名前の意味
「バイラヴァ(Bhairava)」は、「恐ろしい者」という意味になります。
系譜
バイラヴァは、シヴァ神の化身のひとつです。特に、「怒りのシヴァ」「破壊と裁きのシヴァ」として現れる姿とされています。
関連する神々:
- シヴァ:本体、バイラヴァの源
- カーリー女神:バイラヴァの対となる
- バイラヴィー:バイラヴァの女性的側面、または配偶者とされる女神
バイラヴァは、ヒンドゥー教だけでなく仏教(特に密教)やジャイナ教でも尊敬される、宗派を超えた神格でもあります。
姿・見た目
バイラヴァの姿は、見る者に恐怖と畏敬を抱かせる恐ろしき顔の神です。
主な特徴:
- 多くの武器を持つ
- 逆立った髪
- 白目をむいた恐ろしい形相
- 犬に乗っている
この姿は、シヴァの1つの側面を表しています。
また、彼の乗り物は犬で、これは犬が屍肉を食らうことと関連がある。
ブラフマーの傲慢を打ち砕く
あるとき、創造神ブラフマーが傲慢になり、「自分こそ最高の神だ」と考えるようになり始めた。
その変化が世界に現れ始めた時、シヴァは「バイラヴァ」を生み出します。
バイラヴァはシヴァの畏怖相の化身として、恐ろしい姿をしていました。
彼はブラフマーの第五の頭を斬り落とし、彼の傲慢を正しました。
ただし、神の頭を斬ることは大罪であり、バイラヴァは罪の化身である女神から逃げる旅に出ます。
この時、ブラフマーの頭蓋骨は彼の手にくっつき、その罪の象徴となりました。
最終的に、彼はカシ(現在のヴァーラーナシー)に到着したとき、その頭蓋骨は彼の手からやっと離れ、彼の贖罪が終わりましtあ。
まとめ
バイラヴァについて見ていきました。
- 名前の意味は「恐ろしい者」
- シヴァの畏怖相の化身
- 髪を逆立て白目をむいた恐ろしい姿で、犬に乗っていうる
- 神話ではブラフマーの傲慢を正す役割を果たし、その後は神殺しの罪と向き合い続けた
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