ゲーム実況を録画したい、通話しながら画面をキャプチャしたい、マイクの音も一緒に残したい
―― そんなとき便利なのが、Windows 10 / 11に標準搭載されている「ゲームバー(Game Bar)」機能です。
しかし、実際に録画してみると「マイクの声が入っていない!」「ゲーム音だけ録れてる…」と悩む人も多いのではないでしょうか?
この記事では、Windowsゲームバーでマイク音声をゲーム音と同時に録音する設定方法を画像なしでもわかりやすく丁寧に解説します。
ゲームバーとは?基本機能のおさらい

Windows 10以降に標準搭載されているゲームバー(Game Bar)は、ショートカット一つで画面録画・スクリーンショット・音声録音ができる便利機能です。
起動方法:
Win + G キー
録画・マイク・音声ミキサーなどをまとめて操作可能。
ゲーム以外にも、会議・ブラウザ・YouTube画面の録画などにも使われています。
主な機能:
- 画面録画(最大4時間)
- スクリーンショット撮影
- パフォーマンス監視
- オーディオミキサー
ゲームバーでマイクを録音するための事前準備

まずはマイクが正しく接続され、Windows側で認識されていることを確認しましょう。
確認手順:
- 「設定」→「システム」→「サウンド」へ移動
- 入力デバイスに使用中のマイクが表示されているか確認
- 使用中のマイクを選択
- 「マイクのテスト」で音声レベルが反応するか確認
反応がない場合はドライバの更新や接続ポートの見直しが必要です。
マイクのプライバシー設定も確認:
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」
- 「マイクへのアクセスを許可する」がオンになっていること
- 「アプリにマイクへのアクセス許可」もオンに
ゲーム音+マイク音を同時録音する設定手順

ここからが本題です。以下の手順で設定しましょう。
ゲームバーの設定
Win + G
でゲームバーを起動- 画面上部メニュー右の設定を開く
- 「ウェジェット」を開く
- 「録音するオーディオ」を「ゲーム」もしくは「すべて」になっているかを確認
- 「なし」になってい場合は変更
キャプチャの設定
Win + G
でゲームバーを起動- 「キャプチャウィジェット」を探す
- 見つからない場合は上部の「ウィジェットメニュー」→「キャプチャ」をクリック
- 「マイクのアイコン(?️)」をクリックしてオンにする
- オーディオミキサーで「マイク」の音量レベルを確認・調整
- 録画開始前に、マイクアイコンがオンになっているかを確認
この状態で「録画ボタン(●)」を押せば、ゲーム音+マイク音が同時に録音されます!
録音されないときのチェックポイント
録画後にマイク音が入っていないときは、以下をチェックしてください。
チェック項目 | 対応方法 |
---|---|
マイクアイコンがOFFだった | 録画前に必ずオンにする |
「設定」でマイク使用が拒否されている | 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」→「アプリのアクセスを許可」にチェック |
別のアプリがマイクを専有している | TeamsやZoomを閉じて再確認 |
音量が0、またはミュート | オーディオウィジェットでマイク音量を調整 |
デバイスが正しく選択されていない | ゲームバーの設定で正しいマイクデバイスを選択 |
追加のトラブルシューティング:
- ゲームバーの設定を開く(ギアアイコン)
- 「キャプチャ」セクションで「オーディオを録音する」がオンになっているか確認
- 「ゲームのプレイ中にマイクを記録する」オプションをオンにする
よくある質問(Q&A)

Q1. ゲーム以外のアプリも録音できますか?
はい、デスクトップアプリ全般で録画・音声録音が可能です(例:ブラウザ、Excel、会議アプリなど)。ただし、一部のアプリでは制限がある場合があります。
Q2. 音声だけ録音したい場合は?
ゲームバーは画面と音声の同時録画専用です。
音声だけを録りたい場合は「ボイスレコーダー」アプリを使いましょう。
Q3. 出力ファイルはどこに保存される?
既定では:
C:\Users\ユーザー名\Videos\Captures
に保存されます。変更したい場合は「設定 → ゲーム → キャプチャ」で保存先を変更可能です。
Q4. 録画の最大時間は?
ゲームバーは最大4時間までの連続録画に対応しています。
Q5. 録画の画質を変更できますか?
はい、ゲームバーの設定(ギアアイコン)→「キャプチャ」で画質設定を変更できます。
標準(720p)、高(1080p)、最高(4K)から選択可能です。
まとめ
Windows標準のゲームバーを使えば、特別なソフトなしでゲーム音+マイク音を簡単に同時録音できます。
実況動画・操作解説・会議録画など、さまざまな場面で活用できる便利な機能です。
この記事のポイント:
Win + G
でゲームバー起動- 録音前にウェジェット設定とマイクアイコン(?️)をオンにする
- オーディオウィジェットでマイクレベルを確認
Win + Alt + R
で録画開始/停止- 録画後、
Captures
フォルダをチェック
「声が入らない…」という失敗を防ぐためにも、録画前のマイクチェックを習慣化しましょう!
短い音声テストを録画してから本番録画すると安心です。
高度な編集や配信には専用ソフトも便利ですが、手軽に始めるならWindowsゲームバーは最適の選択です。
ぜひ活用してみてください!
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