【初心者向け】Linuxのcurlとは?使い方と実用例をわかりやすく解説!

Linux

Linuxやターミナル操作に慣れてきた頃、よく登場するコマンドの1つが「curl」です。

でも、「curlって一体なに?」「wgetと何が違うの?」「どう使うのが正解?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Linux環境でよく使われるcurlコマンドについて、仕組み・使い方・よくある用途まで丁寧に解説します。

初心者にもわかりやすく、実際のコマンド例とともに紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。


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curlとは?ざっくり解説

curl(カール)とは、「URLからデータを取得・送信できるコマンドラインツール」です。

正式には「Client URL」の略で、HTTPやFTPなど、さまざまなプロトコルを使って通信ができるのが特徴です。

主な用途

  • Webページのソース取得(GET)
  • データの送信(POST)
  • ファイルのダウンロード・アップロード
  • APIとの通信(REST APIなど)

つまり、curlは「コマンドラインでWebとやり取りできるツール」です。


curlの基本的な使い方

Webページの取得(GET)

curl https://example.com

このコマンドを実行すると、https://example.comのHTMLソースがターミナルに表示されます。


ファイルの保存(-oオプション)

curl -o index.html https://example.com

-oでファイル名を指定することで、出力内容を保存できます。


ヘッダー情報の表示(-Iオプション)

curl -I https://example.com

レスポンスヘッダーのみを表示。Webサーバーの情報などが確認できます。


データの送信(POSTリクエスト)

#名前をJohn, ageを30に設定
curl -X POST -d "name=John&age=30" https://example.com/form

フォームデータをPOST送信。APIとのやり取りにも使えます。


よくあるcurlの活用例

REST APIのテスト

curl -H "Authorization: Bearer TOKEN" https://api.example.com/data

APIに認証ヘッダーをつけてリクエストすることも可能。


JSONデータの送信

curl -X POST -H "Content-Type: application/json" \
-d '{"user":"john","score":100}' \
https://api.example.com/submit

JSON形式のデータを送信して、API開発や連携テストができます。


ファイルのアップロード

curl -F "file=@/path/to/file.txt" https://example.com/upload

フォーム形式でファイルをアップロードするのも簡単です。


curlが使えない?対処法とインストール方法

Linuxディストリビューションによっては、curlが最初から入っていないこともあります。

その場合は以下のコマンドでインストールできます。

Ubuntu / Debian系

sudo apt update
sudo apt install curl

CentOS / RHEL系

sudo yum install curl

Arch Linux

sudo pacman -S curl

まとめ

curlは、Linux環境において非常に重要なツールの一つです。

ただのファイル取得だけでなく、API操作・ファイル送信・認証付き通信など、さまざまな場面で活躍します。

覚えておくべきポイント:

  • curlは「URL先とやり取りするコマンド」
  • 基本のGETから、POSTやファイルアップロードまで可能
  • wgetよりも柔軟で、APIとの連携に強い

今後の開発やサーバー操作で確実に役立ちますので、ぜひこの機会にマスターしておきましょう!

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