Macでウィンドウを移動する便利なショートカット|作業効率がぐんとアップ!

Mac

Macを使っていると、たくさんのアプリやウィンドウを開きながら作業する場面が多いですよね。

でも、いちいちマウスでウィンドウを切り替えたり、位置を動かしたりするのは意外と面倒…。
そこで覚えておきたいのがウィンドウやデスクトップを素早く移動できるショートカットキーです。

この記事では、Macでのウィンドウ移動や切り替えを快適にするショートカットをまとめて紹介します。

これらを覚えるだけで、作業効率が劇的に向上するはずです。

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基本的なウィンドウ切り替えショートカット

アプリケーション間の移動

アプリ切り替えの基本

⌘ + Tab

最もよく使う基本中の基本のショートカットです。

開いているアプリケーションをアイコン一覧で表示し、Tabを押すたびに次のアプリへ移動できます。

使い方のコツ

  • を押しながらTabを連打して目的のアプリを選択
  • を離すと選択したアプリがアクティブになる
  • Shiftを同時に押すと逆順で移動可能

直前のアプリにすぐ戻る

⌘ + Tab(一回だけ)

⌘ + Tabを一回だけ押すと、直前に使っていたアプリにすぐ戻れます。2つのアプリを行き来する作業で非常に便利です。

同じアプリ内でのウィンドウ切り替え

同一アプリの複数ウィンドウを移動

⌘ + `

(「`(バッククオート)」は数字の1の左にあるキー)

同じアプリケーション内で複数のウィンドウを開いている場合に使用します。例えば:

  • Safariで複数のウィンドウを開いているとき
  • Finderで複数のフォルダを開いているとき
  • Pagesで複数の文書を編集しているとき

注意点 日本語キーボードでは「`」の位置が異なる場合があります。その場合は「@」キーを試してみてください。

アプリ内ウィンドウの詳細切り替え

⌘ + F1

一部のアプリケーションでは、このショートカットも同様の機能を提供します。

デスクトップとスペースの移動

仮想デスクトップ(スペース)の切り替え

左右のデスクトップに移動

⌃ + →
⌃ + ←

Mission Controlで複数のデスクトップ(スペース)を作成している場合、これらのショートカットでスペース間を移動できます。

特定のデスクトップに直接移動

⌃ + 数字キー(1、2、3...)

デスクトップ番号を指定して直接移動できます。最大9つまでのデスクトップに対応しています。

Mission Controlの活用

すべてのウィンドウを一覧表示

F3

または

⌃ + ↑

開いているすべてのウィンドウとデスクトップを一覧表示します。目的のウィンドウをクリックまたはカーソルキーで選択できます。

アプリケーション単位でウィンドウを表示

F4

または

⌃ + ↓

現在アクティブなアプリケーションのウィンドウのみを一覧表示します。

ウィンドウの配置とサイズ調整

フルスクリーン表示

全画面表示の切り替え

⌃ + ⌘ + F

アクティブなウィンドウを全画面表示にしたり、元のサイズに戻したりできます。

Split View(分割表示)の使い方

分割表示の開始方法

  1. ウィンドウ左上の緑のボタンを長押し
  2. 「ウィンドウを画面左側にタイル表示」または「ウィンドウを画面右側にタイル表示」を選択
  3. もう一つのアプリを選択して画面を分割

分割表示の終了

Esc

分割表示を終了してフルスクリーンを解除します。

ウィンドウの最小化と復元

ウィンドウを最小化

⌘ + M

アクティブなウィンドウをDockに最小化します。

最小化されたウィンドウを復元

⌘ + Tab → 目的のアプリ選択 → Option押しながら⌘を離す

少し複雑ですが、最小化されたウィンドウを素早く復元できます。

高度なウィンドウ操作

ウィンドウの隠し方

アクティブアプリを隠す

⌘ + H

現在のアプリのすべてのウィンドウを隠します。

他のアプリをすべて隠す

⌘ + Option + H

現在のアプリ以外のすべてのアプリを隠します。集中して作業したいときに便利です。

ウィンドウの閉じ方

ウィンドウを閉じる

⌘ + W

アクティブなウィンドウを閉じます。

アプリケーションを終了

⌘ + Q

アプリケーション全体を終了します。

サードパーティアプリでさらに便利に

おすすめのウィンドウ管理アプリ

Magnet(有料・App Store)

