スクリーンショット(スクショ)とは、今スマホの画面に表示されている内容を写真のように保存する機能のことです。
例えば、友達とのおもしろいやり取りや、気になる商品の情報、地図の案内などを、ボタン一つで画像として残すことができます。
「今この画面を保存しておきたい!」と思った瞬間に、すぐに記録できるとても便利な機能なのです。
スクリーンショットが便利な場面

日常生活での活用
大切な情報の記録
電車の時刻表や、病院の予約確認画面、ショッピングサイトで気になった商品など、後で見返したい情報をすぐに保存できます。
友達との思い出作り
LINE やインスタグラムでの楽しいやり取り、ゲームで達成したハイスコア、おもしろい動画の一場面などを記録して、後で友達と共有できます。
学習や仕事での記録
オンライン授業の重要なスライド、料理のレシピ、仕事で必要な資料など、勉強や仕事に役立つ情報をすぐに保存できます。
SNS での活用
ストーリーやツイートのシェア
他の人が投稿したおもしろい内容や、参考になる情報をスクショして、自分のフォロワーとシェアできます。
エラー画面の報告
アプリで問題が起きた時に、エラー画面をスクショして、サポートセンターに送ることで、問題解決がスムーズになります。
Xperia でスクリーンショットを撮る基本の方法
王道の方法:電源ボタン + 音量下ボタン
手順の詳細
- 保存したい画面を表示させます
- 「電源ボタン」と「音量下ボタン」を同時に押します
- 約1秒間、しっかりと押し続けます
- 「カシャ」というシャッター音が鳴るか、画面が一瞬光ったら成功です
コツとポイント この方法は、ほぼすべての Xperia 機種で使える基本的な操作です。
最初は同時に押すタイミングが難しく感じるかもしれませんが、慣れればとても簡単になります。
ボタンの位置確認
- 電源ボタン:スマホの右側面にある長めのボタン
- 音量下ボタン:スマホの右側面にある2つのボタンのうち、下側
完全に同時ではなく、電源ボタンを少し先に押してから、すぐに音量下ボタンを押すと成功しやすくなります。
実際の活用例
地図アプリでの現在地保存
友達との待ち合わせ場所や、初めて行く場所の地図をスクショしておけば、電波が悪い場所でも確認できます。
ショッピングでの商品比較
ネットショッピングで気になった商品をいくつかスクショしておけば、後でゆっくり比較検討できます。
レシピや作り方の保存
料理動画の重要な部分や、作り方の手順をスクショしておけば、キッチンで手軽に確認できます。
Xperia 独自のスクリーンショット方法
電源メニューからのスクリーンショット
操作手順
- 電源ボタンを長押し(約2秒間)します
- 表示されるメニューの中から「スクリーンショット」をタップします
- 自動的にスクリーンショットが撮影されます
この方法のメリット
- 静音で撮影可能:シャッター音が鳴らないので、静かな場所でも安心
- 押し間違いなし:ボタンの同時押しが苦手な人におすすめ
- 確実性が高い:メニューから選ぶので、失敗することがほとんどありません
注意点 すべての Xperia 機種で使えるわけではありません。Android のバージョンや機種によって、メニューの表示が異なる場合があります。
サイドセンス機能を使った方法
サイドセンスとは Xperia の一部機種に搭載されている便利機能で、画面の端をタップすることで、よく使うアプリや機能にすぐアクセスできます。
操作手順
- スマホの右端(画面の縁)を2回連続でタップします
- 表示されるメニューの中から「スクリーンショット」を選択します
- 自動的にスクリーンショットが撮影されます
サイドセンス対応機種の例
- Xperia 1 シリーズ
- Xperia 5 シリーズ
- Xperia 10 シリーズ(一部)
サイドセンスが表示されない場合 設定で無効になっている可能性があります。「設定」→「デバイス設定」→「サイドセンス」で有効にできます。
スクリーンショットがうまく撮れない時の対処法
よくある原因と解決方法
原因1:ボタンの押し方が正しくない
症状 ボタンを押しても何も起こらない、または別の機能が動作してしまう。
解決方法
- 両方のボタンをしっかりと1秒間押し続ける
- 電源ボタンを先に押してから、すぐに音量下ボタンを押す
- 力を入れすぎず、適度な強さで押す
- 指の位置を確認して、正しいボタンを押しているかチェック
原因2:ストレージ(保存容量)不足
症状 スクリーンショットを撮ろうとしても保存されない、または「容量不足」のメッセージが表示される。
解決方法
- 不要な写真や動画を削除する
- 使わないアプリをアンインストールする
- Google フォトなどのクラウドサービスに写真をバックアップして、本体から削除する
- キャッシュデータをクリアする
原因3:アプリによるスクリーンショット制限
症状 特定のアプリでだけスクリーンショットが撮れない。
制限があるアプリの例
- 銀行や金融系アプリ
- Netflix や Amazon Prime Video などの動画配信サービス
- 電子書籍アプリ
- 一部のゲームアプリ
理由 これらのアプリでは、著作権保護やセキュリティの理由でスクリーンショットが禁止されています。
トラブルシューティングの手順
ステップ1:基本的な確認
- スマホを再起動してみる
- 他のアプリでもスクリーンショットが撮れないか確認
- ストレージの空き容量をチェック
ステップ2:設定の確認
- 「設定」→「アプリと通知」→「権限マネージャー」でスクリーンショット関連の権限を確認
- システムアップデートが利用可能かチェック
- セーフモードで起動して、問題が解決するか確認
ステップ3:アプリの確認
- 最近インストールしたアプリがある場合、一時的にアンインストールして確認
- セキュリティアプリがスクリーンショットをブロックしていないかチェック
長いページのスクリーンショット方法

