Macのパスワードを変更する方法|忘れる前に安全対策を!

Mac

「Macのパスワードを変えたいけど、どうやるの?」
「パスワードが心配になったから、すぐに変更したい」
そんなときはありませんか?

パスワードは、あなたのMacを守る大切な「鍵」です。

もし他の人に知られてしまったり、長い間同じパスワードを使い続けていたりすると、大切なデータが危険にさらされる可能性があります。

でも安心してください。Macのパスワード変更は思っているより簡単です。

この記事を読めば、誰でもすぐにパスワードを変更できるようになります。

この記事でわかること

  • Macのパスワードを変更する具体的な手順
  • 変更するときに注意すべきポイント
  • パスワードを忘れてしまったときの対処法
  • より安全なパスワードの作り方

こんな人におすすめ

  • Macを使い始めたばかりの人
  • パスワードのセキュリティが心配な人
  • 家族や友人とMacを共有している人
  • 定期的にパスワードを変更したい人
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  1. なぜパスワードを変更する必要があるの?
    1. パスワード変更が必要な理由
    2. パスワード変更のタイミング
    3. Macで使われるパスワードの種類
  2. Macのパスワードを変更する基本手順
    1. 事前に準備するもの
    2. 手順1:システム設定を開く
    3. 手順2:ユーザーとグループを開く
    4. 手順3:アカウントを選択する
    5. 手順4:パスワード変更画面を開く
    6. 手順5:新しいパスワードを設定
    7. 手順6:変更を完了
  3. 安全なパスワードの作り方
    1. 強いパスワードの条件
    2. 覚えやすいパスワードの作り方
    3. パスワード管理のコツ
  4. パスワード変更時の重要な注意点
    1. システムへの影響
    2. FileVault使用時の注意
    3. 他のAppleデバイスとの同期
    4. 共有ユーザーへの影響
  5. パスワードを忘れてしまった場合の対処法
    1. 方法1:Apple IDを使ったリセット
    2. 方法2:リカバリーモードを使用
    3. 方法3:他の管理者アカウントから変更
    4. 方法4:セキュリティ質問を使用
    5. 予防策:事前にできること
  6. よくある質問とトラブル解決
    1. Q:パスワード変更後にログインできなくなった
    2. Q:Touch IDが使えなくなった
    3. Q:キーチェーンのパスワードが合わなくなった
    4. Q:他のAppleデバイスでの認証に問題が発生
    5. Q:管理者権限が必要と言われる
    6. Q:古いパスワードを覚えていない
    7. Q:変更後にアプリが正常に動作しない
    8. パフォーマンスの問題
  7. まとめ
    1. 重要なポイントをおさらい

なぜパスワードを変更する必要があるの?

パスワード変更が必要な理由

セキュリティの向上

  • 同じパスワードを長期間使うとリスクが高まる
  • 他の人に見られた可能性がある場合の対策
  • より強いパスワードに変更したい場合

よくある心配事

  • 家族や友人にパスワードを教えたけど、変更したい
  • 公共の場所でパスワードを入力して、見られたかも
  • 他のサービスと同じパスワードを使っていて不安
  • なんとなく長い間変更していなくて心配

パスワード変更のタイミング

すぐに変更すべき場合

  • 他の人にパスワードを知られた可能性がある
  • 他のサービスで情報漏洩があった
  • 公共のWi-Fiで重要な操作をした後

定期的な変更の目安

  • 3〜6ヶ月に一度程度
  • 重要なデータを扱う場合はもっと頻繁に
  • 共有しているアカウントはより頻繁に

Macで使われるパスワードの種類

ユーザーアカウントのパスワード

  • Macにログインするときに使用
  • この記事で説明するのは主にこのパスワード

Apple IDのパスワード

  • App StoreやiCloudで使用
  • ユーザーアカウントとは別のもの

キーチェーンのパスワード

  • 保存されたパスワードを管理するシステム
  • 通常はユーザーアカウントと同じ

この違いを理解しておくことで、混乱を避けることができます。

Macのパスワードを変更する基本手順

事前に準備するもの

必要な情報

  • 現在のパスワード(変更するために必要)
  • 新しいパスワード(事前に考えておく)
  • パスワードのヒント(忘れたときのため)

