「リンクをクリックしたら、いつもと違うブラウザが開いて困った」という経験はありませんか?
これは、あなたのパソコンで「既定のブラウザ」が正しく設定されていないからかもしれません。
既定のブラウザとは、リンクをクリックしたときに自動的に開くブラウザのことです。
Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)は、Windowsパソコンに最初から入っている、とても使いやすいブラウザです。
でも、設定をしないと、いつも同じブラウザでページが開かないことがあります。
この記事では、Microsoft Edgeを既定のブラウザにする方法を、パソコン初心者の方にもわかりやすく説明します。
既定のブラウザってなに?
既定のブラウザとは
既定のブラウザとは、メールやLINE、SNSなどでリンクをクリックしたときに、自動的に開くブラウザのことです。
たとえば、友達からメールでウェブサイトのリンクが送られてきたとします。そのリンクをクリックしたとき、どのブラウザが開くかを決めているのが「既定のブラウザ」の設定なんです。
なぜ設定が必要なの?
いつも同じブラウザを使える
- リンクをクリックするたびに、毎回同じブラウザが開く
- お気に入りやパスワードが保存されているブラウザで開ける
- いちいちブラウザを切り替える手間がない
作業がスムーズになる
- ページの表示が統一される
- ブラウザの使い方に慣れているので、操作がかんたん
- 複数のブラウザを使い分ける必要がない
Microsoft Edgeを既定にするメリット
軽くて速い
- パソコンの動作が重くならない
- ページの読み込みが早い
- 古いパソコンでも快適に使える
安全性が高い
- 危険なサイトから自動的に守ってくれる
- ウイルスやマルウェアの感染リスクが低い
- 個人情報を守る機能が充実している
電池が長持ち
- ノートパソコンの電池消費が少ない
- 外出先でも安心して使える
Microsoft Edgeを既定のブラウザに設定する方法
Windows 10での設定方法
手順1:設定画面を開く
- 画面の左下にある「スタートボタン」をクリック
- 歯車のマーク「設定」をクリック
手順2:アプリの設定に移動
- 設定画面で「アプリ」をクリック
- 左側のメニューから「既定のアプリ」をクリック
手順3:ブラウザを変更
- 「Webブラウザー」の項目を探す
- 現在設定されているブラウザ名をクリック
- 表示された一覧から「Microsoft Edge」を選択
Windows 11での設定方法
手順1:設定画面を開く
- 「スタートボタン」をクリック
- 「設定」をクリック
手順2:既定のアプリを選ぶ
- 左側のメニューから「アプリ」をクリック
- 「既定のアプリ」をクリック
手順3:Microsoft Edgeを設定
- 検索ボックスに「Microsoft Edge」と入力
- 「Microsoft Edge」をクリック
- 以下の項目をすべて「Microsoft Edge」に設定:
- .htm
- .html
- .shtml
- .svg
- .webp
- .xht
- .xhtml
- HTTP
- HTTPS
もっとかんたんな方法
Microsoft Edgeから直接設定
- Microsoft Edgeを開く
- 右上の「…」(3つの点)をクリック
- 「設定」を選択
- 左側の「既定のブラウザー」をクリック
- 「既定に設定」ボタンをクリック
この方法が一番かんたんで確実です。
設定がうまくいかないときの対処法
設定をしようとしても、うまくいかないことがあります。よくあるトラブルと解決方法をご紹介します。
ボタンがグレーになって押せない
原因
- 他のソフトが設定を制限している
- セキュリティソフトが邪魔をしている
解決方法
- セキュリティソフトを一時的に停止してみる
- パソコンを再起動してから再度試す
- 管理者権限でログインしているか確認する
設定したのに他のブラウザが開く
原因
- ファイルの種類ごとの設定が不完全
- 一部の設定が残っている
解決方法
- 「既定のアプリ」の設定画面で、以下の項目をすべて確認:
- .htm ファイル
- .html ファイル
- HTTP プロトコル
- HTTPS プロトコル
- すべての項目が「Microsoft Edge」になっているか確認
- なっていない項目があれば、一つずつ変更する
「管理者権限が必要」と表示される
原因
- 制限されたアカウントでログインしている
- 会社や学校のパソコンで設定が制限されている
解決方法
- 管理者アカウントでログインし直す
- 管理者権限を持つ人に設定してもらう
- IT管理者に相談する(会社や学校のパソコンの場合)
Microsoft Edgeが一覧に表示されない
原因
- Microsoft Edgeが正しくインストールされていない
- システムファイルが壊れている
解決方法
- Microsoft Edgeを再インストールする
- Windows Updateを実行する
- システムファイルチェッカーを実行する(上級者向け)
その他のよくある質問
設定を元に戻したいときは?
同じ手順で、別のブラウザを選択すれば元に戻せます。設定は何度でも変更できるので、安心してください。
複数のブラウザを使い分けたいときは?
既定のブラウザを設定しても、他のブラウザを使うことはできます。使いたいブラウザのアイコンをクリックして直接開けば大丈夫です。
スマートフォンとの連携はできる?
Microsoft EdgeはiPhoneやAndroidアプリもあります。同じMicrosoftアカウントでログインすれば、お気に入りや履歴を共有できて便利です。
Microsoft Edgeの便利な機能
既定のブラウザに設定したら、Microsoft Edgeの便利な機能も活用してみましょう。
パスワードの自動保存
どんな機能?
- ログインするときのIDとパスワードを覚えてくれる
- 次回から自動的に入力してくれる
- 安全に暗号化して保存される
使い方
- ログイン画面でIDとパスワードを入力
- 「パスワードを保存しますか?」と聞かれたら「はい」をクリック
- 次回から自動入力される
お気に入りの整理
どんな機能?
- よく見るサイトをお気に入りに登録できる
- フォルダ分けして整理できる
- 他のデバイスとも同期できる
使い方
- お気に入りに追加したいページで「☆」マークをクリック
- 名前とフォルダを選択
- 「追加」をクリック
プライベートブラウズ
どんな機能?
- 閲覧履歴が残らない
- 一時的に使いたいときに便利
- ログイン情報も保存されない
使い方
- Microsoft Edgeを開く
- 右上の「…」をクリック
- 「新しいInPrivateウィンドウ」を選択
まとめ
Microsoft Edgeを既定のブラウザに設定する方法と、トラブルの解決方法をご紹介しました。
重要なポイント
- Windows 10と11では設定方法が少し違う
- Microsoft Edgeから直接設定するのが一番かんたん
- すべてのファイル形式をEdgeに設定することが大切
- うまくいかないときは、セキュリティソフトや管理者権限を確認
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