Macを使っていて、こんなことはありませんか?
- SafariとPagesを行ったり来たりするとき、毎回Dockをクリックしている
- たくさん開いたウィンドウから目的のものを探すのに時間がかかる
- マウスに手を伸ばすのが面倒で、作業が中断される
実は、Macにはキーボードだけでウィンドウを素早く切り替える便利な方法があります。
これを覚えると、作業スピードが格段に上がるんです。
この記事では、初心者でも今すぐ使えるウィンドウ切り替えのショートカットを分かりやすく解説します。
基本中の基本:覚えておきたい2つのショートカット

⌘(Command)+ Tab:アプリ間の切り替え
これはMacユーザー必須のショートカットです。
使い方
- ⌘(Command)キーを押しながらTabキーを押す
- アプリのアイコンが画面中央に表示される
- ⌘を押したままTabを何回か押して、目的のアプリを選ぶ
- ⌘キーを離すと、選んだアプリに切り替わる
具体例
- SafariからPagesに切り替えたいとき
- Finderからメールアプリに移動したいとき
- 音楽を聞きながら他の作業をするとき
⌘ + `(バッククォート):同じアプリ内のウィンドウ切り替え
同じアプリで複数のウィンドウを開いているときに使います。
使い方
- ⌘キーを押しながら`キーを押す
- 同じアプリの他のウィンドウに切り替わる
- 何度か押すと、開いているウィンドウを順番に切り替えられる
よくある場面
- Safariで複数のタブグループを開いているとき
- Finderで複数のフォルダを開いているとき
- Pagesで複数の書類を同時に編集しているとき
注意:キーボードによる違い
- USキーボード:`キー(1の左側)
- JISキーボード:@キー(Pの右側)
全体を見渡す:Mission Controlの活用法

Control + ↑(上矢印):Mission Controlを表示
Mission Controlは、開いているすべてのウィンドウを一度に見られる機能です。
使い方
- Controlキーを押しながら↑キーを押す
- すべてのウィンドウが画面に表示される
- 切り替えたいウィンドウをクリックまたはキーで選択
代替方法
- F3キーを押す(MacBookの場合)
- トラックパッドで4本指上スワイプ
なぜMission Controlが便利なの?
- 全体の作業状況が分かる:どのアプリが開いているか一目瞭然
- 隠れたウィンドウも発見できる:重なって見えなかったウィンドウも表示
- 効率的な切り替え:マウスで探すより早い
作業スペースを使いこなす:デスクトップ間の移動

Control + → / ←:デスクトップ間の切り替え
Macでは**複数のデスクトップ(作業スペース)**を作って、用途ごとに使い分けることができます。
使い方
- Controlキーを押しながら→または←キーを押す
- 隣のデスクトップに移動する
活用例
- デスクトップ1:メールとカレンダー(仕事用)
- デスクトップ2:SafariとNotesアプリ(調べ物用)
- デスクトップ3:音楽とSNSアプリ(休憩用)
デスクトップの追加方法
- Mission Controlを開く(Control + ↑)
- 画面上部の「+」ボタンをクリック
- 新しいデスクトップが作成される
さらに便利に:設定とカスタマイズ

システム設定でショートカットを確認・変更
自分好みにショートカットを変更することもできます。
設定方法
- システム設定を開く
- キーボード → キーボードショートカットを選択
- Mission Controlやアプリケーションの切り替えで設定変更
おすすめの外部アプリ
AltTab
- Windowsのような詳細なウィンドウ選択が可能
- 各ウィンドウのプレビューが見える
- 無料で使える
Witch
- より柔軟なウィンドウ切り替えが可能
- アプリとウィンドウを同時に表示
- 有料だが機能が豊富
BetterTouchTool
- トラックパッドやマウスのジェスチャーをカスタマイズ
- 独自のショートカットを作成可能
- 上級者向け
トラブルシューティング:うまくいかないときの解決方法
⌘ + `が効かない場合
原因と解決方法
- JISキーボードを使っている → ⌘ + @を試す
- キーボード設定が変更されている → システム設定で確認
- アプリが対応していない → そのアプリでは使えない場合がある
Mission Controlが表示されない場合
確認すべきポイント
- システム設定 → デスクトップとDock → Mission Controlが有効になっているか
- F3キーの機能が変更されていないか
- 外部キーボードを使っている場合、キー配列が正しいか
ショートカットが反応しない場合
解決手順
- Macを再起動する
- キーボードの接続を確認する(Bluetoothキーボードの場合)
- アクセシビリティ権限を確認する(外部アプリを使っている場合)
よくある質問と答え

Q:⌘ + Tabでウィンドウに直接切り替えることはできますか?
A:⌘ + Tabは「アプリ」の切り替えなので、ウィンドウまでは選べません。
アプリを選んだ後に⌘ + `でウィンドウを選ぶか、外部アプリを使う必要があります。
Q:フルスクリーンアプリではショートカットが使えませんか?
A:フルスクリーンアプリでも⌘ + Tabは使えます。
ただし、⌘ + `は制限される場合があります。
Q:外部ディスプレイを使っているときはどうなりますか?
A:基本的には同じように動作しますが、Mission Controlでは両方のディスプレイのウィンドウが表示されます。
Q:古いMacでも同じショートカットが使えますか?
A:基本的なショートカット(⌘ + Tab、⌘ + `)は、ほぼすべてのMacで使えます。
Mission Controlは比較的新しい機能ですが、多くのMacで対応しています。
Q:ショートカットを覚えるコツはありますか?
A:まずは⌘ + Tabから始めて、毎日少しずつ使ってみてください。
1週間続ければ自然に体が覚えます。
まとめ:今日から使えるショートカットで作業効率アップ!
この記事で紹介した主要なショートカット
- ⌘ + Tab:アプリ間の切り替え(最重要)
- ⌘ + `:同じアプリ内のウィンドウ切り替え
- Control + ↑:Mission Controlで全体表示
- Control + →/←:デスクトップ間の移動
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