注意点

  • 変更作業中は他のアプリを閉じておく
  • 時間に余裕があるときに実行する
  • 新しいパスワードをメモしておく(安全な場所に)

手順1:システム設定を開く

macOS Ventura(13.0)以降の場合

  1. 画面左上の「」(Appleメニュー)をクリック
  2. 「システム設定」を選択

macOS Monterey(12.0)以前の場合

  1. 画面左上の「」(Appleメニュー)をクリック
  2. 「システム環境設定」を選択

見分け方

  • 新しいmacOSでは「システム設定」
  • 古いmacOSでは「システム環境設定」

手順2:ユーザーとグループを開く

macOS Ventura以降

  1. 左側のサイドバーから「ユーザとグループ」をクリック
  2. または検索ボックスに「ユーザ」と入力して探す

macOS Monterey以前

  1. 設定画面から「ユーザとグループ」のアイコンをクリック
  2. 鍵のマークのようなアイコンです

手順3:アカウントを選択する

操作方法

  1. 左側のユーザーリストから自分のアカウント名をクリック
  2. 通常は一番上に表示されている自分の名前
  3. アカウントの詳細情報が右側に表示される

確認ポイント

  • 選択したアカウントが間違いないか確認
  • 「管理者」と表示されているかチェック

手順4:パスワード変更画面を開く

操作方法

  1. 「パスワードを変更…」ボタンをクリック
  2. または「パスワード」の項目にある「変更…」をクリック

認証が求められた場合

  • Touch IDでの認証
  • または現在のパスワードの入力
  • Apple Watchでの認証(設定している場合)

手順5:新しいパスワードを設定

入力項目

古いパスワード

  • 現在使用しているパスワードを入力
  • 間違えるとエラーになるので注意深く入力

新しいパスワード

  • 安全な新しいパスワードを入力
  • 8文字以上が推奨

確認

  • 新しいパスワードをもう一度入力
  • 入力ミスを防ぐため

ヒント(オプション)

  • パスワードを忘れたときのヒント
  • 他人にわからないように工夫する

手順6:変更を完了

最終確認

  1. すべての項目が正しく入力されているか確認
  2. 「パスワードを変更」または「変更」ボタンをクリック
  3. 成功メッセージが表示されたら完了

すぐに確認

  • 一度ログアウトして新しいパスワードでログインしてみる
  • 正しく変更されたことを確認

この手順通りに進めれば、安全にパスワードを変更できます。

安全なパスワードの作り方

強いパスワードの条件

文字数

  • 最低8文字、できれば12文字以上
  • 長いほど安全性が高い

文字の種類

  • 大文字(A、B、C)
  • 小文字(a、b、c)
  • 数字(1、2、3)
  • 記号(!、@、#)

