「パソコンの動作が重い」「急にアプリが固まる」といった悩み、ありませんか?
そんなときに試したいのが「キャッシュのクリア」です。Windowsにはシステムやアプリの動作を高速化する一方で、不要になるとパフォーマンスを下げるキャッシュファイルがたくさん存在します。
この記事では、初心者でも簡単にできるWindowsのキャッシュクリア方法を5つ紹介し、それぞれの特徴と注意点を分かりやすく解説します。
一時ファイルの削除|ディスククリーンアップ

説明
Windowsには「一時ファイル(テンポラリファイル)」と呼ばれる、作業中に一時的に保存されるデータがあります。
これらは自動で削除されないことが多く、長く使っていると数GBにふくれあがることもあります。
手順
- スタートメニューで「ディスククリーンアップ」と検索
- ドライブ(通常はC:)を選択
- 「一時ファイル」「サムネイル」「インターネットキャッシュ」などにチェック
- 「OK」で削除実行
インターネットキャッシュの削除
説明
Webブラウザ(Edge・Chrome・Firefoxなど)は、読み込んだ画像やページ情報をキャッシュとして保存します。
それがたまりすぎると、表示が遅くなったり、古いデータが残ったりします。
手順(Microsoft Edgeの場合)
- ブラウザ右上の「…」→「設定」
- 「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データをクリア」
- 「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて削除
ご利用のブラウザに合わせてキャッシュを削除してみてください。
Windowsアプリ・ストアのキャッシュ削除

説明
Microsoft Storeや内蔵アプリもキャッシュを使用します。
ストアアプリが起動しない、更新できない場合はキャッシュ削除が有効です。
手順(ストアキャッシュ)
- 「Windowsキー + R」→「ファイル名を指定して実行」
- 「wsreset」と入力し実行
- 黒い画面が出た後、自動的にMicrosoft Storeが開く
DNSキャッシュのクリア
説明
DNSキャッシュとは、ウェブサイトのIPアドレスを一時的に保存してアクセスを早くする仕組みです。ただし、情報が古くなるとアクセスエラーの原因になります。
手順
- 「Windowsキー + R」→「cmd」と入力してコマンドプロンプトを開く
- 以下のコマンドを入力:
ipconfig /flushdns
- 「DNSリゾルバーキャッシュは正常にフラッシュされました」と表示されれば完了
ストレージセンサーを使って自動削除
説明
Windows 10/11には「ストレージセンサー」という定期的にキャッシュや不要ファイルを削除する自動機能があります。
手順
- 設定 →「システム」→「記憶域」
- 「ストレージセンサー」をONにする
- 「今すぐ空き領域を増やす」または自動実行の頻度を設定可能
ストレージセンサーを有効にしておけば、月1回の手動操作すら不要になり、常に軽快な動作を維持できます。
まとめ
Windowsのキャッシュクリアは、パソコンの動作改善に直結する簡単で効果的なメンテナンス手段です。
- 一時ファイルやブラウザキャッシュは定期的に手動削除
- アプリやDNSのキャッシュもトラブル時には効果的
- ストレージセンサーを使えば、維持管理を自動化できる
「最近パソコンが重い」と感じたら、ぜひこの記事の方法を試してみてください。
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