「Macで長いWebページを読んでいると、最後までスクロールするのが大変…」
「手でマウスをぐるぐる動かすのが面倒!」
そんなときに便利なのが、一気にページの一番下まで移動できるショートカットキーです。
知っておくと、ニュースサイトやブログ、SNSを読むときにとても効率がよくなります。
この記事では、MacでWebサイト(SafariやChromeなど)を使うときに、一番下まで素早く移動する方法を紹介します。
ショートカットキーを覚えるメリット
Webページのスクロールショートカットを覚えると、こんなメリットがあります:
- 作業効率がアップ:長いページでもすぐに目的の場所に移動できる
- 手首の負担軽減:マウスやトラックパッドを何度も動かす必要がない
- 正確な操作:確実にページの最上部・最下部に移動できる
- どのアプリでも使える:ブラウザ以外のアプリでも同じ操作が使える
方法1:Macの標準ショートカットキー

基本の操作方法
Macの標準キーボード(JIS配列、US配列どちらも)では、以下のキーの組み合わせが使えます:
- ページの一番下へ:
fn+↓(下矢印) - ページの一番上へ:
fn+↑(上矢印)
この操作は、ほぼすべてのMacアプリで使えるシステム共通のショートカットです。
キーボードの種類別操作方法
MacBook(内蔵キーボード)の場合
最近のMacBook(特にM1チップ以降のモデル)では、以下の操作も使えます:
- ページの一番下へ:
control+↓ - ページの一番上へ:
control+↑
これはfnキーがない、または小さすぎて押しにくい場合の代替方法です。
外付けキーボード(Apple Keyboard)の場合
フルサイズのApple Keyboardや他社製キーボードなら、専用キーが使えます:
- ページの一番下へ:
Endキー - ページの一番上へ:
Homeキー
これらのキーは一発で移動できるため、最も効率的です。
他社製キーボードの場合
Windows用キーボードをMacで使っている場合:
- ページの一番下へ:
fn+↓またはEndキー - ページの一番上へ:
fn+↑またはHomeキー
キーボードによって配置が違うので、実際に試してみてください。
方法2:ブラウザ専用のショートカット

Safari、Chrome、Firefox共通
すべての主要ブラウザで使える便利なショートカットがあります:
- ページの一番下へ:
Command+↓ - ページの一番上へ:
Command+↑
このショートカットは覚えやすく、ブラウザを変えても同じ操作で使えるのが魅力です。
ブラウザ別の追加ショートカット
Safari専用
- 前のページに戻る:
Command+← - 次のページに進む:
Command+→ - ページを更新:
Command+R
Chrome専用
- タブを切り替える:
Command+Option+→/← - 新しいタブを開く:
Command+T - タブを閉じる:
Command+W
方法3:トラックパッドでのスワイプ操作
基本のスワイプ方法
MacBookのトラックパッドやMagic Trackpadを使っている場合、指でのスワイプ操作も効果的です:
- 下方向にスクロール:2本指で上に向かってスワイプ
- 上方向にスクロール:2本指で下に向かってスワイプ
勢いをつけたスワイプのコツ
長いページを一気にスクロールしたい場合:
- 2本指をトラックパッドに置く
- 勢いよく「シュッ」と上方向(または下方向)にスワイプ
- 指を離すと慣性でスクロールが続く
ゆっくり何度もスワイプするより、一度の強いスワイプの方が効率的です。
スワイプの設定をカスタマイズ
トラックパッドの動作は「システム環境設定」で調整できます:
- 「システム環境設定」→「トラックパッド」を開く
- 「スクロールとズーム」タブを選択
- 「スクロールの方向:ナチュラル」のチェックで向きを変更可能
方法4:マウスでの操作
Magic Mouseの場合
Appleの Magic Mouseを使っている場合:
- スクロール:マウス表面を指でスワイプ
- 勢いをつけたスクロール:素早く強めにスワイプ
他社製マウスの場合
スクロールホイール付きマウスの場合:
- 連続スクロール:ホイールを勢いよく回す
- ページ単位スクロール:
fn+ ホイール(機種によって異なる)
アプリ別の応用

PDFリーダー(Preview、Adobe Acrobat)
PDFを読むときも同じショートカットが使えます:
- 文書の最後へ:
fn+↓またはCommand+↓ - 文書の最初へ:
fn+↑またはCommand+↑
テキストエディター(VSCode、TextEdit)
コードエディターや文書作成アプリでも有効です:
- ファイルの最後へ:
Command+↓ - ファイルの最初へ:
Command+↑ - 行の最後へ:
Command+→ - 行の最初へ:
Command+←
SNSアプリ(Twitter、Facebook)
WebブラウザでSNSを見るときも同じショートカットが使えます:
- タイムラインの下へ:
Command+↓ - タイムラインの上へ:
Command+↑
よくあるトラブルと解決方法

ショートカットが効かない場合
原因1:アプリが対応していない
一部のWebアプリや特殊なサイトでは、ショートカットが無効になっている場合があります。
解決方法:
- 別のショートカット(
fn+↓)を試す - トラックパッドでのスワイプに切り替える
原因2:キーボード設定の問題
キーボードの設定によって、ファンクションキーの動作が変わることがあります。
解決方法:
- 「システム環境設定」→「キーボード」を開く
- 「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」をチェック
- 設定後にもう一度試してみる
原因3:外付けキーボードの互換性
Windows用キーボードなどでは、一部のキーが正しく認識されないことがあります。
解決方法:
- 「Karabiner-Elements」などのキーマッピングアプリを使用
- ブラウザ専用のショートカット(
Command+↓)を使う
スクロールが止まらない場合
勢いをつけたスワイプで、スクロールが止まらなくなることがあります。
解決方法:
- トラックパッドに指を置く(スクロールが止まる)
Command+↑で最上部に戻る- 設定でスクロール速度を調整する
効率的な使い分けのコツ

場面別おすすめ方法
長い記事を読むとき
Command+↓で一番下まで移動- ざっと内容を確認
- 興味のある部分まで
fn+↑やスワイプで戻る
SNSのタイムラインを見るとき
- 新しい投稿をチェック:
Command+↑で最上部へ - 昔の投稿を探す:勢いをつけたスワイプで下方向へ
調べ物をするとき
- 検索結果の最後まで確認:
Command+↓ - 気になる結果を見つけたら:そこで止まって詳細を確認
キーボードとトラックパッドの使い分け
- 正確に移動したい:キーボードショートカット
- 流し読みしたい:トラックパッドでスワイプ
- 細かく調整したい:マウスのスクロールホイール
まとめ
MacでWebサイトを一気に一番下までスクロールする方法をまとめると:
主要な方法
| 方法 | 操作 | 特徴 |
|---|---|---|
| Mac標準 | fn + ↓ | すべてのアプリで使える |
| ブラウザ共通 | Command + ↓ | 覚えやすく確実 |
| トラックパッド | 2本指で勢いよくスワイプ | 直感的で自然 |
| 外付けキーボード | Endキー | 最も効率的 |
使い分けのコツ
- 普段使い:
Command+↓/↑(覚えやすい) - MacBook使用時:
fn+↓/↑(標準的) - 快適操作:外付けキーボードの
End/Homeキー - 直感的操作:トラックパッドでのスワイプ


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