よく使うWebサイトを開くとき、毎回ブックマークから探したり、URLを入力したりするのはめんどうですよね。
実は、Google Chromeには、よく使うサイトをパソコンのデスクトップにショートカットとして保存できる便利な機能があるんです。
この機能を使えば、まるでスマホのアプリのように、アイコンをクリックするだけでサイトが開けるようになります。
毎日チェックするニュースサイトやSNS、オンラインゲームなどを素早く開けて、とても便利ですよ。
この記事では、Chromeでショートカットを作る方法を、初心者の方でもわかるようにていねいに説明します。
どんなときに便利?
ショートカット機能は、こんなときに特に役立ちます:
- 毎日使うサイト:ニュースサイト、天気予報、メールサービス
- 仕事でよく使うツール:グーグルドライブ、オフィスソフト、チャットツール
- 趣味のサイト:動画サイト、ゲーム、ショッピングサイト
- 勉強や調べ物:辞書サイト、翻訳サイト、学習サイト
デスクトップにショートカットを作る方法

基本的な手順
手順1:対象のサイトを開く
まず、ショートカットを作りたいWebサイトをChromeで開きます。ログインが必要なサイトの場合は、先にログインしておくと便利です。
手順2:メニューを開く
Chromeの画面右上にある「︙」(縦に3つ並んだ点)をクリックします。
これはChromeのメインメニューです。
手順3:ショートカット作成を選択
メニューから以下の順番でクリックします:
- 「キャスト、共有、保存」(もしくは「その他のツール」)にカーソルを合わせる
- 「ショートカットを作成」をクリック
手順4:設定を確認
小さなウィンドウが開きます。ここで以下を設定します:
- 名前:ショートカットの名前を入力(サイト名が自動で入っています)
- ウィンドウとして開く:チェックを入れると、アプリのような表示になります
手順5:作成完了
「作成」ボタンをクリックすると、デスクトップにショートカットアイコンが表示されます。
より便利な使い方
タスクバーにも追加できます
作成したショートカットアイコンを、画面下のタスクバーにドラッグすると、いつでもワンクリックでアクセスできるようになります。
スタートメニューにも追加可能
ショートカットアイコンを右クリックして「スタートにピン留めする」を選ぶと、Windowsのスタートメニューからも開けるようになります。
アプリ風に使う設定

「ウィンドウとして開く」の効果
ショートカット作成時に「ウィンドウとして開く」にチェックを入れると、以下のような違いがあります:
通常のブラウザ表示
- アドレスバーやブックマークバーが表示される
- 他のタブと一緒に開かれる
- ブラウザの一部として動作
ウィンドウ表示(アプリ風)
- アドレスバーが表示されない、すっきりした画面
- 独立したウィンドウで開かれる
- まるで専用アプリのような使い心地
アプリ風表示がおすすめのサイト
- SNS:Twitter、Instagram、Facebook
- チャットツール:Slack、Teams、Discord
- 音楽サービス:Spotify、YouTube Music
- メールサービス:Gmail、Outlook
- メモアプリ:Google Keep、Notion
知っておきたい注意点
ショートカットが作れないサイト
一部のWebサイトでは、セキュリティの関係でショートカット作成ができない場合があります。特に以下のようなサイトでは注意が必要です:
- 銀行やクレジットカード会社のサイト
- 一部の企業内システム
- セキュリティが厳格に設定されたサイト
他のパソコンでは使えません
作成したショートカットは、そのパソコンでのみ使用できます。
USBメモリなどで他のパソコンにコピーしても動作しないので注意しましょう。
ショートカットの管理
削除方法 不要になったショートカットは、右クリックして「削除」を選ぶだけで簡単に削除できます。
名前の変更 ショートカットを右クリックして「名前の変更」を選ぶと、わかりやすい名前に変更できます。
トラブルシューティング

ショートカットが動作しない場合
問題1:ショートカットをクリックしても何も起こらない
- 解決方法:ショートカットを削除して、もう一度作り直してみましょう
問題2:エラーメッセージが表示される
- 解決方法:Chromeを最新版にアップデートしてから再度試してみましょう
問題3:アイコンが正しく表示されない
- 解決方法:パソコンを再起動すると、正しく表示されることがあります
より快適に使うコツ
ショートカットをフォルダで整理
デスクトップに「Webアプリ」などの名前のフォルダを作って、ショートカットをまとめて整理すると使いやすくなります。
よく使う順に配置
最もよく使うショートカットは、デスクトップの左上やタスクバーの左端に配置すると、素早くアクセスできます。
応用的な使い方
複数のアカウントを使い分け
同じサービスで複数のアカウントを使っている場合(個人用と仕事用のGmailなど)、それぞれ別のショートカットを作ることができます。
- 一つ目のアカウントでログインしてショートカット作成
- ブラウザで別のアカウントに切り替え
- 二つ目のショートカットを作成
これで、アカウントごとに素早くアクセスできるようになります。
プロジェクトごとの整理
仕事や勉強で複数のプロジェクトを進めている場合、プロジェクトごとにフォルダを作って、関連するWebツールのショートカットをまとめておくと効率的です。
まとめ
Chromeのショートカット機能を使えば、よく使うWebサイトをまるでパソコンにインストールしたアプリのように使えるようになります。
この機能の魅力
- 毎日使うサイトへの素早いアクセス
- デスクトップの整理整頓
- アプリのような快適な使い心地
- 作業効率の大幅な向上
コメント