スクロールスクリーンショット機能
通常のスクリーンショットの限界
普通のスクリーンショットでは、画面に表示されている部分しか保存できません。長いウェブページや、チャットの履歴全体を保存したい時は困ってしまいます。
Xperia での長いスクリーンショット
一部の新しい Xperia 機種では、「スクロールスクリーンショット」という機能が使えます。
操作手順
- 通常の方法でスクリーンショットを撮影
- 画面下部に表示される「スクロール」または「拡張」ボタンをタップ
- 自動的にページをスクロールしながら、連続でスクリーンショットを撮影
- 必要な部分まで撮影したら「完了」をタップ
対応していない場合の代替方法
- 複数回に分けて通常のスクリーンショットを撮影
- 「LongShot」などのサードパーティアプリを使用
- ウェブページの場合、ブラウザの印刷機能でPDF保存
撮影したスクリーンショットの確認と管理
保存場所の確認
標準の保存先 撮影したスクリーンショットは、以下の場所に保存されます:
- Google フォト:「Screenshots」アルバム内
- アルバム(ギャラリー)アプリ:「Screenshots」フォルダ内
- ファイルマネージャー:内部ストレージ → Pictures → Screenshots
確認方法
- ホーム画面から「Google フォト」または「アルバム」アプリを開く
- 「Screenshots」フォルダを探してタップ
- 撮影した画像が時系列で表示される
スクリーンショットの活用方法
SNS での共有 撮影したスクリーンショットは、そのまま LINE、Twitter、Instagram などで簡単に共有できます。
編集と加工
- 不要な部分をトリミング(切り抜き)
- 文字や矢印を追加して説明を加える
- モザイクやぼかしで個人情報を隠す
- 明るさやコントラストを調整
整理と管理
- 用途別にフォルダを作成して整理
- 不要になったスクリーンショットは定期的に削除
- 重要なものはクラウドサービスにバックアップ
プライバシーと注意点
個人情報の保護 スクリーンショットには、意図せず個人情報が含まれることがあります:
- 電話番号やメールアドレス
- 住所や本名
- 銀行口座情報やクレジットカード番号
共有前のチェックポイント
- 個人情報が写り込んでいないか確認
- 他の人のプライバシーを侵害していないかチェック
- 著作権に問題がないか確認
便利な活用テクニック
仕事や学習での活用
会議やプレゼンでの活用
- 重要なスライドを記録
- ホワイトボードの内容を保存
- オンライン会議の資料をメモ代わりに保存
学習での活用
- オンライン授業の重要な部分を記録
- 参考書の図表を撮影してノートに追加
- 外国語学習アプリの単語や例文を保存
日常生活での活用
ショッピングでの活用
- 欲しい商品の詳細情報を保存
- 価格比較のために複数サイトの情報を記録
- クーポンやセール情報を保存
エンターテイメントでの活用
- ゲームのハイスコアや達成記録
- 好きなアーティストの情報やライブ情報
- 気になるニュースや記事の保存
よくある質問と回答

スクリーンショットの音を消すことはできますか?
基本的な方法
- マナーモードに設定する
- 電源メニューからのスクリーンショット機能を使用する
- サイドセンス機能を使用する
注意点 完全に音を消去する設定は、機種やAndroidバージョンによって異なります。
スクリーンショットが自動的にクラウドにアップロードされるのを止めたい
Google フォトの設定変更
- Google フォトアプリを開く
- 右上のプロフィール写真をタップ
- 「フォトの設定」→「バックアップ」
- 「バックアップ」をオフにする
間違えて撮影したスクリーンショットを削除したい
削除方法
- Google フォトまたはアルバムアプリを開く
- 削除したい画像をタップして選択
- ゴミ箱アイコンをタップ
- 「削除」を確認
復元方法 削除から30日以内であれば、Google フォトのゴミ箱から復元可能です。
まとめ
Xperia でのスクリーンショットは、慣れてしまえばとても簡単で便利な機能です。基本的な「電源ボタン + 音量下ボタン」の同時押しから、電源メニューやサイドセンスを使った方法まで、様々な撮影方法があります。
重要なポイント
- 基本は「電源ボタン + 音量下ボタン」の同時押し
- 電源メニューからの撮影なら音が出ない
- サイドセンス対応機種なら画面端のタップで撮影可能
- 撮れない時はボタンの押し方や容量を確認
- 撮影した画像は「Screenshots」フォルダに保存
活用のコツ
- 日常生活の様々な場面で積極的に活用
- プライバシーと著作権に注意して共有
- 定期的に整理して、必要のない画像は削除
- 重要な情報はクラウドサービスでバックアップ
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