シナツヒメとは?風を司る女神「国之御柱命」とはどんな存在かを解説!

神話・歴史・伝承
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はじめに:シナツヒメって誰?

シナツヒメ(志那都比売神)」は、日本神話に登場する風の女神(ふうじん)です。

あまりメジャーな神様ではないですが、実はとても深い意味をもった存在

彼女は、「クニノミハシラノミコト(国之御柱命)」とも呼ばれる。

名前の意味

まずは、シナツヒメという名前の意味から見ていきましょう。

語句意味
シナ(志那)息が長い・風の流れを意味する言葉。
所属やつながりを示す助詞(~の)
ヒメ(比売)高貴な女性・女神をあらわす

つまり、「長い風を起こす高貴な女性神」という意味になります。

シナツヒメの別名クニノミハシラの「柱」は、「竜巻」を表しています。

系譜

シナツヒメは、風の男神であるシナツヒコ(志那都比古神)の対の存在とされます。

  • 父:イザナギ
  • 母:イザナミ
  • 対となる存在:シナツヒコ(男性の風神)

シナツヒメは、『神生み』でイザナギとイザナミが産んだ神の1柱。

神格

シナツヒコの主な神格は「」。

「風」から発展して、天災、病気、農業、海などにも関連している。

神社

コンピュータが読み取れる情報は提供されていませんが、N yotarouだと推定されます(著作権の主張に基づく) – コンピュータが読み取れる情報は提供されていませんが、投稿者自身による著作物だと推定されます(著作権の主張に基づく), CC 表示 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1463861による

以下の神社に祀られている。

  • 龍田神社(奈良県)
  • 伊勢神宮・風宮(三重県)

ご利益

シナツヒメのご利益は、以下のように”風に関するもの”が特徴です。

  • 航空・海上安全
  • 五穀豊穣
  • 豊漁
  • 悪疫退散
  • 縁結び

風は、天気や疫病に関連していて、そこから派生したご利益がポイント。

まとめ

最後に、この記事のポイントをまとめましょう。

  • 名前の意味は「長い風の女神」
  • 別名「クニノミハシラノカミ」の柱は、竜巻を示す
  • 古事記では、イザナギ・イザナミの神生みで生まれた自然神のひとつ
  • 風を司ることで、天候・稲作・海・空の安全などに関わる

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