ヒンドゥー教において重要な存在である太陽神スーリヤについて、わかりやすく解説します。
古代から現代まで人々の生活と深く結びついた太陽信仰の神髄に迫ります。
神々との関係

スーリヤはヴェーダ神群の中でもとても古い神。
関連する神々との関係:
- 父:カシュヤパ
- 兄弟:インドラ
- 妻:サンジュニャ
- 子:ヤマ、シャニ、アシュヴィン兄弟など
重要な神々たちと関連深い。
姿と特徴
スーリヤは黄金に輝く壮麗な姿で、光そのものを表すような神として描かれます。
特徴的な姿:
- 7頭の馬に引かれる戦車に乗る
- 金髪
- 輝くような立像
その姿は太陽を象徴している。
また、時代や文献によって姿が異なり、腕が4本だったり、目が3つだったりする。
神格と役割

スーリヤは太陽そのものを神格化した自然神。
多くの太陽神がいたが、そのほとんどがスーリヤと習合した。
有名な神話:強すぎた熱
スーリヤの妻・サンジュニャーは、太陽の強すぎる熱に耐えられず、夫の元を去ってしまいました。
スーリヤとサンジュニャーはなんとか復縁するのですが、それでも熱に耐えられない問題は解決しませんでした。
そこで、ヴィシュヴァカルマン(サンジュニャーの父)が太陽の一部を削り取り、熱を弱めた。
さらに、その破片から様々な神の武器が作られたという話もあります。
Ex. ヨーガ

ヨーガの有名なポーズ「太陽礼拝」。
実は、このポーズは「スーリヤ・ナマスカル」とも言われていて、スーリヤ神に捧げるポーズなんです。
まとめ
スーリヤは、太陽そのものの神です。
ポイントまとめ:
- 名前の意味は「太陽」そのもの
- ヴェーダ時代から崇拝される、最古級の神格
- 7頭の戦車に乗り輝く姿
- ヨーガの太陽礼拝にも関連
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