PowerPoint(パワーポイント)でプレゼン資料を作るとき、こんな経験はありませんか?
- 「マウスでメニューを探すのに時間がかかる」
- 「同じ操作を何度も繰り返すのが面倒」
- 「プレゼン中にスムーズにスライドを進められない」
そんな悩みを解決してくれるのがショートカットキーです。
キーボードだけで操作できれば、作業スピードが驚くほど上がります。
この記事では、PowerPointでよく使うショートカットを初心者から上級者まで段階別に紹介します。
まずはここから!基本操作のショートカット(初心者向け)

絶対に覚えたい基本の5つ
操作内容 | Windows | Mac | 使う場面 |
---|---|---|---|
コピー | Ctrl + C | Command + C | テキストや図形をコピーしたいとき |
ペースト(貼り付け) | Ctrl + V | Command + V | コピーしたものを貼り付けたいとき |
元に戻す | Ctrl + Z | Command + Z | 間違えて削除したときなど |
全選択 | Ctrl + A | Command + A | スライドの全要素を選択したいとき |
保存 | Ctrl + S | Command + S | 作業中にこまめに保存したいとき |
なぜこの5つから始めるのか
これらはPowerPointに限らず、ほとんどのアプリで共通して使える基本操作です。
メールでもWordでもブラウザでも、同じショートカットが使えます。
練習のコツ
- 今まで右クリック→コピーしていたところを
Ctrl + C
に変える - 作業中に5分おきに
Ctrl + S
で保存する習慣をつける - 間違えたときは焦らず
Ctrl + Z
で元に戻す
その他の便利な基本操作
操作内容 | Windows | Mac | 使う場面 |
---|---|---|---|
切り取り | Ctrl + X | Command + X | テキストや図形を移動させたいとき |
検索・置換 | Ctrl + H | Command + Option + F | 特定の文字を一括変更したいとき |
印刷 | Ctrl + P | Command + P | 資料を印刷したいとき |
新規作成 | Ctrl + N | Command + N | 新しいプレゼンテーションを作りたいとき |
基本操作に慣れてきたら、次はスライド操作や編集に使えるショートカットを覚えてみましょう。
スライド編集・デザイン系ショートカット(中級者向け)
スライド操作を効率化
操作内容 | Windows | Mac | 使う場面 |
---|---|---|---|
新しいスライドを追加 | Ctrl + M | Command + M | 次のスライドを作りたいとき |
スライドを複製 | Ctrl + D | Command + D | 同じレイアウトのスライドを作りたいとき |
スライドを削除 | Delete | Delete | 不要なスライドを消したいとき |
スライドの順序変更 | ドラッグ&ドロップ | ドラッグ&ドロップ | スライドの順番を変えたいとき |
テキスト編集の時短テクニック
操作内容 | Windows | Mac | 使う場面 |
---|---|---|---|
太字 | Ctrl + B | Command + B | 重要な文字を強調したいとき |
斜体 | Ctrl + I | Command + I | 文字を斜体にしたいとき |
下線 | Ctrl + U | Command + U | 文字に下線を引きたいとき |
フォントサイズを大きく | Ctrl + Shift + > | Command + Shift + > | 文字を大きくしたいとき |
フォントサイズを小さく | Ctrl + Shift + < | Command + Shift + < | 文字を小さくしたいとき |
図形・オブジェクトの操作
操作内容 | Windows | Mac | 使う場面 |
---|---|---|---|
グループ化 | Ctrl + G | Command + G | 複数の図形をまとめたいとき |
グループ解除 | Ctrl + Shift + G | Command + Shift + G | グループを解除したいとき |
最前面に移動 | Ctrl + Shift + F | Command + Shift + F | 図形を一番前に持ってきたいとき |
最背面に移動 | Ctrl + Shift + B | Command + Shift + B | 図形を一番後ろに持っていきたいとき |
実際の使用例
スライド作成の効率的な流れ
Ctrl + M
で新しいスライドを追加- テキストを入力して
Ctrl + B
で重要部分を太字に - 図形を複数選択して
Ctrl + G
でグループ化 Ctrl + D
でスライドを複製して、似たレイアウトのスライドを量産
この流れをマスターすれば、プレゼン資料の作成時間を大幅に短縮できます。
プレゼン本番で役立つショートカット(上級者向け)
スライドショーの基本操作
操作内容 | ショートカットキー | 使う場面 |
---|---|---|
スライドショー開始(1枚目から) | F5 | プレゼンを最初から始めたいとき |
スライドショー開始(現在のスライドから) | Shift + F5 | 途中のスライドから確認したいとき |
次のスライドへ進む | → または Enter または Space | 次に進みたいとき |
前のスライドへ戻る | ← または Backspace | 前のスライドに戻りたいとき |
スライドショー終了 | Esc | プレゼンを終了したいとき |
プレゼン中の便利な機能
操作内容 | ショートカットキー | 使う場面 |
---|---|---|
黒い画面に切り替え | B または . | 注目を集めたいとき |
白い画面に切り替え | W または , | 画面を明るくしたいとき |
通常画面に戻る | もう一度同じキー | 元の画面に戻りたいとき |
特定のスライドに移動 | 数字 + Enter | 指定したスライドに飛びたいとき |
プレゼン中のトラブル対処
操作内容 | ショートカットキー | 使う場面 |
---|---|---|
ペン機能 | Ctrl + P | スライドに書き込みをしたいとき |
蛍光ペン機能 | Ctrl + I | 重要部分をハイライトしたいとき |
書き込み消去 | E | ペンで書いた線を消したいとき |
プレゼンの達人テクニック
スムーズな進行のコツ
B
キーで黒画面にして、質問タイムを作る数字 + Enter
で質問されたスライドにすぐ移動←
キーで前のスライドに戻って補足説明
緊急時の対処法
- スライドが動かなくなったら
Esc
で一度終了 Shift + F5
で現在のスライドから再開Ctrl + S
でプレゼン前に必ず保存
レイアウト・デザイン系の便利ショートカット

配置・整列の時短テクニック
操作内容 | Windows | Mac | 使う場面 |
---|---|---|---|
中央揃え | Ctrl + E | Command + E | テキストを中央に配置したいとき |
左揃え | Ctrl + L | Command + L | テキストを左に配置したいとき |
右揃え | Ctrl + R | Command + R | テキストを右に配置したいとき |
箇条書き | Ctrl + Shift + L | Command + Shift + L | リストを作りたいとき |
色・書式の変更
操作内容 | Windows | Mac | 使う場面 |
---|---|---|---|
書式のコピー | Ctrl + Shift + C | Command + Option + C | 他の図形と同じ書式にしたいとき |
書式の貼り付け | Ctrl + Shift + V | Command + Option + V | コピーした書式を適用したいとき |
書式のクリア | Ctrl + Space | Command + Option + Space | 書式をリセットしたいとき |
トラブル時の対処ショートカット
緊急事態に役立つキー
操作内容 | ショートカットキー | 使う場面 |
---|---|---|
強制終了 | Ctrl + Alt + Delete | PowerPointが固まったとき |
タスクマネージャー | Ctrl + Shift + Esc | アプリを強制終了したいとき |
自動保存確認 | Ctrl + S | データが消えないか心配なとき |
最近使ったファイル | Ctrl + O | 間違って閉じたファイルを開きたいとき |
まとめ
PowerPointのショートカットを活用すれば、プレゼン資料の作成時間を半分以下に短縮することも可能です。
今日から始める3ステップ
- 基本の5つから覚える(コピー、ペースト、元に戻す、全選択、保存)
- スライド操作をマスターする(新規追加、複製、テキスト書式)
- プレゼン用で本番に備える(スライドショー、画面切り替え)
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