価格: 610円(2024年現在)

主な機能

  • Windowsライクなスナップ機能
  • 画面の左右半分、四分の一への配置
  • マルチディスプレイ対応

基本的なショートカット

⌃ + Option + ← : 画面左半分
⌃ + Option + → : 画面右半分
⌃ + Option + ↑ : 画面上半分
⌃ + Option + ↓ : 画面下半分
⌃ + Option + U : 画面左上四分の一
⌃ + Option + I : 画面右上四分の一

Rectangle(無料・オープンソース)

価格: 無料

主な機能

  • Magnetとほぼ同等の機能
  • カスタマイズ可能なショートカット
  • オープンソースで安心

基本的なショートカット

⌃ + Option + ← : 左半分
⌃ + Option + → : 右半分
⌃ + Option + ↑ : 最大化
⌃ + Option + ↓ : 元のサイズに戻す

BetterTouchTool(高機能・有料)

価格: $22(買い切り)または$9.50/年

主な機能

  • トラックパッドジェスチャーのカスタマイズ
  • 複雑なウィンドウ配置ルール
  • Touch Barのカスタマイズ(対応機種)

アプリの選び方

無料で試したい場合

Rectangleがおすすめです。基本的な機能は十分で、オープンソースなので安心して使用できます。

シンプルで使いやすさ重視

Magnetがおすすめです。App Storeからの購入で安心感があり、直感的な操作ができます。

高度なカスタマイズが必要

BetterTouchToolがおすすめです。価格は高めですが、できることの幅が圧倒的に広いです。

効率的なワークフローの作り方

デスクトップ(スペース)の使い分け

用途別デスクトップ設定例

デスクトップ1: メイン作業

  • ブラウザ、テキストエディタ、開発環境

デスクトップ2: コミュニケーション

  • Slack、Teams、Mail

デスクトップ3: 資料・参考

  • PDF閲覧、プレビュー、メモアプリ

デスクトップ4: エンターテイメント

  • 音楽、動画、ゲーム

効率的な移動パターン

  1. メイン作業(デスクトップ1)で集中
  2. **⌃ + →**でコミュニケーション確認
  3. **⌃ + ←**ですぐにメイン作業に戻る
  4. 必要に応じて**⌃ + 3**で資料を確認

ショートカットの覚え方

段階的な学習計画

第1週: 基本操作

  • ⌘ + Tab: アプリ切り替え
  • `⌘ + “`: 同一アプリ内切り替え

第2週: デスクトップ操作

  • ⌃ + ←/→: スペース移動
  • F3: Mission Control

第3週: ウィンドウ管理

  • ⌘ + M: 最小化
  • ⌘ + H: アプリを隠す

第4週: 応用操作

  • サードパーティアプリの導入と設定
  • カスタムショートカットの作成

トラブルシューティング

よくある問題と解決方法

ショートカットが効かない場合

システム環境設定の確認

  1. システム環境設定 → キーボード → ショートカット
  2. 該当する項目がチェックされているか確認
  3. 他のアプリと競合していないか確認

アプリケーション固有の設定 一部のアプリでは独自のショートカット設定があり、システム標準より優先される場合があります。

Mission Controlが期待通りに動作しない

設定の確認手順

  1. システム環境設定 → Mission Control
  2. 「最新の使用状況に基づいてスペースを自動的に並び替える」のチェックを外す
  3. 「ディスプレイごとに個別のスペース」の設定を確認

サードパーティアプリの権限問題

アクセシビリティ権限の付与

  1. システム環境設定 → セキュリティとプライバシー → プライバシー
  2. アクセシビリティを選択
  3. 該当アプリにチェックを入れる

まとめ

Macでウィンドウを快適に移動するためのショートカットは、作業効率を大幅に向上させる重要なスキルです。重要なポイントを整理すると:

必須ショートカット

  • ⌘ + Tab: アプリケーション切り替え
  • ⌘ + `: 同一アプリ内ウィンドウ切り替え
  • ⌃ + ←/→: デスクトップ(スペース)移動
  • F3: Mission Control表示

効率化のポイント

  • 段階的に覚える: 一度にすべて覚えようとせず、週単位で習得
  • 用途別デスクトップ: 作業内容に応じてスペースを使い分け
  • サードパーティアプリの活用: RectangleやMagnetでWindowsライクな操作

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