避けるべきパスワード

  • 生年月日や電話番号
  • 辞書に載っている単語
  • 「password」「123456」などの単純なもの
  • 他のサービスと同じもの

覚えやすいパスワードの作り方

方法1:文章から作る

  1. 覚えやすい文章を考える 例:「私は毎日7時に起きます!」
  2. 頭文字を取る 例:「Wms7jnos!」
  3. 数字や記号を加える

方法2:好きな言葉を組み合わせる

  1. 好きな食べ物:「sushi」
  2. 好きな数字:「2024」
  3. 記号を追加:「Sushi@2024!」

方法3:置き換え方式

  1. 覚えやすい単語:「sakura」
  2. 文字を数字や記号に置き換え:「s4kur4!」
  3. 大文字を混ぜる:「S4kur4!」

パスワード管理のコツ

記録方法

  • 専用のノートに手書きで記録(デジタルより安全)
  • パスワード管理アプリの使用
  • 金庫や引き出しなど安全な場所に保管

複数パスワードの管理

  • サービスごとに異なるパスワードを使用
  • 重要度に応じてパスワードの強度を調整
  • 定期的な見直しと更新

パスワード変更時の重要な注意点

システムへの影響

キーチェーンの更新: パスワードを変更すると、Macの「キーチェーン」というパスワード管理システムも更新されることがあります。

起こりうる状況

  • 保存されていたWebサイトのパスワードが使えなくなる
  • Wi-Fiのパスワードを再入力する必要がある
  • メールアプリの設定が必要になる

対処法

  • 変更後に各アプリケーションでパスワードを再入力
  • キーチェーンアクセスアプリで手動更新

FileVault使用時の注意

FileVaultとは: Macのハードディスク全体を暗号化する機能

注意点

  • パスワード変更後、FileVaultのリカバリーキーも更新される場合がある
  • 新しいパスワードでの暗号化解除を確認
  • リカバリーキーを安全な場所に保存

確認方法

  1. システム設定 > プライバシーとセキュリティ > FileVault
  2. 設定状況と復旧キーを確認

他のAppleデバイスとの同期

影響範囲

  • iPhoneやiPadの自動ログインに影響する場合がある
  • Apple Watchでのログイン認証
  • AirDropやHandoffなどの連携機能

対処法

  • 各デバイスで新しいパスワードを確認
  • 必要に応じて再ペアリング
  • iCloudキーチェーンの再同期

共有ユーザーへの影響

家族アカウントの場合

  • 自分以外のユーザーには影響しない
  • 管理者権限は変更されない

注意すべき点

  • 共有していたパスワードを家族に知らせる
  • Touch IDや Apple Watchの設定を再確認
  • ペアレンタルコントロールの設定確認

これらの注意点を理解しておくことで、パスワード変更後のトラブルを避けることができます。

パスワードを忘れてしまった場合の対処法

方法1:Apple IDを使ったリセット

条件

  • Apple IDのパスワードを覚えている
  • Apple IDが設定されている
  • インターネットに接続されている

手順

  1. ログイン画面で3回間違ったパスワードを入力
  2. 「Apple IDを使ってパスワードをリセット」のメッセージが表示
  3. 「→」ボタンをクリック
  4. Apple IDとパスワードを入力
  5. 画面の指示に従って新しいパスワードを設定

この方法のメリット

  • 最も簡単で確実
  • 他の方法より安全
  • データを失う心配がない

方法2:リカバリーモードを使用

使用する場面

  • Apple IDも忘れてしまった場合
  • Apple IDでのリセットができない場合

手順

  1. Macの電源を完全に切る
  2. 電源ボタンを押しながら起動
  3. 起動時に「Command + R」を押し続ける
  4. リカバリーモードが起動したら指を離す
  5. 「ユーティリティ」メニューから「ターミナル」を選択
  6. resetpasswordと入力してEnterを押す
  7. パスワードリセットアプリが起動
  8. ユーザーを選択して新しいパスワードを設定

注意点

  • この方法は少し複雑
  • データが消える場合がある
  • 最後の手段として使用

方法3:他の管理者アカウントから変更

条件

  • Mac に他の管理者アカウントがある
  • その管理者アカウントのパスワードを知っている

手順

  1. 他の管理者アカウントでログイン
  2. システム設定 > ユーザとグループを開く
  3. パスワードを忘れたユーザーを選択
  4. 「パスワードをリセット」をクリック
  5. 新しいパスワードを設定

