「Wordでノートのようなけい線を引きたい」「紙に手書きするような下書きが欲しい」と思ったことはありませんか?実はWordには、ノート線(横けい線)を簡単に作成する方法があります。この記事では、けい線の引き方や、ルーズリーフのようなレイアウトを作るテクニックを、具体的にご紹介します。
ノート線とは?
ノート線とは、学校のノートやルーズリーフのように、横方向に等間隔で引かれた線のことです。文字の位置をそろえたり、手書きで清書したりするときに便利です。
Wordでノート線を作る3つの方法

表(テーブル)を使ってノート線を再現する
Wordで等間隔の横線を作る最も簡単な方法は、表を使うことです。
操作手順
- 「挿入」→「表」→ 1列×20行 など任意の行数で作成
- 表のサイズを広げて、ノートに似た間隔に調整
- 列幅はそのまま、行の高さだけを「表ツール → レイアウト → 高さ指定」で調整(例:1.2cm)
- 「けい線」設定で「外枠なし」「横線のみ」にすると、よりノートらしく見えます
この方法のメリット
- 等間隔できれいに並ぶ
- 行の数を自由に変更できる
- 印刷でもはっきり線が出る
けい線機能を使って1行ずつ線を引く
「段落けい線」を使うと、文字の下に1本線を入れることができます。
操作手順
- 「ホーム」→「段落」グループの「けい線」ボタンをクリック
- 「下線」を選択
- 好きな行に何度でも適用できる
ポイント
この方法は短いメモやコメント欄に向いています。
背景にノート線画像を設定する
もっとリアルなノート風デザインを作りたい場合は、背景にノート線の画像を使う方法があります。
手順
- ネットなどで「ノート線 背景画像」を用意
- 「デザイン」→「透かし」→「カスタム透かし」から画像を設定
- 透明度を調整すれば、上から文字を打つことも可能
この方法の特徴
- 本物のノートに最も近い見た目
- 背景なので文字の入力も可能
- プリンターによっては薄く印刷される場合がある
応用:ノート線のテンプレートを作っておくと便利
一度表形式や画像でノート線を作ったら、それをテンプレートとして保存しておけば、次回からすぐに使えます。
保存方法
「ファイル」→「名前を付けて保存」→「Wordテンプレート(*.dotx)」として保存
よくある質問
Q:線が印刷されないのですが?
A:表の線やけい線が「グレーのガイド線」になっていると、印刷には出ません。「表のデザイン」→「枠線の色」で黒などを選び、実線に変更してください。
Q:行間を一定にするには?
A:「段落」設定で「固定値」を使えば、行の高さを自由に設定できます(例:行間20ptなど)。
Q:線の太さを変えたいときは?
A:表を使う場合は、「表のデザイン」→「枠線の太さ」で調整できます。1ptから6ptまで選べます。
Q:縦の線も入れてノート感を出したいときは?
A:表の「外側のけい線」で左端に縦線を1本追加すると、ルーズリーフのような見た目になります。
ノート線を活用したアイデア
手書きメモ用の下書き
プリンターで印刷して、手書きでメモを取るときの下敷きとして使えます。
子どもの練習帳
ひらがなや漢字の練習帳として活用できます。行の高さを調整すれば、文字サイズに合わせられます。
会議の議事録フォーマット
上部にタイトル欄、下部をノート線にして、議事録のフォーマットとして使えます。
まとめ
Wordで「ノート線」を作成するには、以下の方法が便利です:
- 表(テーブル)を使う:等間隔で整ったノート線が作れる
- 段落けい線を使う:1行ずつ手軽に線を引ける
- 背景画像を使う:本物のノートに近い見た目が再現できる
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