Macを使っていて、「特定のアプリを強制終了したい」「コマンドラインからプロセスを監視したい」と思ったことはありませんか?
そんな時に必要になるのが「プロセスID(PID)」なんです。
今回は、macOSでプロセスIDを調べる方法をターミナルとGUIの両方でわかりやすく解説します。
ターミナル初心者でも安心して使える内容となっています。
プロセスID(PID)とは?

PID(Process ID)は、OSがプロセスを一意に識別するための番号です。
アプリやコマンドごとに1つずつ割り当てられます。
たとえば、プロセスを終了させるkill
コマンドなどでもこのPIDが必要になるんです。
まずは、この基本的な概念を覚えておきましょう。
ターミナルでプロセスIDを調べる方法
ターミナルを使った方法を2つ紹介します。
方法①:psコマンド
現在動作しているプロセスの一覧を表示します。
ps aux | grep アプリ名
例:Google ChromeのPIDを調べる
ps aux | grep "Google Chrome"
出力例:
user 12345 0.0 2.3 ...
この「12345」がPIDです。
ポイント:aux
はすべてのユーザーのプロセスを対象に表示するオプションです。
方法②:pgrepコマンド(PIDだけを取得)
pgrep アプリ名
例:
pgrep "Google Chrome"
該当するPID一覧が表示されます。
特徴:ワンライナーで正確なPIDだけを取得したいときに便利です!
どちらの方法も覚えておくと、状況に応じて使い分けできて便利ですね。
GUIで調べる:アクティビティモニタを使う方法

ターミナルが苦手な方は、アクティビティモニタを使うのがおすすめです。
手順
- Spotlight(⌘ + Space)で「アクティビティモニタ」と入力
- アプリを開く
- 上部検索欄で対象アプリ名を入力(例:Chrome)
- 対象のプロセスを選ぶと、左側にPIDが表示されます
注意:複数プロセスがある場合、複数のPIDが表示されます(ブラウザなどはよくあります)
この方法なら、視覚的に確認できるので分かりやすいですね。
補足:PIDを使ってできること
PIDが分かると、こんなことができるようになります。
プロセスの強制終了
kill -9 PID番号
例:
kill -9 12345
PIDを指定して情報を見る(topコマンド)
top -pid 12345
PIDが分かると、より細かいプロセス管理ができるようになります。
まとめ:Macでのプロセス管理にはPIDが鍵!
macOSでは、ターミナルやアクティビティモニタを使えば簡単にプロセスID(PID)を調べることができます。
特定のアプリを監視したり、強制終了させたりしたいときにはPIDの把握がとても重要なんです。
ポイントまとめ
ps aux | grep アプリ名
で詳細情報からPIDを確認pgrep アプリ名
でPIDだけを素早く取得可能- GUI派は「アクティビティモニタ」で簡単に確認可能
- PIDを使って
kill
やtop
などの操作が可能
最初はアクティビティモニタから始めて、慣れてきたらターミナルでのコマンド操作にも挑戦してみてください。
PIDの概念を理解すると、Macでのトラブルシューティングがぐっと楽になりますよ。
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