[ギリシャ神話]セイレーンとは?

神話・歴史・伝承

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

「セイレーンって何?」
「セイレーンは、どんな怪物?」
という人に向けて、この記事では、ギリシャ神話のセイレーンを解説します。

スポンサーリンク

セイレーンとは

セイレーンは、半人半鳥の歌声に特徴を持つ怪物です。

姿

ギリシャ神話のセイレーンは、上半身が女性、下半身が鳥の姿をしています。

あるいは、セイレーンの姿は、顔だけが人間で、それ以外が鳥だとする話もあります。

また、時代が進むにつれて、セイレーンの姿は、変化します。

中世紀後からセイレーンの姿は、上半身が人間、下半身が魚になります。

なぜ怪物の姿になった?

セイレーンの姿の由来には、諸説あり、次のような説があります。

  • セイレーンは、ハデスに誘拐されたペルセポネ(コレー)を探すために鳥の姿になったという説
  • ハデスのペルセポネ誘拐を許した罰として、デメテルがセイレーンの姿を変えたという説
  • アフロディーテが愛を軽んじたセイレーンを怪物の姿にして罰したという説
  • セイレーンは、ムーサと音楽を競ったことを罰せられ、怪物の姿になったという説

セイレーンの姿の由来には、神がセイレーンを罰して怪物の姿という説が多いです。

セイレーンは、元々はペルセポネの従者だと考えられています。

歌声

ギリシャ神話のセイレーンの歌声は、「死の歌声」とされています。

セイレーンの歌声を聞いた者は、我を忘れて海に飛び込み、そのまま溺死してしまいます。

あるいは、歌声を聞いた者たちは、セイレーンの島に行き、セイレーンたちに食べられます。

オデュッセイア

セイレーンは、『オデュッセイア』に登場します。

オデュッセウスは、セイレーンの歌について魔女キルケーから忠告されます。

オデュッセウスは、セイレーンの近くを通る際、部下の耳を蝋で塞ぎ、部下に自分自身を柱に縛り付けさせていました。

オデュッセウスは、セイレーンの歌声を聞き、彼女たちの島へ行こうと暴れだしますが、柱に縛り付けられていたおかげで身動きできません。

部下たちも歌声が聞こえず、誰ひとりセイレーンの歌声で死ぬことはなく、オデュッセウスたちは、セイレーンの近くを無事通過します。

アルゴナウタイ

アルゴナウタイがセイレーンの近くを通る際、オルペウスは、音楽でセイレーンの歌声に対抗します。

オルペウスのおかげで、アルゴナウタイは、誰も死ぬことなく、セイレーンの近くを無事通過します。

まとめ

ギリシャ神話のセイレーンは、半人半鳥(あるいは半人半魚)で、聞いた者を死に導く歌声を持つ怪物です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました