Windows 11を使っていて、こんなことはありませんか?
- 「ドキュメントフォルダーを開くのに時間がかかる」
- 「ダウンロードしたファイルを探すのが面倒」
- 「写真フォルダーにすぐアクセスしたい」
実は、これらのよく使うフォルダーをスタートメニューに表示させることができます。
設定すると、スタートメニューの電源ボタン横にフォルダーアイコンが並んで表示され、ワンクリックでアクセスできるようになります。
設定は3分程度の簡単作業で、すぐに快適になります。
表示できるフォルダー一覧
どんなフォルダーが追加できる?
Windows 11では、以下のフォルダーをスタートメニューに表示できます。
フォルダー名 | 何が入っている? | おすすめ度 | 理由 |
---|---|---|---|
個人用フォルダー | ユーザーのホームフォルダー | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 全体の起点になる |
ドキュメント | Word、Excel、PDFなど | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 最もよく使う |
ダウンロード | ネットから保存したファイル | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 頻繁にアクセス |
ピクチャ | 写真や画像ファイル | ⭐⭐⭐⭐ | 写真をよく扱う人は必須 |
ファイルエクスプローラー | PC全体のフォルダー管理 | ⭐⭐⭐ | ファイル管理の起点 |
設定 | Windowsの設定画面 | ⭐⭐⭐ | 設定変更が楽になる |
ミュージック | 音楽ファイル | ⭐⭐ | 音楽ファイルを管理する人向け |
ビデオ | 動画ファイル | ⭐⭐ | 動画編集する人向け |
ネットワーク | 共有フォルダーなど | ⭐ | 企業環境で使用 |
表示される場所
設定したフォルダーは、スタートメニューの左下、電源ボタンの横に小さなアイコンで表示されます。
設定方法(詳細手順)

ステップ1:設定アプリを開く
方法1:キーボードショートカット(推奨)
Windowsキー + I
方法2:スタートメニューから
- スタートボタンをクリック
- 「設定」アイコンをクリック
方法3:右クリックメニューから
- スタートボタンを右クリック
- 「設定」をクリック
ステップ2:個人用設定に移動
- 設定アプリが開いたら、左側の「個人用設定」をクリック
- 個人用設定のメニューが表示される
ステップ3:スタート設定を開く
- 個人用設定の中の「スタート」*をクリック
- スタートメニューに関する設定画面が表示される
ステップ4:フォルダー設定にアクセス
- スタート設定画面の中の「フォルダー」をクリック
- 「スタートに表示するフォルダーを選ぶ」という画面が開く
ステップ5:表示したいフォルダーを選択

「個人用フォルダー」のスイッチをオンにします。
ステップ6:設定を確認
- 設定が完了したら、スタートメニューを開いて確認
- 電源ボタンの横に、選択したフォルダーのアイコンが表示されていればOK
実際の使い方
フォルダーアイコンの場所
設定後、スタートメニューを開くと:
[スタートボタン]
├─ ピン留めしたアプリ
├─ おすすめ(設定していれば)
└─ [個人用フォルダーアイコン] [設定] [電源]
↑ここに表示される
ワンクリックでアクセス
- スタートボタンをクリック
- 個人用フォルダーアイコンをクリック
- すぐにフォルダーが開く
従来の方法との比較
【従来】
エクスプローラー → PC → ユーザー → フォルダー (4クリック)
【新方法】
スタート → フォルダーアイコン (2クリック)
トラブルシューティング
設定したのに表示されない
対処法1:Windowsを再起動
設定変更後、一度再起動してみる
対処法2:エクスプローラーを再起動
Ctrl + Shift + Esc
でタスクマネージャーを開く- 「エクスプローラー」を右クリック
- 「再起動」をクリック
対処法3:設定をリセット
- フォルダー設定で一度すべてオフにする
- 再度必要なものだけオンにする
アイコンが灰色で押せない
原因 そのフォルダーが存在しないか、アクセス権限がない
対処法
- フォルダーが実際に存在するか確認
- 個人用フォルダーが移動されていないかチェック
- ユーザーアカウントに問題がないか確認
設定画面が開かない
対処法1:管理者権限で実行
- スタートボタンを右クリック
- 「Windows PowerShell(管理者)」をクリック
start ms-settings:personalization-start
と入力してEnter
対処法2:コントロールパネルから
Windows + R
を押すcontrol
と入力してEnter- 個人設定 → スタートメニュー
セキュリティとプライバシー
注意すべきポイント
共有PCでの注意
- 個人的なフォルダーは表示しない
- 他の人にも見える可能性を考慮
- 必要に応じて非表示に戻す
企業PCでの制限
- 管理者によって設定が制限されている場合がある
- グループポリシーで無効化されていることも
- IT部門に確認が必要な場合も
プライバシー保護
表示するフォルダーの選択
- 機密性の高いフォルダーは避ける
- 必要最小限の表示に留める
- 定期的に設定を見直す
Windows 10での設定方法
基本手順(Windows 10)
Windows 10の場合の手順
- スタートボタンを右クリック
- 「設定」をクリック
- 「個人用設定」をクリック
- 「スタート」をクリック
- 「スタートまたはタスクバーのジャンプリストと最近開いたアイテムを表示する」の下にある**「スタートに表示するフォルダーを選ぶ」**をクリック
表示される項目 Windows 10とWindows 11で若干項目が異なる場合があります。
まとめ
設定のポイント
簡単3ステップ
- 設定 → 個人用設定 → スタート
- フォルダーをクリック
- 個人用フォルダーをオンにする
効果とメリット
時間短縮
- フォルダーアクセスが2クリックで完了
- 1回あたり5-10秒の短縮
- 毎日使えば年間で数時間の節約
操作性向上
- 直感的なアクセス
- マウス移動距離の短縮
- ストレスの軽減
作業効率化
- ファイル管理が楽になる
- 探す時間の短縮
- 集中力の維持
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