「いきなり音が大きくなって びっくりした」
「YouTubeの音だけ小さくしたい」
「ゲームの音楽とDiscordの通話音量を別々に調整したい」
こんな経験、ありませんか?
Windows 11では、音量のコントロールがとても便利になりました。でも、設定する場所がわからなくて困っている人も多いはず。
この記事では、音量調整の基本から応用までを、だれでもわかるように説明します。読み終わる頃には、あなたも音量調整のプロになっているでしょう。
音量調整の基本方法

タスクバーから調整する方法
一番かんたんな方法です。
- 画面右下のスピーカーマークをクリック
- スライダーを上下に動かして音量を調整
- スピーカーマークをクリックするとミュート(消音)になります
ポイント: マウスのホイールでも音量を変えられます。スピーカーマークの上でくるくる回してみてください。
キーボードで調整する方法
一瞬で音量を変えたいときに便利です。
- 音量を上げる: Fnキー + 音量アップキー
- 音量を下げる: Fnキー + 音量ダウンキー
- ミュート: Fnキー + ミュートキー
注意: ノートパソコンの場合、キーボードによって操作が違うことがあります。F1〜F12キーに音量マークが書いてあるので探してみてください。
デスクトップパソコンの場合
- Windowsキー + Iで設定を開く
- 「システム」→「サウンド」から調整
- または、音量アップ・ダウンキーがあれば直接使用可能
アプリごとの音量調整【音量ミキサー】
ここからが便利な機能です!
音量ミキサーの開き方
- タスクバーのスピーカーマークを右クリック
- 「音量ミキサー」を選択
- 開いているアプリごとに音量が表示されます
実際の使い方
例えば、こんなことができます:
- **Chrome(YouTube)**の音量を30%に
- Discordの通話音量を80%に
- ゲームの音量を50%に
- Spotifyの音楽を20%に
すごく便利な場面:
- オンライン授業中にLINEの通知音だけ消したい
- ゲーム配信でゲーム音とマイク音を別々に調整したい
- 作業中にBGMだけ小さくしたい
Windows 11の新しい特徴
- 見た目がきれいで操作しやすい
- スライダーがなめらかに動く
- **出力先(スピーカーやヘッドフォン)**もここから選べる
- アプリのアイコンが表示されるので、どれがどのアプリかすぐわかる
出力デバイスの切り替え方法
スピーカーとヘッドフォンを使い分けたいとき、とても便利です。
方法1:タスクバーから(かんたん)
- スピーカーマークをクリック
- 音量スライダーの右側にある「>」マークをクリック
- 使いたいデバイスを選択
- スピーカー
- ヘッドフォン
- Bluetoothイヤホン
- USBヘッドセット など
方法2:設定アプリから(くわしく設定)
- Windowsキー + Iで設定を開く
- 「システム」→「サウンド」をクリック
- 「出力」から使いたいデバイスを選択
- 「既定のデバイスに設定」をクリック
実際の使い方:
- 普段はスピーカーで音楽を聞く
- オンライン会議のときはヘッドセットに切り替え
- 夜中はBluetoothイヤホンで静かに動画を見る
便利な設定とカスタマイズ

音量を細かく調整する方法
通常の音量調整だと「大きすぎる」「小さすぎる」ということがありませんか?
- 設定 → システム → サウンド
- 音量の下にある「詳細音量オプション」をクリック
- 1%単位で細かく調整可能
自動音量調整を設定する方法
音量が勝手に変わって困る場合の対処法:
- 設定 → システム → サウンド
- 使用中のデバイスをクリック
- 「追加のデバイスプロパティ」をクリック
- 「詳細」タブで設定を変更
通知音だけを調整する方法
LINEやメールの通知音がうるさいときに:
- 設定 → システム → サウンド
- 「音量ミキサー」をクリック
- 「システム音」のスライダーを調整
よくあるトラブルと解決方法
音が全く出ない
チェックポイント:
- [ ] 音量がミュートになっていないか確認
- [ ] 出力デバイスが正しく選択されているか確認
- [ ] ケーブルがしっかり接続されているか確認
解決方法:
- タスクバーのスピーカーマークをクリック
- ミュートになっていたら解除
- 音量スライダーを上げる
一部のアプリだけ音が出ない
よくある原因:
- アプリ側で音量が0になっている
- 音量ミキサーでそのアプリだけミュートになっている
解決方法:
- 音量ミキサーを開く
- 該当アプリの音量を確認
- 0になっていたら音量を上げる
音が途切れる・ノイズが入る
原因と解決方法:
症状 | 可能性のある原因 | 解決方法 |
---|---|---|
音が途切れる | サウンドドライバーが古い | デバイスマネージャーからドライバー更新 |
ノイズが入る | 音質設定が高すぎる | サウンド設定で音質を下げる |
遅延がある | Bluetooth接続の問題 | 有線接続に変更するか、コーデックを確認 |
Bluetoothデバイスが認識されない
手順:
- 設定 → デバイス → Bluetoothとその他のデバイス
- 「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加」をクリック
- デバイスをペアリングモードにして接続
上級者向けテクニック

空間オーディオを有効にする
Windows 11の新機能で、より立体的な音を楽しめます:
- 設定 → システム → サウンド
- 出力デバイスをクリック
- 「空間オーディオ」をオンにする
イコライザーで音質を調整
音楽や映画をもっと楽しみたい場合:
- 設定 → システム → サウンド
- デバイスの「追加のデバイスプロパティ」
- 「拡張」タブでイコライザーを設定
マイクの音量も調整する
オンライン会議やゲーム配信で重要:
- 設定 → システム → サウンド
- 「入力」セクションでマイクを選択
- 音量とマイクテストができます
まとめ
Windows 11の音量調整をマスターするポイント:
- 基本操作:タスクバーのスピーカーマークとキーボードショートカット
- アプリ別調整:音量ミキサーで個別に細かく設定可能
- デバイス切り替え:スピーカー、ヘッドフォン、Bluetoothを簡単に切り替え
- トラブル対応:ミュート確認、ドライバー更新、設定の見直し
これらの機能を使いこなせば、動画視聴、オンライン会議、ゲーム、音楽鑑賞すべてが快適になります。
最初は設定箇所が多くて大変に感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば、毎日の作業がぐっと楽になりますよ。
よくある質問:
- Q: 音量調整ができないときは?
- A: まずはドライバーの更新を試してみてください
- Q: アプリごとの音量が保存されない?
- A: アプリを完全に終了してから再起動すると保存されます
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