Midjourneyで「/fast」を使っても反映されない、「Fast ModeがONにならない」「自動でRelax Modeになる」…そんな時、何が起きているのでしょうか?
この記事では、Fast Modeが使えない主な原因とその解決策を解説します。
Fast Modeとは?
Midjourneyにおける「Fast Mode(ファストモード)」は、GPU処理を優先して画像を高速生成できるモードです。
ただし、月ごとの使用時間制限(Fast Hours)があるため、使えなくなることもあります。
Fast Modeが使えない主な原因と対処法
Fast Modeが使えない主な原因と対処法を紹介しいく。
Fast Hoursの残り時間がゼロになっている

確認方法:
Discordで /info
と入力すると、現在のプラン・残りのFast Hours(Fast Time Remainingというやつ)が表示されます。
対処法:
- 月が切り替わるのを待つ
- Fast Hoursを追加購入
- または、Relax Modeで生成する
Basicプランを使っている

Basicプランでは、Fast Modeの使用時間が非常に少なく制限が厳しいです。
Relax Modeは使用できません。
対処法:
- Standardプラン以上(月額$30〜)にアップグレードすると、Fast/Relax両方が使えます。
Fast Modeが無効になっている

/settings
を使って、現在のモードを確認してみましょう。
fastになってない場合は、以下の対処法を試してみてください。
/fast
と入力して再度Fast Modeに切り替える- プロンプトの末尾に
--fast
を明示的に追加して強制的に使う
サーバーの混雑や処理遅延

Fast Modeにしていても生成が遅く感じる場合、Midjourneyのサーバー側が混雑していることがあります。
対処法:
- 少し時間を空けて再トライ
- 生成中のジョブがキューに積まれていないか
/info
で確認する
プラン別のFast Hours制限
各プランごとに毎月リセットされるFast Hours(高速生成可能時間)が異なります:
プラン | 月額料金 | Fast Hours | Relax Mode |
---|---|---|---|
Basic | $10 | 3.3時間 | 利用不可 |
Standard | $30 | 15時間 | 無制限 |
Pro | $60 | 30時間 | 無制限 |
Mega | $120 | 60時間 | 無制限 |
Fast Modeの残量を節約するコツ

- アップスケールやバリエーション生成はRelaxで:
細かい作業は/relax
モードで十分な場合もあります。 - 大規模な一括生成はRelaxに切り替えてから行う
- 複数アカウントやアカウント共有は禁止:リスクになるため避けましょう。
✅ 補足:Fast / Relax / Turbo モードの違い
モード | 特徴 | 利用制限 |
---|---|---|
Fast | 高速生成 | 時間制限あり(Fast Hours) |
Relax | 低優先度、待機あり | 無制限(Standard以上) |
Turbo | 超高速(有料)※一部限定ユーザー | 高コスト/試験機能 |
Fast Modeが切り替わらない場合のトラブルシューティング
Fast Modeに切り替えようとしても反映されない場合、以下の手順で確認してみましょう:
- Discordのキャッシュクリア:
Discordアプリを再起動し、キャッシュをクリアしてみる - 別のDiscordサーバーで試す:
Midjourneyの公式サーバーで同じコマンドを試してみる - コマンド入力の確認:
/fast
の前後にスペースが入っていないか確認 - パラメータの優先順位:
--relax
と--fast
が同時に指定されていないか確認(矛盾する指定)
番外編:Web版でRelaxモードに切り替える方法

Web版でRelaxモードに切り替えるには、プロンプト入力欄の右の設定から行う。
- プロンプト入力欄の右のボタンから設定を開く
- 「Speed」の「Relax」を選択
まとめ:Fast Modeが使えないときのチェックリスト
Fast Modeが使えなくても、Relax Modeでも十分に質の高い画像は生成できます。
時間に余裕があるときはRelax Modeを活用して、Fast Hoursを大切な生成作業のために温存するのがおすすめです。
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