MacでGitを使いたいけれど、こんな困りごとがある方は多いです。
- 「Gitがどこにあるのかわからない」
- 「古いバージョンが入っている」
- 「Homebrewって何?どう使うの?」
この記事では、Mac環境でHomebrewを使ってGitを安全にインストールする方法を、初心者の方にもわかりやすく説明します。
確認方法から更新、削除まで、すべて網羅していますので安心してください。
Homebrewとは?Macでの役割を知ろう

Homebrewってなに?
Homebrew(ホームブルー)は、Macで使えるパッケージ管理ツールです。
簡単に言うと「ソフトウェアを自動でインストールしてくれる便利な仕組み」のことです。
どんなことができるの?
Homebrewを使うと、以下のようなことが簡単にできます:
- ソフトウェアをターミナル(黒い画面)から簡単にインストール
- Git、Python、Node.jsなど、開発に必要なツールを一括管理
- 「brew install パッケージ名」と入力するだけで導入完了
なぜHomebrewがおすすめなの?
従来の方法だと、ソフトウェアごとに公式サイトを探して、ダウンロードして、インストールして…という手間がかかりました。
Homebrewなら、たった一行のコマンドですべて完了します。
HomebrewでGitをインストールする手順

ステップ1:Homebrewが使えるか確認する
まず、あなたのMacにHomebrewが入っているかチェックしましょう。
brew --version
正常に動いている場合の表示例:
Homebrew 4.2.5
ステップ2:Gitをインストールする
Homebrewが使える状態になったら、Gitをインストールします。
brew install git
このコマンドを実行すると、数分で最新版のGitがあなたのMacに導入されます。
ステップ3:インストールできたか確認する
Gitが正しくインストールされたか確認しましょう。
git --version
成功した場合の表示例:
git version 2.44.0
バージョン番号が表示されれば、インストール完了です!
すでに入っているGitとの違いに注意
Macには最初からGitが入っていることがある
実は、macOSにはApple提供のGitがあらかじめインストールされている場合があります。
これは「Xcode Command Line Tools」という開発ツールの一部です。
どちらのGitが使われているか確認する方法
以下のコマンドで、どのGitが使われているか確認できます:
which git
表示される結果の意味:
/usr/bin/git ← Apple製のGit
/opt/homebrew/bin/git ← Homebrewで入れたGit
優先順位を確認する
どちらが優先されるかは「PATH」という設定で決まります。以下のコマンドで確認しましょう:
echo $PATH
表示された結果で、/opt/homebrew/bin
が/usr/bin
より前にあれば、Homebrew版のGitが使われます。
古いApple製のGitが優先されていると、せっかく新しいGitをインストールしても使えません。
Gitの更新と削除の方法

Gitを最新バージョンに更新する
Gitを最新版にアップデートしたいときは、以下のコマンドを実行します:
brew update
brew upgrade git
コマンドの説明:
brew update
:Homebrewのパッケージ情報を最新にするbrew upgrade git
:Gitを最新版にアップデートする
Gitを削除したいとき
もしGitが不要になった場合は、簡単に削除できます:
brew uninstall git
Homebrewを使えば、ソフトウェアの更新も削除も、コマンド一つで簡単に完了します。
まとめ
MacでGitを管理するなら、Homebrewを使うのが最も簡単で確実な方法です。
この記事のおさらい
brew install git
でGitを導入git --version
でインストール確認- Apple製Gitとの競合がないよう
PATH
を確認 brew upgrade
やbrew uninstall
で簡単に管理
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