アンインストールのパターン整理

WSLのアンインストールには主に2つのパターンがあります:
目的 | 対応方法 |
---|---|
インストールしたLinux(Ubuntu等)だけを削除 | ディストリビューションのみ削除 |
WSLシステム全体(機能自体)を削除 | WSL機能をアンインストール |
Linuxディストリビューション(Ubuntuなど)だけを削除する方法

WSL自体は残しつつ、特定のLinux環境だけを削除する方法です。
方法1:設定から削除(GUI操作)
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- リストから「Ubuntu」など該当のLinuxディストリビューションを探す
- 「アンインストール」ボタンをクリック
これで選択したLinux環境だけが削除されます。
方法2:PowerShellから削除(コマンド操作)
PowerShellを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行します:
wsl --unregister ディストリ名
例:
wsl --unregister Ubuntu
このコマンドで対象ディストリビューションを完全に初期化・削除できます。
WSLシステム全体を削除する方法(完全アンインストール)

WSL機能そのものをWindowsから削除したい場合は以下の手順で行います。
Windowsの機能を無効化する方法
- 「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く
- 以下のチェックを外す:
- 「Windows Subsystem for Linux」
- もしくは「Linux用 Windows サブシステム」
- 「OK」をクリックして、指示があれば再起動する
これでWSL機能がWindowsから無効化・削除されます。
Microsoft Store版WSLをアンインストールする場合
Windows 11などでは、WSLがアプリ版(Microsoft Store版)になっている場合があります。
その場合:
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 「Windows Subsystem for Linux」を探して「アンインストール」をクリック
4. まとめ
やりたいこと | 手順 |
---|---|
UbuntuなどLinux環境だけ削除 | wsl --unregister ディストリ名 または設定からアンインストール |
WSL機能そのものを削除 | Windowsの機能から「Windows Subsystem for Linux」もしくは「Linux用 Windows サブシステム」を無効化 |
Store版WSLをアンインストール | アプリ一覧から「Windows Subsystem for Linux」を削除 |
これらの方法を状況に応じて使い分けることで、WSLを適切にアンインストールできます。
コメント