パソコンで作業をしていて、「全部まとめて選びたい」と思ったことはありませんか?
- 長い文章を全部コピーしたい
- フォルダの中のファイルを一気に移動したい
- 表計算で全セルを一瞬で選択したい
- ブラウザの文章をすべて選んでコピーしたい
こんなとき、マウスでドラッグして選ぶのは時間がかかるし、途中で選択範囲がずれてしまうこともあります。
でも、Windowsには全選択のショートカットキーがあり、これを使えば一瞬で解決できます。
この記事では、Windowsでの全選択のやり方を初心者にもわかりやすく説明します。
Windowsの全選択ショートカット|基本は「Ctrl + A」

覚えるのはこれだけ
Windowsの全選択は、ほとんどのアプリや場面でこのショートカットでOKです。
Ctrl + A
使い方
- Ctrlキーを押したままにする
- Aキーを押す
- 両方のキーを離す
Aは「All(すべて)」の頭文字なので、とても覚えやすいです。
どんなときに使える?
このショートカットは、以下のような場面で使えます。
- 文章作成ソフト(Word、メモ帳、テキストエディタ)
- 表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート)
- ブラウザ(Chrome、Edge、Firefox)
- ファイル管理(エクスプローラー、デスクトップ)
- 画像編集ソフト(ペイント、Photoshop)
アプリ別|全選択ショートカットの使い方
Word・メモ帳・テキストエディタ
文章を書いているときに「全部選んでコピーしたい」場合の手順です。
手順
- Ctrl + Aで文章全体を選択
- Ctrl + Cでコピー
- Ctrl + Vで貼り付け
この3つのショートカットを覚えておけば、文章の作業がとても速くなります。
よくある使用例
- レポートの内容を別の文書にコピーする
- メモ帳の内容をメールに貼り付ける
- ブログの下書きをWordPressに移す
Excel・表計算ソフト
Excelの場合、全選択にはちょっとしたコツがあります。
データがある範囲だけ選ぶ場合
- データの中のどこかのセルをクリック
- Ctrl + Aを1回押す
- データがある範囲だけが選択される
シート全体を選ぶ場合
- Ctrl + Aを2回連続で押す
- または、左上の三角マーク(行番号と列番号が交わるところ)をクリック
実用例
- 表全体の書式を一気に変更する
- データ範囲を別のシートにコピーする
- 表全体に罫線を引く
エクスプローラー(ファイル管理)
フォルダ内のファイルを全部選ぶときにもCtrl + Aが便利です。
使用例
- 写真フォルダの画像を全部別のフォルダに移動
- 音楽ファイルを全選択してプレイリストに追加
- 古いファイルを全部選んで削除
注意点 フォルダの中でファイルを全選択すると、そのフォルダ内のすべてのファイルとフォルダが選ばれます。間違って大事なファイルを削除しないよう注意しましょう。
ブラウザ(Chrome・Edge・Firefox)
ウェブページの文章を全部選んでコピーしたいときにも使えます。
手順
- コピーしたいページを開く
- Ctrl + Aでページ全体を選択
- Ctrl + Cでコピー
- メモ帳やWordにCtrl + Vで貼り付け
便利な使い方
- ニュース記事を保存する
- レシピサイトの内容をメモに残す
- 調べ物の結果を文書にまとめる
全選択がうまくいかないときの対処法

カーソルが入力欄にない場合
文章やファイルを選択したいのに、うまくいかない場合があります。
原因と対処法
- 入力欄をクリックしてからCtrl + Aを押す
- ファイル選択の場合は、フォルダの空白部分をクリックしてからCtrl + A
一部だけしか選択されない場合
Excelなどで、思ったより狭い範囲しか選択されないことがあります。
対処法
- もう一度Ctrl + Aを押す(Excelの場合)
- Ctrl + Shift + Endで文書の最後まで選択
- Ctrl + Shift + Homeで文書の最初まで選択
アプリが反応しない場合
古いソフトや特殊なアプリでは、Ctrl + Aが効かないことがあります。
代替方法
- メニューバーから「編集」→「すべて選択」
- 右クリックして「すべて選択」
- Shift + クリックで範囲選択
さらに便利!全選択と組み合わせるショートカット
よく使う組み合わせ
全選択と一緒に覚えておくと便利なショートカットです。
コピー関連
- Ctrl + A → Ctrl + C → Ctrl + V(全選択→コピー→貼り付け)
- Ctrl + A → Ctrl + X(全選択→切り取り)
削除・操作関連
- Ctrl + A → Delete(全選択→削除)
- Ctrl + A → Ctrl + Z(全選択→元に戻す)
書式設定関連
- Ctrl + A → Ctrl + B(全選択→太字)
- Ctrl + A → Ctrl + I(全選択→斜体)
部分選択のショートカット
全選択ではなく、部分的に選択したい場合のコツです。
単語単位での選択
- Ctrl + Shift + →(単語ずつ右に選択)
- Ctrl + Shift + ←(単語ずつ左に選択)
行単位での選択
- Shift + End(行末まで選択)
- Shift + Home(行頭まで選択)
段落単位での選択
- Ctrl + Shift + ↓(段落の終わりまで選択)
- Ctrl + Shift + ↑(段落の始まりまで選択)
よくある質問と回答

Q: Macでも同じショートカットが使える?
A: MacではCmd + Aになります。Windowsの「Ctrl」がMacでは「Cmd(Command)」に変わります。
Q: スマホやタブレットでも全選択できる?
A: できます。方法は以下の通りです。
iPhone・iPad
- 文章を長押し→「すべてを選択」をタップ
Android
- 文章を長押し→「すべて選択」をタップ
Q: ゲーム中に間違ってCtrl + Aを押してしまった
A: ゲームによっては、ショートカットキーが別の機能に割り当てられていることがあります。ゲームの設定で「キーバインド」や「操作設定」を確認しましょう。
Q: 全選択を取り消したい場合は?
A: 以下の方法で選択を解除できます。
- どこか別の場所をクリック
- Escキーを押す
- Ctrl + D(アプリによって異なる)
まとめ:全選択をマスターして作業効率を大幅アップ
Windowsでの全選択は、Ctrl + Aこれだけでほぼすべてのシーンをカバーできます。
この記事で覚えたポイント
- 基本はCtrl + A(All = すべて)
- Excelでは2回押すとシート全体が選択される
- ブラウザ、Word、エクスプローラーすべてで使える
- うまくいかないときは入力欄をクリックしてから実行
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