです。
キジムナーの姿
- 小さな子どもの姿をしている
- 赤い髪の毛をふさふさと生やしている
- 顔や体も赤い
地域によっては黒いともされるが、一般的には赤い髪や体を持っている。
特徴
キジムナーにはおもしろい性格や行動の特徴があります。
性格・行動ポイント
- ガジュマルに住む
- 基本的には友好的でいたずら好き
- 魚やカニが好きで、漁が得意(彼は魚の片目だけを食べる)
- 仲良くなると、漁や山仕事を手伝ってくれる
- 火と関連深い
たゃんと気をつかえば良い友達になれる妖怪です。次は、そんなキジムナーにまつわる不思議なお話を紹介します。
伝承

沖縄には、キジムナーにまつわる昔話や伝承がたくさんあります。
- イタズラ:
人を騙したり、眠っている人を押さえつけて苦しませてみた理、灯りを奪っていったりする。 - 友達:
キジムナーと友達になると、魚がたくさん取れるのだそうだ。
ただ、キジムナーが片目だけを食べてしまうので、魚は全部片目だけになっている。 - 縁切りと報復:
キジムナーと縁を切りたい時は、キジムナーが宿っている木(一般的にはガジュマル)を焼いたり、釘を打ち込めばいいそうだ。
しかし、この方法によって家畜を殺されたり、海に沈められるといった報復をされたという話もある。 - キジムナー火:
8月10日には、キジムナー火が出ることがある。
この日が家の屋根から上がるのは、死の予兆だとされる。
友達になれば基本的に良い妖怪だが、敵対するとかなり容赦がない。
まとめ
今回は、沖縄の妖怪「キジムナー」について
- 名前の意味
- 見た目のユニークさ
- 性格や行動
- おもしろい伝承
を紹介しました。
キジムナーは怖い面もありますが、比較的に人間と友好的な妖怪。
ガジュマルの木にはキジムナーがいるかもしれませんので気をつけてくださいね。
気づかずに傷つけてしまうと・・・
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