VS Codeの拡張機能の入れ方|初めての人でもすぐわかる簡単手順

プログラミング・IT

VS Codeを初めて使う人から、よくこんな質問をいただきます。

「VS Codeをインストールしたけど、機能が足りない気がする」
「PythonやJavaScriptの開発に必要な拡張機能ってどこから入れるの?」
「そもそも拡張機能って何?」

実は、VS Codeの真の力は**拡張機能(Extension)**にあります。拡張機能を追加することで、VS Codeは普通のテキストエディタから、プロ仕様の開発環境に変身します。

この記事では、VS Codeで拡張機能をインストールする方法を初心者にもわかりやすく解説します。記事を読み終わる頃には、自分好みのVS Code環境を構築できるようになるでしょう。

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拡張機能とは?基本知識

拡張機能でできること

VS Codeの拡張機能を使うと、以下のようなことができるようになります:

  • プログラミング言語のサポート: Python、JavaScript、Java等の構文ハイライト
  • コード補完: 変数名や関数名の自動補完
  • デバッグ機能: エラーの原因を簡単に見つける
  • テーマ変更: エディタの見た目をカスタマイズ
  • Git連携: バージョン管理をより便利に

なぜ拡張機能が必要なの?

VS Code本体は軽量で高速ですが、最初から全ての機能を含んでいません。必要な機能だけを拡張機能として追加することで、自分の開発スタイルに合った環境を作れます。

VS Codeで拡張機能をインストールする手順

方法1: 拡張機能ビューから(おすすめ)

最も基本的で簡単な方法です。

手順1: 拡張機能ビューを開く

VS Codeを起動したら、左側のサイドバーにある四角が4つ集まったアイコンをクリックします。このアイコンが拡張機能ビュー(Extensions)への入り口です。

手順2: 拡張機能を検索する

画面上部の検索ボックスに、インストールしたい拡張機能の名前を入力します。

人気の拡張機能例:

  • Python – Python開発に必須
  • Prettier – コードの自動整形
  • Japanese Language Pack – VS Codeの日本語化
  • Live Server – Webページのライブプレビュー
  • GitLens – Git機能の拡張

手順3: インストールする

検索結果に表示された拡張機能の中から、目的のものを見つけて**「Install」ボタン**をクリックします。

インストールが完了すると、ボタンが「Installed」に変わります。これで拡張機能の追加は完了です。

方法2: コマンドパレットから

キーボード操作が好きな人におすすめの方法です。

手順

  1. Ctrl + Shift + P(Macは Cmd + Shift + P)を押す
  2. Extensions: Install Extensionsと入力
  3. Enterキーを押すと拡張機能ビューが開く
  4. あとは方法1と同じ手順でインストール

方法3: VS Code Marketplaceから

ブラウザで拡張機能を探してからインストールする方法です。

手順

  1. ブラウザで VS Code Marketplace を開く
  2. 欲しい拡張機能を検索
  3. 拡張機能のページで「Install」ボタンをクリック
  4. VS Codeが自動で起動してインストールが始まる

この方法は、拡張機能の詳細な説明や評価を確認してからインストールしたい場合に便利です。

インストール後の設定と使い方

拡張機能が正しくインストールされたか確認

インストール後は、以下の方法で確認できます:

  1. 拡張機能ビューの「Installed」タブを開く
  2. インストールした拡張機能が一覧に表示される
  3. 拡張機能名の横に「歯車アイコン」があれば正常にインストール完了

拡張機能の設定を変更する

多くの拡張機能は、インストール直後から使えますが、より便利に使うために設定を調整できます。

設定画面の開き方

  1. Ctrl + ,(Macは Cmd + ,)で設定画面を開く
  2. 検索欄に拡張機能名を入力
  3. 該当する設定項目を調整

拡張機能個別の設定

拡張機能ビューで該当の拡張機能を選択し、「歯車アイコン」から「Extension Settings」を選ぶと、その拡張機能専用の設定画面が開きます。

初心者におすすめの拡張機能

プログラミング言語別

Python開発

  • Python: Python言語の基本サポート
  • Pylance: より高度なコード補完とエラーチェック

JavaScript/Web開発

  • ES7+ React/Redux/React-Native snippets: React開発用のコードスニペット
  • Auto Rename Tag: HTMLタグの自動リネーム
  • Live Server: ローカルサーバーでWebページをプレビュー

汎用的に便利

  • Japanese Language Pack for Visual Studio Code: VS Codeの日本語化
  • Prettier – Code formatter: コードの自動整形
  • GitLens — Git supercharged: Git機能の大幅拡張
  • Bracket Pair Colorizer: 対応する括弧を色分け

テーマ・見た目

  • One Dark Pro: 人気のダークテーマ
  • Material Icon Theme: ファイルアイコンをわかりやすく
  • Dracula Official: 目に優しいダークテーマ

拡張機能管理のコツ

不要な拡張機能をアンインストール

使わなくなった拡張機能は、VS Codeの動作を重くする原因になります。

アンインストール手順

  1. 拡張機能ビューを開く
  2. 削除したい拡張機能を見つける
  3. 「歯車アイコン」をクリック
  4. 「Uninstall」を選択

拡張機能の有効/無効切り替え

プロジェクトによって使う拡張機能を変えたい場合は、一時的に無効にできます。

無効化手順

  1. 拡張機能ビューで該当の拡張機能を選択
  2. 「Disable」ボタンをクリック
  3. 再度有効にしたい場合は「Enable」をクリック

ワークスペース固有の拡張機能

特定のプロジェクトでのみ使いたい拡張機能は、ワークスペース単位で管理できます。

設定方法

  1. プロジェクトフォルダを開いた状態で拡張機能をインストール
  2. 「歯車アイコン」から「Enable (Workspace)」を選択
  3. そのプロジェクトでのみ拡張機能が有効になる

よくある問題と対処法

拡張機能がインストールできない

原因と対処法

ネットワーク接続の問題

  • インターネット接続を確認
  • 会社のファイアウォール設定を確認

VS Codeのバージョンが古い

  • VS Codeを最新版にアップデート
  • 拡張機能の対応バージョンを確認

拡張機能が動作しない

確認すべきポイント

  1. 拡張機能が有効になっているか確認
  2. VS Codeの再起動を試す
  3. 拡張機能の設定を確認
  4. 他の拡張機能との競合がないかチェック

VS Codeが重くなった

拡張機能を多数インストールすると、VS Codeの起動や動作が遅くなることがあります。

対処法

  1. 使わない拡張機能をアンインストール
  2. 必要に応じて拡張機能を無効化
  3. VS Codeの設定を最適化

拡張機能選びのポイント

信頼できる拡張機能の見分け方

VS Code Marketplaceには数多くの拡張機能がありますが、以下のポイントで品質を判断できます:

チェックポイント

  • ダウンロード数: 多くの人に使われているか
  • 評価(星の数): ユーザーからの評価が高いか
  • 最終更新日: 定期的にメンテナンスされているか
  • 作者の信頼性: Microsoft公式やよく知られた開発者か

避けるべき拡張機能

  • 長期間更新されていない
  • 評価が極端に低い
  • 説明が不十分
  • 作者の情報が不明確

まとめ

VS Codeの拡張機能のインストールは、以下の簡単な手順で行えます:

  1. 拡張機能ビューを開く(左のサイドバーの四角アイコン)
  2. 検索して「Install」をクリック
  3. 必要に応じて設定をカスタマイズ

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