メリット

  • 簡単で確実
  • データを失わない
  • 追加の準備が不要

方法4:セキュリティ質問を使用

条件

  • 設定時にセキュリティ質問を設定している
  • 質問の答えを覚えている

手順

  1. ログイン画面で「パスワードをお忘れですか?」をクリック
  2. セキュリティ質問に答える
  3. 新しいパスワードを設定

予防策:事前にできること

リカバリーキーの保存

  • FileVaultリカバリーキーを安全な場所に保管
  • 手書きでメモして金庫などに保存

信頼できる電話番号の設定

  • Apple IDに信頼できる電話番号を登録
  • SMS認証でのパスワードリセットが可能

セキュリティ質問の設定

  • 覚えやすい質問と答えを設定
  • 定期的に見直す

パスワードを忘れてしまっても、これらの方法で必ず解決できます。まずは簡単な方法から試してみてください。

よくある質問とトラブル解決

Q:パスワード変更後にログインできなくなった

原因

  • 新しいパスワードを間違って入力している
  • Caps Lock(大文字固定)がオンになっている
  • 日本語入力モードになっている

解決方法

  1. Caps Lockキーの状態を確認
  2. 英数字入力モードに切り替え
  3. パスワードを慎重に再入力
  4. それでもダメな場合は前章の「忘れた場合の対処法」を試す

Q:Touch IDが使えなくなった

原因

  • パスワード変更により認証設定がリセットされた
  • Touch IDの登録情報が古くなった

解決方法

  1. システム設定 > Touch IDとパスコード
  2. 既存の指紋を削除
  3. 新しく指紋を登録し直す
  4. 複数の指を登録しておく

Q:キーチェーンのパスワードが合わなくなった

症状

  • Webサイトのパスワードが自動入力されない
  • Wi-Fiに自動接続されない
  • 「キーチェーンのパスワードを入力してください」と表示される

解決方法

  1. キーチェーンアクセスアプリを開く
  2. 「編集」>「キーチェーン”ログイン”のパスワードを変更」
  3. 新しいパスワードを入力
  4. または「システム設定」でキーチェーンをリセット

Q:他のAppleデバイスでの認証に問題が発生

症状

  • iPhoneでMacにログインできない
  • Apple Watchでの認証が効かない
  • AirDropが使えない

解決方法

  1. すべてのデバイスで同じApple IDを使用しているか確認
  2. 各デバイスでiCloudからサインアウト→サインイン
  3. Bluetoothを一度オフ→オンにする
  4. デバイス間のペアリングをやり直す

Q:管理者権限が必要と言われる

原因

  • 標準ユーザーアカウントでパスワード変更を試している
  • 管理者パスワードが必要な操作

解決方法

  1. 管理者アカウントでログイン
  2. または管理者に変更を依頼
  3. 必要に応じてアカウントタイプを変更

Q:古いパスワードを覚えていない

解決方法

  1. パスワードヒントを確認
  2. よく使うパスワードパターンを試す
  3. 「パスワードを忘れた場合の対処法」を実行
  4. 最終手段として初期化とデータ復元

Q:変更後にアプリが正常に動作しない

よくある症状

  • メールアプリでメールが受信できない
  • クラウドストレージの同期が止まる
  • 一部のアプリが起動しない

解決方法

  1. 各アプリでパスワードを再設定
  2. キーチェーンの更新
  3. アプリを再起動
  4. 必要に応じてアプリを再インストール

パフォーマンスの問題

動作が重くなった場合

  1. 一度再起動する
  2. 不要なログインアイテムを削除
  3. キーチェーンの修復
  4. ディスクユーティリティでチェック

これらのQ&Aを参考に、様々な状況に対応してください。

まとめ

重要なポイントをおさらい

パスワード変更の基本手順

  • システム設定から「ユーザとグループ」を開く
  • 現在のパスワード新しいパスワードを準備
  • 段階的に進めることで確実に変更完了

安全なパスワードの作り方

  • 8文字以上の長さを確保
  • 大文字・小文字・数字・記号を組み合わせ
  • 個人情報辞書の単語は避ける
  • 他のサービスと同じものは使わない

変更時の注意点

  • キーチェーンへの影響を理解
  • FileVault使用時は特に慎重に
  • 他のAppleデバイスとの連携を確認

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