[エジプト神話]イシスとは?どんな女神?

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

イシスは、エジプト神話の神です。

このイシスは、どのような女神なのでしょうか?

「イシスについて知りたい」
「イシスにはどんな神話があるの?」
という人に向けて、この記事では、エジプト神話の女神イシスをざっくりまとめています

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イシスとは

イシスは、エジプト神話に登場する豊穣の女神(地母神)です。

イシスは、オシリスの妻で、彼との間にホルスを生みました。

神話では、イシスは、オシリスやホルスに手助けする献身的な妻(母)として登場します。

イシスは、魔術に長けた女神としても有名です。

夫オシリスに関する神話では、多くの魔術を使っています。

イシスは、ハトホルやセクメトと同一視されることがあります。

また、イシスは、ギリシャ神話では、デメテルと同一視されています。

名前の意味

イシスの名前の意味は、「椅子」です。

イシスの名前が椅子を意味することから、彼女は王の玉座の神格化だと考えれています。

また、名前の意味に関連して、イシスは、頭に玉座を乗せた姿で描かれています。

系譜

イシスは、大地の神げぶと天空の神ぬととの間に生まれた娘です。

兄弟には、オシリス、セト、ネフティスがいます。

オシリス

イシスの夫は、兄のオシリスです。

イシスは、夫オシリスの神話で大活躍します。

オシリスは、弟セトに殺害されます。

イシスは、オシリスの死を悲しみ、彼の遺骸を集めます。

イシスは、他の神の力を借りて、オシリスの遺体を復元し、夫を蘇らせます。

その後、イシスは、オシリスとの間にホルスを生みます。

イシスの夫の遺体集めと蘇生は、神話に残されています。

オシリスの遺骸は、セトにバラバラにされ、性器は魚に食べられていました。

イシスは、遺骸を集めて復元する際、性器を人工的に造ったとされています。

ホルス

上記の通り、イシスには、オシリスとの間にホルスという息子がいます。

打倒セト

ホルスは、セトと王位争奪戦を繰り広げます。

この際、イシスは、ホルスを手助けし、セトの邪魔をします。

イシスの助力もあり、ホルスは、セトに勝利し、王となります。

イシスには、ホルスを王にするために、偉大な神ラーを騙して支配するという話があります。

首斬り

イシスは、王位争奪戦でホルスと共にセトを追い詰めます。

あと少しでセトを倒せるという時、イシスは、セトに情けをかけ、彼にとどめをさしませんでした。

ホルスは、母が宿敵セトに情けをかけたことに激怒し、母イシスの首を斬り飛ばします。

知恵の神トトは、イシスに雌牛の頭をつけ、イシスは一命をとりとめました。

おすすめ記事:

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アヌビス

イシスは、アヌビスの養母です。

系譜では、イシスは、アヌビスの叔母です。

育てる経緯

イシスには、ネフティスという妹がいました。

ある日、ネフティスは、イシスの夫オシリスを泥酔させ、姉に変身して彼と交わりました。

そして、ネフティスは、オシリスとの子アヌビスを生みました。

ネフティスには、セトという夫がおり、オシリスはセトの宿敵でした。

そういった事情から、ネフティスは、夫セトの報復を恐れ、不義の子アヌビスを捨てました。

その後、イシスがアヌビスを拾い、イシスはアヌビスを育てることにしました。

補佐

アヌビスは、イシスの養子になり、無事に成長しました。

成長したアヌビスは、養母イシスと父オシリスを手助けしました。

オシリスの蘇生

アヌビスは、養母イシスがオシリスを蘇らせる手伝いをしました。

イシスがオシリスを蘇らせる際、アヌビスは、オシリスの遺体をつなぎ合わせミイラにしました。

アヌビスの手助けもあり、イシスは、オシリスの蘇生を成功させました。

まとめ

イシスは、豊穣の女神(地母神)で、魔術に長けています。

イシスには、オシリスという夫がおり、彼との間にホルスを生みました。

神話上では、イシスは、夫オシリスを蘇生させ、息子ホルスが王になる手助けをします。

また、イシスは、アヌビスを養子としています。

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