Macのウィンドウを最小化するショートカットとは?作業効率を一瞬で上げる方法

Mac

Macを使っていると、複数のウィンドウを開いて作業する場面がよくあります。

「このウィンドウ、一時的に隠したい…」というとき、わざわざマウスで”黄色のボタン”を押していませんか?

「複数のウィンドウが邪魔で作業しにくい」
「いちいちマウスを使うのが面倒」
「もっと効率的にウィンドウを操作したい」

実は、Macにはキーボードひとつでウィンドウをサッと最小化するショートカットキーが用意されているんです。

この記事では、Macでウィンドウをすばやく最小化する方法と、関連操作をスムーズに行う裏技までまとめて紹介します。

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基本ショートカット:Macでウィンドウを最小化するには?

⌘(Command) + M:現在のウィンドウを最小化

使い方

  1. 最小化したいウィンドウをアクティブ(最前面)にする
  2. ⌘ + M を同時に押す
  3. ウィンドウがDockに格納されます

動作の詳細

  • 今操作しているアプリの最前面ウィンドウだけをDockに格納します
  • 例えば、Safariで複数タブを開いていても、この操作でそのウィンドウ全体が隠れます
  • アニメーション効果で、ウィンドウがDockに吸い込まれるように見えます

⌘ + Option + M:すべてのウィンドウを最小化

使い方

  1. 最小化したいアプリをアクティブにする
  2. ⌘ + Option + M を同時に押す
  3. そのアプリのすべてのウィンドウがDockに格納されます

動作の詳細

  • 同じアプリで開いているすべてのウィンドウを一括でDockにしまうことができます
  • 例:複数のFinderウィンドウを一度に最小化可能
  • 大量のウィンドウを整理したい時に非常に便利です

覚え方のコツ

  • ⌘ + M = Minimize(最小化)の頭文字
  • Option キーを加えると「全部」になる、と覚えましょう

まとめ: ⌘ + M = 1ウィンドウ、⌘ + Option + M = 同一アプリの全ウィンドウ

最小化されたウィンドウの確認と復元方法

Dockでの表示のされ方

最小化されたウィンドウは、Dockの右側(アプリアイコンと仕切り線の右側)に格納されます。

Dock内での見え方

  • 各ウィンドウが小さなサムネイル画像として表示
  • ウィンドウのタイトルも確認可能
  • マウスを近づけると、プレビューが拡大表示される

Dockに追加されているアプリなら、そちらのアイコンで確認できる。

復元する方法

基本の復元方法

  1. Dock内の該当するウィンドウアイコンをクリック
  2. ウィンドウが元の位置とサイズで復活します

注意点

  • ⌘ + Tab でアプリを切り替えても、最小化されたウィンドウはアクティブになりません
  • 復元したい時は、必ずDock内のアイコンをクリックする必要があります

便利な復元テクニック

  • Dock内のウィンドウアイコンを右クリックすると、「ウィンドウを閉じる」などの操作メニューが表示されます
  • 複数の最小化ウィンドウがある場合、Dock内で並び順を確認してから選択しましょう

関連する便利な操作との組み合わせ

Mission Control との組み合わせ

Mission Control の呼び出し方

  • ショートカット:Control + ↑
  • またはトラックパッドで3本指上スワイプ

組み合わせのメリット

  • 全ウィンドウの状況を一目で確認できる
  • 必要なウィンドウだけを最小化する判断がしやすくなります
  • 最小化する前に、どのウィンドウを残すか決められます

Hot Corners(ホットコーナー)で更に効率アップ

設定方法

  1. 「システム設定」→「デスクトップとDock」を開く
  2. 「ホットコーナー」をクリック
  3. 画面の4つの角のいずれかに「Mission Control」や「デスクトップを表示」を割り当て

活用例

  • 左上角:Mission Control
  • 右上角:デスクトップを表示
  • これにより、マウスを角に移動するだけで素早く画面整理が可能

Spaces(仮想デスクトップ)との使い分け

最小化 vs Spaces の使い分け

  • 最小化:一時的に隠したいウィンドウ向け
  • Spaces:異なる作業内容でデスクトップを分けたい場合向け

Spaces の基本操作

  • Control + ← または Control + → でスペース間を移動
  • Mission Control からスペースを追加・削除可能

アプリ別の動作の違いと注意点

フルスクリーンアプリの場合

注意点

  • フルスクリーンモードのウィンドウは最小化できません
  • まずは緑ボタンまたは Esc キーで通常表示に戻す必要があります

対処法

  1. Esc キーを押す
  2. または画面上部の緑ボタンをクリック
  3. 通常のウィンドウ表示に戻ってから ⌘ + M を実行

特殊なアプリの動作

メニューバーアプリ

  • 一部のメニューバーアプリ(カレンダー、時計など)は最小化の概念がありません
  • これらのアプリは、ウィンドウを閉じると自動的にバックグラウンドで動作します

システム設定やユーティリティ

  • システム設定などの一部アプリは、最小化せずにウィンドウを閉じる動作が一般的です
  • ⌘ + W でウィンドウを閉じる方が適している場合があります

トラブルシューティング:よくある問題と解決法

ウィンドウが最小化されない場合

原因1:フルスクリーンモード

  • 解決法:Esc キーまたは緑ボタンで通常表示に戻す

原因2:アプリが応答していない

  • 解決法:⌘ + Option + Esc で強制終了メニューを開き、アプリを再起動

原因3:キーボードショートカットが無効

  • 解決法:「システム設定」→「キーボード」→「ショートカット」で設定を確認

Dockに表示されない場合

設定の確認方法

  1. 「システム設定」→「デスクトップとDock」を開く
  2. 「最小化されたウィンドウをアプリケーションアイコンに表示」のチェック状態を確認
  3. チェックが入っている場合、最小化ウィンドウはアプリアイコン内に格納されます

どちらの表示が良い?

  • 独立表示:どのウィンドウが最小化されているか一目でわかる
  • アイコン内格納:Dockがすっきりして見える

キーボードで復元できない理由

現在の制限

  • macOS の仕様上、Dock内の最小化ウィンドウを直接キーボードで復元する方法はありません
  • マウスまたはトラックパッド操作が必要になります

代替案

  • アプリを ⌘ + Tab で切り替えてから、⌘ + ~ で同一アプリ内のウィンドウを切り替える
  • ただし、最小化されたウィンドウはこの方法でも表示されません

まとめ:⌘+Mを覚えれば、作業が一段とスムーズに!

Macで作業していると、「一時的に画面をすっきりさせたい」「とりあえず邪魔なウィンドウをしまいたい」と感じる瞬間があります。そんなときこそ、⌘ + M のショートカットの出番です。

今日から使えるショートカット

  • ⌘ + M:1つのウィンドウを最小化
  • ⌘ + Option + M:同一アプリのすべてのウィンドウを最小化
  • Dockからクリック:最小化されたウィンドウを復元

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