「Macで画面を録画したけど、どこに保存されたかわからない…」
そんな疑問を感じたことはありませんか?特に初めてMacの画面録画機能を使った人にとって、保存先が見つからずに困ることは少なくありません。
この記事では、Macの画面録画の保存先の確認方法と、必要に応じて保存場所を変更する手順をわかりやすく解説します。
オンライン授業の録画や操作マニュアルの作成、プレゼンテーションの記録など、画面録画は様々な場面で活用できます。でも、せっかく録画したファイルが見つからないと困りますよね。
この記事を読めば、録画した動画を見失うことはなくなります。
Macで画面録画する基本的な方法

まずは、Macで画面録画をする方法をおさらいしましょう。
主な録画方法
Macでは標準機能を使って簡単に画面録画ができます。代表的な方法は以下の2つです。
方法1:ショートカットキーを使う
Command + Shift + 5
を同時に押す- 画面録画メニューが表示される
- 録画範囲や設定を選択して開始
方法2:QuickTime Playerを使う
- QuickTime Playerアプリを開く
- メニューから「ファイル」→「新規画面収録」を選択
- 録画を開始
録画の手順
ショートカットキーでの録画手順
Command + Shift + 5
を押す- 画面下部にツールバーが表示される
- 「画面全体を収録」または「選択部分を収録」を選ぶ
- 必要に応じて「オプション」で設定を調整
- 「収録」ボタンをクリックして開始
- 停止したいときは、メニューバーの停止ボタンをクリック
録画の活用例
教育・学習用途
- オンライン講義の録画
- 操作手順の説明動画作成
- プレゼンテーションの練習記録
ビジネス用途
- ソフトウェアの使い方マニュアル
- 会議のプレゼンテーション記録
- トラブル時の状況説明
プライベート用途
- ゲームプレイの記録
- SNSの投稿用動画作成
- 家族・友人との思い出保存
録画方法を知っている人でも、意外と「保存先」がどこかを把握していないことが多いです。次は、その保存先について詳しく見ていきましょう。
画面録画のデフォルト保存先を確認

基本的な保存場所
Macの画面録画ファイルの保存先は、**通常「デスクトップ」**です。
録画終了後、自動的に動画ファイル(拡張子:.mov)がデスクトップに生成されます。
ファイル名の規則
デフォルトのファイル名
- 「画面収録 年-月-日 時.分.秒.mov」
- 例:「画面収録 2024-06-19 14.30.45.mov」
ファイル名の特徴
- 録画した日時が自動的に付けられる
- 同じ時刻に複数録画した場合は番号が追加される
- 日本語環境では「画面収録」と表示される
保存先を確認する方法
デスクトップでの確認
- デスクトップを表示する
- 最近作成されたファイルを探す
- 拡張子が「.mov」のファイルを確認
Finderでの確認
- Finderを開く
- サイドバーの「デスクトップ」をクリック
- 録画ファイルを探す
Spotlightでの検索
Command + Space
でSpotlightを開く- 「画面収録」と入力
- 該当するファイルが一覧表示される
よくある問題と対処法
デスクトップが整理されていない場合
- 多くのファイルがデスクトップにあると見落としやすい
- 録画直後に確認する習慣をつける
- デスクトップの整理を定期的に行う
ファイルが見つからない場合
- iCloudデスクトップ同期がオンになっている可能性
- 外部ストレージに保存設定が変更されている可能性
- Time Machineでバックアップを確認
iCloudとの連携による影響
- iCloudデスクトップ同期がオンの場合、クラウドに保存される
- ネット環境によってはファイルの表示に時間がかかる
- ローカルストレージの容量に影響する
デフォルトではデスクトップに保存されますが、作業の効率や整理の観点から保存場所を変更したい人もいるでしょう。次は、その方法を詳しく説明します。
録画ファイルの保存先を変更する方法

保存先変更の基本手順
録画メニューから、保存先を簡単に変更できます。
詳細な手順
Command + Shift + 5
を押す- 画面下部にツールバーが表示される
- 「オプション」ボタンをクリック
- 「保存先」のセクションを確認
- 希望する保存先を選択
選択できる保存先
標準的な選択肢
- デスクトップ:デフォルト設定
- 書類:Documentsフォルダ
- ダウンロード:Downloadsフォルダ
- クリップボード:ファイル保存せず、コピーのみ
- その他の場所:任意のフォルダを指定
カスタム保存先の設定
- 「オプション」→「保存先」→「その他の場所」を選択
- フォルダ選択画面が表示される
- 希望するフォルダを選択またはフォルダを新規作成
- 「選択」ボタンをクリック
用途別おすすめ保存先
動画編集をする場合
~/Movies/ScreenRecordings/
- Moviesフォルダ内に専用フォルダを作成
- 編集ソフトからアクセスしやすい
- バックアップ対象として管理しやすい
仕事用資料の場合
~/Documents/Work/Recordings/
- Documentsフォルダ内にビジネス用フォルダ
- プロジェクトごとにサブフォルダを作成
- セキュリティを考慮した場所
一時的な録画の場合
~/Downloads/
- ダウンロードフォルダに保存
- 定期的な整理対象として管理
- 短期間の保存に適している
保存先設定のメリット
作業効率の向上
- ファイルを探す時間の短縮
- 用途別の整理が可能
- 編集ソフトとの連携がスムーズ
ストレージ管理
- デスクトップの整理
- 容量の大きい動画ファイルの適切な配置
- バックアップ対象の明確化
セキュリティ面
- 機密性の高い録画の適切な保存
- 共有フォルダへの誤保存防止
- アクセス権限の管理
保存先をあらかじめ設定しておけば、ファイルの探し忘れを防げます。次は、保存した動画ファイルの活用方法を紹介します。
録画ファイルの確認と編集・活用方法

