MacでWineをインストールする方法 (2025年版)

プログラミング・IT

MacでWindowsアプリを実行したいと思ったことはありませんか?
特別な仮想環境を用意せずに、手軽にWindowsアプリケーションを動かす方法があります。

それがWineです。この記事では、初心者でも分かるようにMacにWineをインストールする手順を解説します。

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Wineとは?

Wine(Wine Is Not an Emulator)は、MacやLinux上でWindows用の.exeファイルを実行できるソフトウェアです。

エミュレーターとは異なり、WindowsのAPIを再現することでネイティブに近い実行環境を提供します。

インストール前の準備

Wineを使うには、以下の準備が必要です:

項目内容
HomebrewMac用のパッケージ管理ツール
Xcode Command Line ToolsHomebrewに必要な開発環境

Step 1:Homebrewのインストール(未導入の場合)

ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行します:

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

すでにインストール済みの場合はこのステップをスキップしてください。

Step 2:Xcodeのコマンドラインツールをインストール

xcode-select --install

Wineをインストール(Intel Mac / Apple Silicon共通)

Homebrewを使って最新の安定版Wineをインストールします:

brew install --cask wine-stable

このインストールには時間がかかる場合があります(ファイルサイズが大きいため)。

3. Wineの使い方(.exeファイルの実行)

Windowsアプリケーションを実行するには、ターミナルで以下のコマンドを使用します:

wine ファイル名.exe

例:

wine setup.exe

初回起動時は、Wine用の設定ファイルが自動的に生成されます。

M1/M2/M3 Macの場合の注意点(Apple Silicon)

Wineはx86アプリケーション用に設計されているため、Apple SiliconのMacではRosetta 2のサポートが必要です。

確認とインストール:

softwareupdate --install-rosetta

これにより、IntelバイナリをApple Siliconマシンで実行できるようになります。

補足:GUIで使いたい場合(WineBottlerなど)

コマンドラインでなくGUIでWineを操作したい場合は、WineBottlerというツールも利用可能です。

ただし、開発が停滞気味で安定性に難があるため、Homebrew + wine-stableの組み合わせが最も推奨されます。

まとめ:MacでWineをインストールする手順

ステップコマンドまたは操作
Homebrew導入/bin/bash -c "$(curl...)"
Xcodeツール導入xcode-select --install
Wineのインストールbrew install --cask wine-stable
.exe実行wine ファイル名.exe
Apple Silicon対応softwareupdate --install-rosetta(必要な場合)

これでMac上でWindows用アプリケーションを実行する環境が整いました。

全てのアプリケーションが動作するわけではありませんが、多くの一般的なWindows用ソフトウェアを利用できるようになります。

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