【初心者向け】Windowsで管理者権限を持つユーザーを確認する方法|コマンド・設定画面からチェック!

Windows

Windowsパソコンを使っていて、こんな経験はありませんか?

「このアカウントって管理者なの?」
「管理者じゃないからアプリがインストールできない…」
「設定を変更しようとしたら『権限が必要です』と表示された」

そんな時に大切なのが、自分のアカウントに「管理者権限」があるかどうかを知ることです。

Windowsでは、ユーザーごとに「管理者権限」があるかどうかが決まっています。

管理者でなければ、アプリのインストールやシステム設定が制限されるため、アカウントの確認はとても重要です。

この記事では、Windows 10・11で「管理者権限を持つユーザーを確認する方法」を、設定画面・コマンド両方の視点から初心者の方にも分かりやすく解説します。

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管理者権限って何?

まず、Windowsのアカウントには2つの種類があることを理解しましょう。

アカウント種別できること制限されること
標準ユーザー・基本的な操作
・ファイルの作成や編集
・既存アプリの利用
・新しいソフトのインストール
・システム設定の変更
・他のユーザーの管理
管理者・すべての操作が可能
・システム設定の変更
・他のユーザーの管理
・ソフトのインストール
(制限なし)

「ソフトがインストールできない」「設定が変更できない」といった問題の多くは、管理者権限がないことが原因です。

では、実際に管理者権限があるかどうかを確認する方法を見ていきましょう。

【方法1】設定画面から確認する(おすすめ)

最も簡単で分かりやすい方法です。マウス操作だけでできるので、初心者の方にはこちらをおすすめします。

自分のアカウントを確認する

手順:

  1. スタートメニュー →「設定」(歯車のマーク)をクリック
  2. 「アカウント」をクリック
  3. 左側の「ユーザー情報」をクリック
  4. 右側の「アカウントの種類」を確認

ここに「管理者」と表示されていれば、あなたのアカウントは管理者権限を持っています。

「標準ユーザー」と表示されていれば、管理者権限はありません。

他のユーザーも確認する

手順:

  1. 設定 →「アカウント」→「家族とその他のユーザー」をクリック
  2. 表示されたユーザー一覧で、各ユーザーの下に「管理者」または「標準ユーザー」と表示されます

これで、パソコンにいるすべてのユーザーの権限が確認できます。

【方法2】コントロールパネルから確認する

Windows 10でも使える、従来の方法です。

手順:

  1. スタートメニューで「コントロールパネル」と検索してクリック
  2. 「ユーザーアカウント」をクリック
  3. 「アカウントの種類の変更」をクリック
  4. 各アカウントの下に「管理者」または「標準ユーザー」と表示されます

設定画面よりも少し古い見た目ですが、同じ情報を確認できます。

環境によっては英語表記になっているかもしれません。

英語の場合、「管理者」は「Administrator」と表示されます。

【方法3】PowerShellで確認する(上級者向け)

コマンドを使った方法もあります。より詳しい情報が欲しい場合や、スクリプトで自動化したい場合に便利です。

管理者グループのユーザー一覧を表示

手順:

  1. スタートメニューで「PowerShell」を検索してクリック
  2. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押す:
Get-LocalGroupMember -Group "Administrators"

このコマンドで、管理者権限を持つすべてのユーザーが一覧で表示されます。

自分のアカウントが管理者かどうか確認

以下のコマンドも使えます:

([Security.Principal.WindowsPrincipal] [Security.Principal.WindowsIdentity]::GetCurrent()).IsInRole("Administrator")

結果が True なら、あなたのアカウントは管理者です。False なら標準ユーザーです。

少し難しく見えるかもしれませんが、コピー&ペーストで使えるので、興味のある方は試してみてください。

【方法4】コマンドプロンプトで確認する(簡単版)

PowerShellよりも簡単なコマンドもあります。

手順:

  1. スタートメニューで「cmd」と検索して「コマンドプロンプト」をクリック
  2. 以下のコマンドを入力:
net localgroup Administrators

これで、「管理者グループ」に属するユーザーの一覧が表示されます。自分のユーザー名があれば、管理者権限を持っています。

よくある質問

Q1. 管理者なのに操作が制限されるのはなぜ?

A. UAC(ユーザーアカウント制御)という仕組みによって、管理者であっても一部の操作は明示的に「管理者として実行」しないと許可されません。アプリやコマンドプロンプトを右クリック →「管理者として実行」を試してみてください。

Q2. 自分以外に誰が管理者か知りたい

A. PowerShellで Get-LocalGroupMember -Group "Administrators" を使えば、すべての管理者ユーザーを確認できます。セキュリティ管理のためにも、定期的にチェックすることをおすすめします。

Q3. 管理者アカウントがない場合はどうすればいい?

A. 通常、Windowsインストール時に作成したアカウントは管理者になっています。もし管理者アカウントがない場合は、セーフモードで起動して内蔵のAdministratorアカウントを有効化する方法がありますが、これは上級者向けの操作です。

まとめ

Windowsでの「管理者権限」は、パソコンを自由にコントロールするために非常に重要な要素です。

自分のアカウントが管理者かどうかを把握し、必要に応じて確認・変更することが、トラブル回避の第一歩になります。

この記事のポイント:

  • 設定画面で自分のアカウント種別(管理者かどうか)を簡単に確認できる
  • PowerShellやコマンドプロンプトで管理者ユーザーを一覧表示することも可能
  • 管理者であっても「管理者として実行」が必要な場合がある
  • セキュリティのため、定期的に管理者ユーザーを確認することが大切
  • 家族のアカウントの権限も適切に設定しよう

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