録画ファイルの基本的な確認方法
QuickTime Playerでの再生
- 保存先フォルダを開く
- 録画ファイル(.mov)をダブルクリック
- QuickTime Playerで自動再生される
Finderでのプレビュー
- Finderで録画ファイルを選択
- スペースキーを押す
- クイックルックでプレビュー表示
QuickTime Playerでの簡単編集
トリミング(不要部分のカット)
- QuickTime Playerでファイルを開く
- メニューから「編集」→「トリム」を選択
- 黄色いハンドルで開始・終了点を調整
- 「トリム」ボタンをクリック
- 「ファイル」→「保存」で編集を保存
分割(複数ファイルに分ける)
- 分割したい位置で一時停止
- メニューから「編集」→「分割」を選択
- 不要な部分を選択して削除
- 必要な部分のみを保存
ファイル形式と圧縮
デフォルトのファイル形式
- 拡張子:.mov
- コーデック:H.264
- 画質:録画時の解像度に依存
ファイルサイズの目安
- フルHD(1920×1080):約100-200MB/分
- 4K録画:約400-800MB/分
- 画面の動きが多いほどファイルサイズが大きくなる
圧縮方法
方法1:QuickTime Playerで書き出し
1. 「ファイル」→「書き出す」→「解像度を選択」
2. 必要に応じて画質を下げる
3. ファイルサイズを削減
方法2:専用アプリを使用
- HandBrake(無料)
- Compressor(有料)
- Adobe Media Encoder(有料)
高度な編集・活用方法
iMovieでの本格編集
- iMovieアプリを開く
- 「新規プロジェクト」を作成
- 録画ファイルをインポート
- カット、テロップ、BGM追加などの編集
- 完成動画を書き出し
共有とアップロード
- YouTube:直接アップロード可能
- Vimeo:プライベート共有に適している
- Google Drive:チーム内での共有
- Dropbox:クライアントとの共有
トラブルシューティング
再生できない場合
- ファイルが破損している可能性
- 対応しているプレイヤーを使用
- VLCメディアプレイヤーなどの代替アプリを試す
ファイルサイズが大きすぎる場合
- 録画時間を短くする
- 録画範囲を狭くする
- 圧縮設定を調整する
音声が録音されていない場合
- 録画前にマイク設定を確認
- システム音声とマイク音声の設定を分ける
- プライバシー設定でマイクアクセスを許可
ファイル管理のベストプラクティス
命名規則の統一
例:録画内容_日付_バージョン.mov
- 会議録画_2024-06-19_v1.mov
- 操作説明_YouTube投稿_2024-06-19.mov
- プレゼン練習_最終版_2024-06-19.mov
フォルダ構造の例
~/Movies/ScreenRecordings/
├── 2024/
│ ├── 06_June/
│ │ ├── 会議録画/
│ │ ├── チュートリアル/
│ │ └── プレゼン/
│ └── 07_July/
└── Archive/
└── 2023/
定期的な整理
- 不要なファイルの削除
- 重要なファイルのバックアップ
- 長期保存用とワーキング用の分離
録画ファイルの確認と活用方法を把握すれば、Macでの動画作成がより快適になります。
まとめ:Mac画面録画を効率的に活用しよう
この記事では、Macの画面録画ファイルの保存先と管理方法について詳しく解説しました。
重要なポイント
基本的な保存先の理解
- Macの画面録画は
Command + Shift + 5
で簡単に開始 - 録画ファイルはデフォルトで「デスクトップ」に保存
- ファイル名は「画面収録 年-月-日 時.分.秒.mov」の形式
保存先の効果的な管理
- 「オプション」から保存先を簡単に変更可能
- 用途に応じて適切なフォルダを選択
- 作業効率とファイル整理の両立が重要
ファイルの活用と編集
- QuickTime Playerで基本的な編集が可能
- iMovieで本格的な動画編集
- 適切な圧縮設定でファイルサイズを管理
実践的なアドバイス
録画前の準備
- 保存先を事前に設定
- 録画範囲と画質を確認
- 音声設定をチェック
録画後の管理
- すぐにファイル名を変更
- 必要に応じて編集・圧縮
- 定期的なフォルダ整理
トラブル回避のコツ
- 十分なストレージ容量を確保
- 重要な録画は複数箇所にバックアップ
- プライバシー設定を適切に管理
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