Safariで「機能制限」や「制限付きブラウジング」が有効になっていると、見たいウェブページが表示されなかったり、アプリ自体が使えなくなったりします。
これらの制限は、iPhoneやiPadでは「スクリーンタイム」、Macでは「ペアレンタルコントロール」によって管理されています。
この記事では、デバイス別に制限を解除する方法をわかりやすく説明します。
iPhone・iPadでSafariの機能制限を解除する

Safariアプリ自体の制限を解除する
まず、Safariアプリが使えるようにする設定から始めましょう。
手順
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」を選択
- パスコードを入力(設定されている場合)
- 「許可されたApp」をタップ
- 「Safari」のスイッチをオンにする
この設定により、Safariアプリが再び使えるようになります。
ウェブサイトアクセスの制限を解除する
次に、どのウェブサイトにアクセスできるかの制限を解除します。
手順
- 「コンテンツとプライバシーの制限」画面で
- 「コンテンツ制限」をタップ
- 「Webコンテンツ」を選択
- **「制限なし」**を選ぶ
この設定により、成人向けサイトの制限や特定サイトの禁止が解除され、すべてのウェブサイトにアクセスできるようになります。
Safariの使用時間制限を解除する
1日に使える時間や使用可能な時間帯の制限を解除します。
手順
- 「スクリーンタイム」のメイン画面で
- 「App使用時間の制限」をタップ
- 「Safari」を選択
- **「制限を削除」**をタップ
これで、Safariを使える時間の制限がなくなります。
スクリーンタイムパスコードを忘れた場合
パスコードがわかる場合
- 「スクリーンタイム」画面で
- 「スクリーンタイムをオフにする」をタップ
- パスコードを入力して解除
パスコードを忘れた場合
この場合は、専用のツールを使う方法があります。
- Tenorshare 4uKey
- PassFab iPhone Unlock
- TunesKit iPhone Unlocker
これらのツールを使うと、データを残したままスクリーンタイムパスコードだけを解除できます。ただし、有料のサードパーティ製アプリなので、自己責任で使用してください。
Macでの制限解除方法

Macでも同様にスクリーンタイム機能で制限を管理しています。
スクリーンタイムから制限を解除する
手順
- 画面左上のAppleメニューをクリック
- 「システム環境設定」を選択
- 「スクリーンタイム」をクリック
- 「コンテンツとプライバシー」を選択
- チェックを外して無効化するか、各項目でSafariの制限を解除
これで、Safariの使用制限、ウェブコンテンツへのアクセス制限、時間制限などを解除できます。
制限解除の確認表
機能 | 解除後の状態 | 設定方法 |
---|---|---|
Safariアプリ | ✅ 使用可能 | 許可されたApp→Safariをオン |
ウェブサイト制限 | ✅ すべてアクセス可能 | Webコンテンツ→制限なし |
使用時間制限 | ✅ 制限なし | App使用時間の制限→削除 |
スクリーンタイム | ✅ 完全オフ | パスコード入力または専用ツール |
注意点とお願い

パスコードについて
スクリーンタイムパスコードがわからない場合は、専用ツールを使うことで解除できます。
ただし、これらのツールは自己責任で使用してください。
セキュリティについて
制限を解除することで、有害なサイトにアクセスする可能性が高くなります。
特に年少の利用者の場合は、解除後の利用状況にも注意を払ってください。
まとめ
Safariの機能制限を解除するには、以下の3つのステップを順番に実行します:
- 設定アプリまたはシステム環境設定から「スクリーンタイム」にアクセス
- Safari・ウェブコンテンツ・使用時間制限を順番にオフにする
- パスコードが不明な場合は、専用の解除ツールを検討する
よくある質問
Q: どの設定項目がグレーアウトしているかわからない
A: スクリーンタイムの「コンテンツとプライバシーの制限」画面で、タップできない項目を教えてください。具体的な解決方法をお伝えします。
Q: パスコードを覚えているかどうかわからない
A: まず、思い当たる数字を試してみてください。それでもダメな場合は、専用ツールの利用を検討しましょう。
Q: 制限を解除した後、再び設定したい
A: 同じ手順で、今度は制限を「オン」にすることで再設定できます。
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